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死ぬまで毎年IRONMAN HAWAIIに出るのが目標!体育2のironmaniaのroad to KONAな日々です!

2011 IRONMAN KOREA race report volume3

2011-08-13 12:03:04 | レースレポート
すみません間が空きました、再開です。

T2のテントで着替え。心拍は落ちてきたが暑さでもうろうとしてきた。
心拍管理しながらレースペース走出来るような状態ではない。
少しでも楽になりたいので心拍計のベルトを外してランスタート。

ランは中文リゾートからコンベンションセンター前を通り、
島一周道路に出てワールドカップスタジアム横で折り返して中文リゾートに戻るコースを二周。
2000年のアイアンマンアジアのランコースと似ているが、
あの時は島一周道路を2往復、
今回は中文リゾートのアップダウンが加わり、自身過去20回のアイアンマンの中では
トップクラスのきつさだ。

T2からコンベンションセンターへ下り、その先を登る。
登りでは、いきなり出だしから心臓が痛くなる程しんどくて、
走っているのか歩いているのか判らない状態。
苦しくてたまらなく、登坂途中の公衆便所で休んで水を被って冷やす。
お腹も下ってきたのでチュアブル胃腸薬を採る。
バイクでも二個採ったので、今日既に三個目。

島一周道路に出るとエイジ上位の選手が続々と折り返しから戻ってくる。
その中にもりさんも。大汗かきながらもいいペースで走っている。
ハワイに行くにはどんな条件のレースでも、きっちり自分の実力が出せるタフさが必要だ。

自分にとっては、とにかく今走れるペースを探るのが課題。
島一周道路も平坦ではない。
下りは重力に任せてスピードを上げ、登りは歩かないようにするのが精一杯。
10キロおきの距離表示なのでよく判らないが、いつも序盤はキロ5分弱なのが今日は6分オーバー。
脚はユルユルなのに、息苦しくてペースは上がらないは、
頭はもうろうとしてくるはで満足に走れたものではない。
去年やった笑いランで緊張をほぐしてリラックスして走ろうと思ったものの、
ここまでしんどいと、そんな余裕もなく、顔がひきつったまま走る。

正直、スイム、バイクで蓄積された遅れは、どう考えても挽回出来ないことは目に見えている。
それでも走り続けるのは何故…

自分には、同じroad to KONAを歩んできた仲間やライバルに、
体は負けても気持ちは絶対に負けたくないという意地がある。
だから今日この時までしのぎを削ってきたライバルが前に居れば、絶対負けたくない!
だからどんなに劣勢にたっていても、自分から敗けを認めてはアカンのや!

オチャピーさん、gejiさん、ハツさん、次々と折り返してくる仲間やライバル達とエールを交わしながら、自分に檄を入れていく。

1回目のワールドカップスタジアムをもうろうとしながら折り返し。
往路との合流地点過ぎて中文リゾートに降りるまで、長い登り。
きつい…殆ど歩いているのに近い位遅いジョグなのに心臓が張り裂けそうに痛い…
抜かれる一方で、もう一回ここに来るのかと思うと気が重い。

左折し中文リゾートへ一気に下る。重力に身を任せて転げ落ちる様に下る。
フィニッシュ手前を曲がって二周目。
再びコンベンションセンターの登り途中でトイレ、座って休んで水を被って冷やす。
島一周道路に戻りワールドカップスタジアムを目指す。

約2キロ毎のエイドに倒れ込む様に駆け寄り、ひたすら水を被って冷やし、飲んで食べて少しでもリカバリー。
しかし水、コルラ、ゲータレードにバナナ、クッキー、飴程度しかなく、お腹ももたれてくる。
一周近く残して最後の胃腸薬。あとは半分しか残ってないしそ梅チューブだけが頼り。

日が傾いてきた頃に二回目のワールドカップスタジアム折り返し。
あとは帰るだけ…と思うと少し気が楽になるが、まだ10キロ以上ある。
丁度11時間経った。10キロ1時間で12時間切りはアイアンマンであっても充分達成可能なペース計算だが、今日は極めて厳しい。
暑さでもうろうとし、脚も固まってきた、なんといってもこのコースだ。
それでも日が傾いてきたので諦めずに少しペースを上げる。

往路との分岐手前まで戻ると、二周目に入ったSNS仲間のポテさんとすれ違う。
初アイアンマンなのに、いきなり海外出張先からそのまま現地入り(もちろんバイクケースをお供に従えて)、
自分で宿やエアをブッキングするのはいいにしろ、レース翌日の昼一のフライトで
帰国って、そりゃ無理やろ~、
等と思ったりしたもんだけど、当のご本人はまだまだ元気なようで、要らぬ心配をしてました(笑)。
多分俺プラス2時間位でフィニッシュだろうか?

二周目の中文リゾート手前の登り。
もう全く走れる状態ではないのだが、これを登れば、あとは落ちるだけ!
根性で登り、一気に下る、
今日は満足に走っていないので、せめて最後くらいはとフィニッシュまでダッシュで下る。
花道に出て、皆の気合いが込められた日の丸を広げてフィニッシュ!

12時間13分…久々に12時間越えてしまった…
記録的には自分の中から消去したい位、屈辱的な数字だが、
記憶的には練習の追い込み方など、色々考えさせられる事が多いレースになった。

最後のダッシュで心臓が痛くなったので、しばらく休んでから会場へ。
ハツさん、見慣れないバイク引きずっていると思ったら、輸送中にフレーム折れちゃったんだとか…

満足なもの食べてないのでお腹が空いた。
スープ、パン、辛いカップ麺でチャージしてたらそろそろプラス2時間な頃。
ポテさん、そろそろ来るかね~?ってフィニッシュで暫し待ってたら読み通り来ました(笑)
無事フィニッシュ!お疲れ様でした。

着替えて片付けして、24時の最終フィニッシュを見届ける為に再びフィニッシュ会場へ。
会場で会ったMat's OKさんもいろいろあったようだが無事フィニッシュされたとの事。

完走者は皆勝者

アイアンマンポリシーを貫く事もM-dot教信者の務め。
24時、長い一日が終わった。

※写真は後日アップします。


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