雪解けとともに見えてきた、悲しい現実。
北海道の一戸建てでは、冬に室内を暖房するために灯油を使用します。灯油の消費量は半端ではないので、このような灯油タンク(?)が設置されています。
400Lが入ります。だいたい月に1度の割合で、契約している業者が(大きなミキサーカーというのでしょうか)配達してくれます。上に蓋があり、そこから注入です。この家が新築の時から設置してありました。
どっしりしています。多分50年~いえ永久に持つのでしょうか。ご近所で、灯油タンクを付け替えたという話は聞いたことがないです。
タンクを支えている土台。右側は普通ですが👇
左側は、哀れなことになぅています👇
土台が溶けています。この原因は、ワンたちのオシ〇コです。なぜか・・右側にはしないで、左側ばかりにします。それで20数年の間にこんなに浸食してくるなんて~驚きです今さらながらですが、上からカバーをかけることにしました。
浸食されても灯油タンクはビクともしないので、まだましなんですが・・・。フェンスも、すごいことになっていました。
上から見た感じはさほど問題ない。雪が溶けた当初は、隣の雪の重みで少し左側に傾いていましたが、段々とまっすぐに立ってきました。
近所の家にも同じように灯油タンクがあります。
問題は・・下の部分です。👇
サビているだけでなく・・溶けているというか・・なくなってきています。
サビていた部分が、溶けてきていました。ショック
去年あたりから、フェンスも傷んできたな。修理しなくてはいけないなぁ~と思っていたのですが。
雪が溶けてから改めて見ると、すごい浸食の悲しいすがた。ワンたちがよくチーをしている場所の傷み具合が激しいですが、それだけではないようです。
このフェンスは元々付いていませんでした。この家を購入した時、主人は転勤族だったので長く住むかどうかは まだはっきりとしていませんでした。ですからすぐに犬を飼わずに、新しい任地が決まるのを待っていた状態です。本州へ戻ることになったら、この家は投資として、他人に貸すつもりでいました。
しかし子供たちはここに引っ越す前に、何度も転園・転校を繰り返してきました。そして、転校をするたびにイヤな思いをしてしてきました。もう転校するのはイヤだと泣いていました。
それで私たちは子供のために、この家に永住することに決めました。私と子供たちはこの家に住み、主人は新任地へ何度も単身赴任をしました。
そのように決まってから、やっと念願だった犬を飼うことにしました。
犬を飼うなら、庭にフェンスを付けないとワンはどこかに行ってしまう。だからフェンスを付けなくては庭の意味がない!となりました。
業者に見積もってもらったところ、北海道は雪の重みでフェンスはすぐに倒れるので、本州のような飾りのようなフェンスではダメとのことでした。
ちなみに本州でよく見かけるフェンスです 👇このフェンスは見た目もキレイでコスパも良くてお手頃価格でした。
しかし、このフェンスだと雪が積もれば、数年で倒れてしまいます。北海道では通用しないのでこのフェンスを使っている家はないです。キレイな木目のフェンスも強度にかけるため、雪でつぶれたり色落ちをします。と言われて、結局は北国仕様の鉄骨鉄筋のフェンスを注文して設置しました。素人の手作りでは数年で壊れますから。
皆さんは雪の怖さをご存じないでしょう。長く積もった雪は、雪ではなく氷のかたまりです。恐ろしい凶器にもなります。私は何度か、怖い経験をしました。庭の灯油タンクの上にも雪が沢山積もります。1mを超すと雪かきが必要です。私は灯油タンクの雪かきをしたときに⇒ ずぼっ!と埋もれてしまい胸の位置まで埋もれてしまいました。足のほうは氷の塊になっていて・・身動きができなくて・・そこから這い上がるまで四苦八苦しました。その頃はまだ若かったので体力はありました。
しかし身体は凍傷のようになり、部屋に戻ってストーブの前で暖まりましたが、しばらくは放心状態でした。これが雪山・スキー場の獣道だったら死んでしまうと思ったほどでした。
業者がおっしゃるように、庭のフェンスは特注で頑丈な資材で作っていただいたので、とても丈夫で20数年間びくともしなかったのですから、優秀なフェンスでした。フェンスを支えるための支柱は、手掘りで土を掘ってコンクリートを流し込み土台を埋め込んでいます。土台がしっかりしていないと、すぐに壊れます。
でもやはり寿命はきますね。この溶け具合から考えると、修理ではなくて新しく作り直しになると思います。20数年前でも高い資材を使ったので・・きっと現在では2~3倍の価格でしょう。そのために貯金しています。
現在はネットで調べることができるので、色々と調べながら考えていきます。幸い、フェンスはガッチリとしていて今のところ問題はないです。ワンたちは毎日、お庭でリフレッシュしています。