goo blog サービス終了のお知らせ 

イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから6頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

合間に~ハンドリング勉強会。

2015年09月18日 | Weblog

8月は子犬のお世話・ショー・エリーの介護と、とても忙しかったのですが~その合間にはハンドラーの研修会にも参加しました。今年の先生はプロハンドラーの原田義雄氏でした。 原田先生は言わずと知れたトップクラスの先生です。テーマは 「ハンドリングに不可欠なアナトミー とそれを利用したハンドリング」でした。アナトミー わかりますか?解剖学です。


先生から渡された資料の一部です  ↓ ハンドラー資格者は、毎年受けているセミナーです。



犬の骨格の名称。歯の数 歯列。などなど・・・。3年前にも他の先生から同じような アナトミーの講座を受けました。ショーを始めた頃から、犬の骨格構成が大切なことは教えて頂いてきました。たとえば肩甲骨(けんこうこつ)と上腕(じょうわん)の長さが等しいことが理想。肩甲骨は平面に対して45度の角度が理想。何回か書いていますが、犬の体長と体高が等しい長さであることをスクエア 四角形です。と言いまして、多くの犬種は理想的とされています。上の図のたての赤い線とよこの青い線が引いてあります。それが等しいほどスタンダードです。イタリアングレーハウンドもスクエアが良いとされています書き始めるとキリがないですし~読んでくださってる方もスルーされるでしょうから、このへんにしておきます。


生まれながらにして理想的な骨格構成をした犬は、なんの努力もしなくてもキレイな歩様をします。恵まれた身体で生まれた子です。たとえば~人間にたとえると、自分の子供をスーパーモデルにしたいと考えても、ご両親の背が低くてふくよかさんだった場合、両親からの遺伝は受け継ぎます。隔世遺伝もありますが・・・普通は、生まれてきたお子さんが努力をしないとモデルへの道は難しいかもしれません。でも、外人の背が高くて足が長い男性と結婚したら、お子さんはその血を受けて、自分では努力をしなくてもスーパモデルに近づくかもしれません。タレントの、森泉さんや泉さんの妹さんのスタイルを拝見すると、遺伝ってすごいな!と思います。違った血が入ることによって骨格が変わってきます。それが血なのです。


話を戻します。 そんな生まれながらにして欠点のない犬はいません。 そこでハンドラーという職業が成り立つのです。先生曰く、骨の動きを変えることはできない! しかし~ハンドラーの考え方ひとつで、犬の動きは変えることができる!


う~ん!素人には難しいですよね。。。何度講義を受けても難しい。。。でも、そのことを文面ではなく実際の行動・動きで感じたことがありました。まず最初にエニオを引いて頂いたプロハンの先生です。 ↓



この先生M氏は犬を立たせるのが上手です。キレイに立たせてくださいます。当時私はレイラを引いていました。後ろで見ています。M氏にはとてもお世話になり、沢山教えていただきました。M氏の持論は、ショーを始めるなら犬の骨学を勉強しなさい! 犬は骨の構成で決まる。骨・骨・骨・骨~ と言うほどの骨フェチ でした。 懐かしい写真です。また、M氏は犬の心理学にたけた方です。ビビリな犬でも彼の手にかかるときちんと歩くようになります。その秘訣は⇒ヒミツだそうです(笑)そうです!簡単には教えませんよね。数年後ですが・・人見知りのルックがM氏と練習したとき、数分後にはきちんと歩いていました。その姿を見ながら、プロハンってすごいな!と感心したものです。


その後、M先生がショーに出られなくなったので、急遽私がエニオを引きました。 ↓



エニオ、嬉しくてルンルンです。5年前でした。しかし私はまだ未熟でエニオをうまく引くことができませんでした。そこでM氏の紹介でプロハンの原田先生に引いて頂くと ↓



動画ではないのでわかりにくいですが、私が引いたエニオとは別犬のようにキレイな歩様で歩きました。私は陰で見ていて感激しました。先生にお預けしたわけでなく、その日の当日引きですよ。エニオは原田先生に、この日初めて会いました。私はこの時にプロハンのウデ のすごさを実感しました。プロハンはオナハンにない知識とテクニックを持っています。まさにマジックハンドでした。プロハンという職業をすごいな!と認識しました。同じシーズンです。5年前でした。


その後、北海道でのショーは夏場だけですので終わってしまいました。秋から冬場~翌年の北海道でのショーまで、私の元でゴロロしているのももったいないと思いました。譲ってくださったブリーダーさんにも早く良い報告をしたいと、こちらのプロハンさんにお願いしました。先生はお願いするよりも先に、私のH・Pを見ていてくださったそうで、⇒はい!エニオくんを送ってください。と言ってくれました。 ↓



こちらの先生・宮家さんは、立ち振る舞いが美しくてほれぼれします。どの犬種を引かれてもすばらしいハンドリングです。この道の先輩曰く、プロハンに託すと言うことは、プロハンの顔を買うことです・・・とのこと。 そうですね。ジャッジにも知られている有名なお顔です。一般的には高い報酬が発生します。(しかし宮家先生、高くないです。余計な私語もしなくて紳士でした) まさにそのようなわけで、エニオはこちらの先生の元・・・2ヶ月も経たないでJKC・CHを完成しました。あまりに早く・・あっけなかったので拍子抜けしたほどです。それまでに私が四苦八苦して引いていたのは 何だったの???と思えるほどの出来事でした。


同じ時期・・私がオナハンで引いていたレイラが、北海道でのワンシーズンでC・Cカードを3枚頂くことができました。残りの1枚はメジャーカードですので、本州へ遠征にいかなければ獲ることはできません。チャンピオン完成だけが目的でしたら、上の先生にお願いしたほうが早かったのです。あと一枚。しかも本州にはメジャーカードが獲れる展覧会が沢山あります。


しかし~私はそれは致しませんでした。 それは、ショーの内側が段々と分かってきたこともありますが、自分の愛犬とともにショーを楽しみたい気持ちが強くなったのです。その気持ちから、その後レイラを連れて何回か関東に遠征にいきましたが・・・なかなかカードを頂くことは出来ませんでした。インターの大舞台ですからレベルが高いです。私たちはいつも、犬と一緒に泊まれるホテルを利用しましたので・・飛行機代などと合わせると高いお金がかかりました。多分、プロハンにお願いした方が金額的にはお安くすんだと思います。でも自分の手でCHを完成してあげたい気持ちが強くて、ネバーギブアップ です。一緒のホテルに泊まり、旅行できていると楽しんでいました。いつかは評価していただけると思い、頑張りました。その翌年、レイラは自分の手で初めてCHを完成することができました。嬉しかったです 誰の力も借りずに無名のオナハンが、自分の手で目標を遂げることが出来た。5年前のあの時の気持ちは決して忘れることはありません。


北海道ではハンドラー委員会の有志の方々が熱心に指導してくださっています。現在の委員長さんは熱心です。ジュニアの方からベテランの方々もセミナーに参加されています。自分のハンドリングを、これでいいや(^^)~できてるね!と思ったら、そこで終わりだそうです。そうですよね。もっと伸びたい~と思えば、努力することによってさらに伸びるでしょう。私ももっと上手になりたいです。ビデオを見ては反省しています。自分の悪いところを直したくても、なかなか直りません。上達することは難しいですですが、これからも勉強会に参加させていただき、今よりも上を目指します。


今日も読んでくださり、ありがとうございました。ワンクリックお願いしますねm(_ _)にほんブログ村 犬ブログ イタリアングレーハウンドへにほんブログ村にほんブログ村 犬ブログ ドッグショーへにほんブログ村m


 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オペラの成長 (^^) | トップ | やっと巡り会えたね~ルチア... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

Weblog」カテゴリの最新記事