「本当にそんなに国民の反応は悪いのかな」という「裸の王様」菅直人首相の未来は、ほとんどなさそう

2010年11月16日 21時45分13秒 | 政治
◆日本海軍の事実上の創設者とも言うべき勝海舟が、著書「氷川清話」のなかで、「古今の人物論」と題して、冒頭「大人物の出現は百年後」として以下のように述べている。
 「全体大きな人物というものは、そんなに早く現れるものではないョ。通例は百年の後だ。いま一層大きい人物となると、二百年か三百年の後だ。それも現れるといったところで、今のように自叙伝の力や、何かによって現れるものではない。二、三百年もたつと、ちょうどそのくらい大きい人物が、ふたたび出るじゃ。そいつが後先のことを考えてみるうちに、二、三百年も前に、ちょうど自分と同じ意見を持っていた人を見出すじゃ。そこでそいつが驚いて、『なるほどえらい人間がいたな。二、三百年も前に、今、自分が抱いている意見と、同じ意見を抱いていたな。これは感心な人物だ』と、騒ぎだすようになって、それで世に知れてくるのだョ。『知己は千載の下に待つ』というのは、このことサ。今の人間はどうだ。一人もおるまいがノ」
◆勝海舟は、自ら生涯に出あった大人物について、2人挙げて、こう語っている。
 「おれは、今までに天下で恐ろしいものを二人見た。それは、横井小楠と西郷南洲(隆盛)だ」 
 この「氷川清話」は、晩年の勝海舟の談話を記録したものである。いまから、112年~113年前の1897年(明治30)~1898年(明治31)ごろ、東京赤坂氷川町の氷川神社の近くにあった勝海舟邸で、弟子などに囲まれながら行った座談を速記したものだという。
 明治維新から142年を経て、いまの日本を見ると、勝海舟が「今の人間はどうだ。一人もおるまいがノ」と嘆息したのと同じように、「一層大きい人物」は、一人もいない。みな、小者や曲者ばかりである。その代表者が、菅直人首相と仙谷由人官房長官である。姑息で小ざかしいことの連続である。
 中国の胡錦濤国家主席やロシアのメドベージェフ大統領らやはり姑息で小ざかしい国家指導者に小バカにされているわが姿にも気づかず、APECは大成功と自画自賛して憚らない。
◆朝日新聞社が11月16日付け朝刊で発表した全国世論調査結果によれば、菅直人内閣の支持率は27%で、前回調査(10月5、6日)の45%から急落していた。菅内閣を支持しない人は、64%が「実行力の面」を挙げている。外交への取り組みについては「評価する」11%、「評価しない」77%で、北方領土問題への対応は「評価する」10%、「評価しない」73%だったという。沖縄県尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり、衝突の場面を撮影したビデオを政府が一般公開していない判断について、「適切だ」が12%、「適切ではない」が79%。これらの結果から支持率急落の主な原因が、外交にあるのは、明らかである。
◆しかし、最も深刻なのは、「支持率は27%」という数字を突きつけられても、相変わらず「ノー天気」な菅首相の態度である。埼玉新聞が11月16日付け朝刊「第2総合面」(2面)の「フォーカス」欄で、「政権、責任論の拡大警戒性 余勢駆る自民に他党複雑」と題して、次のように報じている。
 「こうした中で菅直人首相の危機意識だけはあまり高くないよう。内閣支持率の急落について周辺に『本当にそんなに国民の反応は悪いのかな。いろいろ進展させたり、成果が出てきた部分もあるのに』という」
 首相執務室には連日、大勢の人々が訪れ、まるで洪水のようにさまざま報告する。だが、いずれもバイアスがかかった報告ばかりで、真実を伝える「生の情報」は、極めて少ないという。首相執務室は、皮肉にも「情報過疎空間」である。菅首相が、「本当にそんなに国民の反応は悪いのかな」と不思議がっているのが、「情報過疎空間」であることの何よりの証拠である。「裸の王様」の未来は、ほとんどなさそうである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
金屏風事件で知られる八重洲画廊の真部俊生元社長が、世界の有名画家の作品を売却したがっている

◆〔特別情報①〕かつて「金屏風疑惑」で画商界を騒がせた八重洲画廊の真部俊生元社長が、最近、長野県内の山奥に隠棲しながら、世界の有名画家の作品を売却したがっているという話題が流布されている。
 真部元社長が所有しているのは、シャガール、ピカソ、ルノアールなど超有名な作家のる作品ばかりであるという。

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 前章に於てユダヤ思想の陰性を叙するに方り、既に潜水艦式戦術を取ることを詳述した。之を具体的に言明せる一方式に、「ゼンタイル・フロント」と呼ぶものがある、即ち「他民族第一線主義」である。

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