昼間、2002IMハワイのDVDを見ました
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アイアンマニアにとって、つらい時くじけそうになった時、最高の良薬はやはりハワイのビデオ。これさえあれば完治です
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この年はティムとナターシャが勝った年でしたが、その影で忘れてならないのは、前年までプロで頂点を目指していたマーク・ヘルマンスの挑戦。
彼は前年ハワイで表彰台にのぼり、頂点を目指していましたが、スペイン・カナリヤ諸島で事故に逢い、下半身の自由が利かない身になってしまいました。
それでも不屈の精神でリハビリを続け、この年のハワイにPhysical challengeで出場。
ウェットスーツを着たレースNo6の彼は、キャノン砲が鳴った後、チームメンバーによって桟橋から海に放たれます。
下半身の自由が利かない彼の泳ぎは、当然下半身が沈んでいて、1年前まで同じ人がプロとしてハワイの頂点を狙っていたとは思えないような、お世辞にもうまいとはいえないものでした(丁度スイムで脚が沈んでいる人と同じ感じです)。
この年は沖合いの波が高く、彼も苦戦します。
何とかスイムフィニッシュ。しかし彼には次のバイクに移る体力は残っていませんでした…
数時間後、カイルア桟橋の横にあるフィニッシュゲートには、ティムを先頭に続々とアイアンマンがフィニッシュしてきます。
その歓喜のフィニッシュゲートの傍らで、マークは車椅子で彼らを称えていました。
昨年までは、彼が帰ってくる立場でした。それもまだ数人の足跡しかついてないフィニッシュロードに。
それを彼はどんな気持ちで観ていたのでしょう。ビデオでは祝福している彼の姿が映っていましたが、もしかしたら複雑な心境だったかもしれません。
特に彼はプロでした。走ってナンボの人でした。
トライアスロンをビジネス的にみると、オリンピックもありますが、やはり未だにハワイでナンボがステイタスとなり、その人の評価につながります。
丁度サッカーでも、オリンピックよりワールドカップ、ということがいえると思います。
そんな世界で走っていた彼が、翌年P.C.で走ろうとした勇気。
この年のハワイはこれに尽きると思いました。
観終わって思いました、俺、甘えてる…。
今は単に仕事が忙しくて、練習時間とやる気力がないだけ。
TA2年目の94年には胃の2/3を切除する手術を受け、1年レースを休み、最近では怪我で思ったように体が動かせなかったりしましたが、今は五体満足。
手術翌年、レース復帰し、今は某トップチームの指導者になっている方に「こんな身体でもアイアンマンになれますかね~?」って聞いてみたところ、「アイアンマンにはなれるかもしれないけど、(予選突破するには相当の抵抗力がないと練習に耐えられないから)ハワイはねぇ…」と言われたのが悔しくて、今までもがいてきたのを忘れていました。
びわ湖がなくなっても、NZや韓国へ、ハワイを追い求めて行きました。
その執着心を忘れかけていました。
本当にハワイに行きたかったら、まだまだやる余地はある。
そう思わせてくれたビデオでした。
日曜はバイク
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、短時間でも意識して乗ろう
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