仙谷由人官房長官が、国民から信託され正統性のある自衛隊を「暴力装置」呼ばわり、辞任相当の失言だ

2010年11月18日 15時59分08秒 | 政治
◆「自衛隊は暴力装置である」-仙谷由人官房長官が11月18日の参院予算委員会で、自民党の世耕弘成参院議員の質問に答えるなかで、こう述べた。世耕参院議員が、「自衛隊を侮辱する発言だ」と追及されて、仙谷官房長官は「自衛隊は実力部隊だ」と訂正、謝罪した。だが、ついに左翼政治家の馬脚を表したのである。
 そもそも、国家権力の実力組織(自衛隊、警察、海上保安庁、麻薬Gメンなど)を「暴力装置」と言うのは、左翼であることの証左である。左翼政治学者が使う常套語であるからだ。それは、長らく権力から弾圧を受ける立場の左翼勢力が、敵である権力の本質を言い表すために用いてきたある意味で「恐怖と侮蔑」を込めた言葉である。
◆しかし、国民から信託を受けた正統性のある政権下の武装した実力組織は、「暴力装置」とは言わない。にもかかわらず、いかにも正統性のない剥き出しの暴力であるかのような「暴力装置」と言って憚らないのは、一国の最高権力者である総理大臣を補佐する女房役である立場を弁えていない粗雑な発言である。
 というのは、仙谷官房長官自身がいま、国民を「暴力装置」でもって国民を弾圧でき得る権力者の一人であるからである。その権力者が、国民の信託を受けて正統性を確保している自衛隊をまるで暴力団でもあるかのように「暴力装置」と言うのは、勘違いも甚だしい。左翼政治家であることを曝け出した仙谷官房長官の発言は、柳田稔法相の失言に続く
明らかに「失言」である。菅直人政権が、いよいよ末期症状を示し始めている。
◆この日のやりとりは、世耕参院議員が、防衛省が北沢俊美防衛相の意向を受けて、事務次官通達を出して、自衛隊施設での民間人による言論の自由を制限するかのような措置を下した問題を取り上げて行われた質疑のなかでの発言であった。
 防衛事務次官通達は11月3日に航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)が開いた航空祭で、自衛隊を後援する民間団体「航友会」の会長が行った挨拶がキッカケで出されたものである。北沢防衛相が激怒し、事務次官通達を指示した。通達には、民間人である会長の発言を「極めて不適切」と断じた上で①政治的行為と誤解されることを行わないよう参加団体に要請する②誤解を招く恐れがある場合は参加を控えさせるなどの対応を指示している。
◆なお、「航友会」の会長挨拶は、以下の通りであったという。
 「入間基地航空祭おめでとうございます。また、普段国防の任に当たられている自衛隊の皆さん、いつも大変ご苦労さまです。祝賀会の主催者として、一言ご挨拶申し上げます。本日は、極めて天気もよく絶好の航空祭日和となりました。これも國分基地指令の日頃の行いのなせるものだと思います。
 私も、随分昔から、入間基地航空祭には、参加をさせて戴いておりますが、このように天気がいいのは、あまり記憶にありません。本当に良かったと思います。
 さて、現在の日本は、大変な状況になっていると思います。尖閣諸島などの問題を思うとき私は、非常に不安になるわけであります。自衛隊は、遭難救難や災害救助が仕事だと思っている世代が増えてきています。早く日本をなんとかしないといけない。民主党には、もっとしっかりしてもらわないといけない。
他方で、戦後から日本の経済的繁栄などを思うとき、これらが先人の努力・犠牲によってなされたことを思い起こすべきであります。そのように考える時に、靖国神社に参拝するなどは当たり前のことだと思います。靖国神社には、日本人の魂が宿っている。菅内閣は誰一人参拝していない。これでは、日本の防衛を任せられない。
自衛隊の最高指揮官が誰か皆さんご存知ですか。そうです内閣総理大臣です。その自衛隊の最高指揮官である菅総理は、靖国神社に参拝していません。国のために命を捧げた、英霊に敬意を表さないのは、一国の総理大臣として、適当でない。菅総理は、自衛隊の最高指揮官であるが、このような指揮官の下で誰が一生懸命働けるんですか。自衛隊員は、身を挺して任務にあたれない。皆さん、どう思われますか。
 領土問題がこじれたのは、民主党の責任である。菅政権は冷静だと言われているが、何もしないだけである。柳腰外交、中国になめられている等の現状に対する対応がなされていない。このままでは、尖閣諸島と北方領土が危ない。こんな内閣は間違っている。まだ、自民党政権の内閣の方がまともだった。現政権の顔ぶれは、左翼ばかりである。みんなで、一刻も早く菅政権をぶっつぶして、昔の自民党政権に戻しましょう。皆さんそうでしょう。民主党政権では国がもたない」
この程度の発言を封殺するような防衛事務次官通達が、出されるようでは、自衛隊創設当初、吉田茂首相や槙智雄防大校長(初代)、慶応大学の槇教授を吉田首相の要請ににより推薦した小泉信三元慶応大学(東宮参与)が理想とした「市民の軍隊」実現は、夢のまた夢となる。
◆「自衛隊は暴力装置である」-仙谷由人官房長官が11月18日の参院予算委員会で、自民党の世耕弘成参院議員の質問に答えるなかで、こう述べた。世耕参院議員が、「自衛隊を侮辱する発言だ」と追及されて、仙谷官房長官は「自衛隊は実力部隊だ」と訂正、謝罪した。
 だが、国家権力の実力組織(自衛隊、警察、海上保安庁、麻薬Gメンなど)を「暴力装置」と言うのは、左翼であることの証左である。左翼政治学者が使う常套語であるからだ。それは、長らく権力から弾圧を受ける立場の左翼勢力が、敵である権力の本質を言い表すために用いてきたある意味で「恐怖と侮蔑」を込めた言葉である。
◆しかし、国民から信託を受けた正統性のある政権下の武装した実力組織は、「暴力装置」とは言わない。にもかかわらず、いかにも正統性のない剥き出しの暴力であるかのような「暴力装置」と言って憚らないのは、一国の最高権力者である総理大臣を補佐する女房役である立場を弁えていない粗雑な発言である。
 というのは、仙谷官房長官自身がいま、国民を「暴力装置」でもって国民を弾圧でき得る権力者の一人であるからである。その権力者が、国民の信託を受けて正統性を確保している自衛隊をまるで暴力団でもあるかのように「暴力装置」と言うのは、勘違いも甚だしい。左翼政治家であることを曝け出した仙谷官房長官の発言は、柳田稔法相の失言に続く
明らかに「失言」である。菅直人政権が、いよいよ末期症状を示し始めている。
◆この日のやりとりは、世耕参院議員が、防衛省が北沢俊美防衛相の意向を受けて、事務次官通達を出して、自衛隊施設での民間人による言論の自由を制限するかのような措置を下した問題を取り上げて行われた質疑のなかでの発言であった。
 防衛事務次官通達は11月3日に航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)が開いた航空祭で、自衛隊を後援する民間団体「航友会」の会長が行った挨拶がキッカケで出されたものである。北沢防衛相が激怒し、事務次官通達を指示した。通達には、民間人である会長の発言を「極めて不適切」と断じた上で①政治的行為と誤解されることを行わないよう参加団体に要請する②誤解を招く恐れがある場合は参加を控えさせるなどの対応を指示している。
◆なお、「航友会」の会長挨拶は、以下の通りであったという。
 「《入間基地航空祭おめでとうございます。また、普段国防の任に当たられている自衛隊の皆さん、いつも大変ご苦労さまです。祝賀会の主催者として、一言ご挨拶申し上げます。本日は、極めて天気もよく絶好の航空祭日和となりました。これも國分基地指令の日頃の行いのなせるものだと思います。
 私も、随分昔から、入間基地航空祭には、参加をさせて戴いておりますが、このように天気がいいのは、あまり記憶にありません。本当に良かったと思います。
 さて、現在の日本は、大変な状況になっていると思います。尖閣諸島などの問題を思うとき私は、非常に不安になるわけであります。自衛隊は、遭難救難や災害救助が仕事だと思っている世代が増えてきています。早く日本をなんとかしないといけない。民主党には、もっとしっかりしてもらわないといけない。
他方で、戦後から日本の経済的繁栄などを思うとき、これらが先人の努力・犠牲によってなされたことを思い起こすべきであります。そのように考える時に、靖国神社に参拝するなどは当たり前のことだと思います。靖国神社には、日本人の魂が宿っている。菅内閣は誰一人参拝していない。これでは、日本の防衛を任せられない。
自衛隊の最高指揮官が誰か皆さんご存知ですか。そうです内閣総理大臣です。その自衛隊の最高指揮官である菅総理は、靖国神社に参拝していません。国のために命を捧げた、英霊に敬意を表さないのは、一国の総理大臣として、適当でない。菅総理は、自衛隊の最高指揮官であるが、このような指揮官の下で誰が一生懸命働けるんですか。自衛隊員は、身を挺して任務にあたれない。皆さん、どう思われますか。
 領土問題がこじれたのは、民主党の責任である。菅政権は冷静だと言われているが、何もしないだけである。柳腰外交、中国になめられている等の現状に対する対応がなされていない。このままでは、尖閣諸島と北方領土が危ない。こんな内閣は間違っている。まだ、自民党政権の内閣の方がまともだった。現政権の顔ぶれは、左翼ばかりである。みんなで、一刻も早く菅政権をぶっつぶして、昔の自民党政権に戻しましょう。皆さんそうでしょう。民主党政権では国がもたない」
 この程度の発言にビクつくようでは、自衛隊創設当初、理想とされた「市民の軍隊」実現は、程遠い。どこからか「弁士中止!」を叫ぶ官憲の声が聞こえてきそうである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表が抱いていた政局観通り、永田町は風雲急を告げてきている

◆〔特別情報①〕小沢一郎元代表が、小沢支持派の新人国会議員らの懇親会に招かれて、域健康なところを見せている。菅直人政権が支持率急落中であり、政権末期症状を示してきている折から、新人議員たちは、「衆院解散総選挙」の可能性が高まってきていると情勢判断し始めているのである。総選挙ともなれば、やはり小沢元代表の指導力に頼らなくてはならないと考えているのである。

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第四篇 秘密結社フリーメーソンリー

第一章 総説

 日本知識階級に見る無認識……調査の困難

 フリーメーソン結社は、必ずしもユダヤ人のものではないと主張し、之をユダヤ運動に入れて説くのに賛成しない識者もあるが、筆者は之をユダヤ運動の重要なものと確信するから本書の中に収めたのである。而て之を詳説するとなると之丈で優に一巻を攻すのであるが本書全体の紙数の關係で之を一編に纏めて取扱ふことにしたのである。

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「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊

第4章 「道天地将法」の実践と応用

「鬼をやっつけたら今度は宝の山を持って帰って、村人に分けてあげる」

経営トップとスタッフは、一心同体で、信任と信頼が強固でなくてはならない。経営トップの最大の業務は、適時適切な決断をすることにある。それには、スタッフを呼んで、状況を碓かめる必要がある。経営トップは「適時適切な決断」をするために、常に心を砕き、全精力を傾注するべきである

 しかし、それだけではまだ不十分である。全責任を負う勇気がなくては、部下を統率することはできない。管理職などに行動の自由を与えた場合でもその結果に対する責任は、つねに経営トップが負わなくてはならない。この点について孫正義は、こう語る。

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