失礼な題目ですみません。動物を取り扱って営業している者・・ペットショップ・ホテル・トリミング・訓練所・老犬ホーム等の事業所の責任者は、年に一度の研修会を受けなくてはいけません。それを怠ると、１００万円以下の罰金です。１００万円～
なんと厳しい罰金(@_@) しかし～毎年受けている方々なら感じるでしょうけれど・・そんな罰金を支払わなくてはいけないような重要な内容の研修ではないのですよ。決まりですから・・仕方ないな！としぶしぶ受けている方も多いでしょう（私がそうです・すみません）市の職員の方が、動物法令の条文を、淡々と読み上げるだけの講義もあります。そのような講義のときは・・居眠りをしている方もいます。
最初の２～３年は、どんなにタメになる講義をしてくれるのかな？と期待していましたが・・研修会制度が始まって１０年です。１０回も聞いていると、分かりきった当たり前のことばかり
３時間半の長い講義です。しかも～研修費は有料です。おまけに会場の駐車場が使えなくて、近隣の有料駐車場を使わなくてはならず//会場までの行き・帰りのアクセス時間を合わせると５時間は要するのでストレスです。札幌は大都市なので、登録証を得ている業者が６００人います。ですので、事前に連絡が来まして、一回で１５０人の講習となります。希望の日を予約して受けています。一度に会場には入れないので４回に分けて行われています。_sup/}
毎年、この日はストレスでしたが～今年はちょっとはタメになりました。
今回授業の中に、NPO法人 しっぽの会の講座がありました。これは本当にお聞きすることができて良かったです。犬を里親さんにお渡しするに当たっては誰でも良いわけでなく、条件をクリアできた方へのみ。一度傷ついたワンちゃんです。二度と傷つけてはいけません。そして譲渡に当たっては、ワクチン・マイクロチップを挿入。去勢＆避妊手術をすること。などの審査があります。
札幌にしっぽの会があることは知っていました。飼い主に事情があり飼えなくなった犬の里親さんを探していると聞いていました。しかしその程度の知識しかなく、具体的にどのような活動をされているのか？までは把握できていませんでした。今回の講義で詳しくお話を伺うことができて、頭が下がる思いでした。
札幌市がここ数年、動物管理センターでの犬の殺処分ゼロであることは、こちらのしっぽの会の皆さんの、たえまない大きな努力のおかげであることも分かりました。
書けばきりがないですが～石狩市で７０頭のマルチーズ犬が保護されたこと。そのほとんどが、マルチーズとは分からないくらい犬の原型をとどめていなかったこと。雑巾のようだったそうです。近親交配をしていたようで、病弱な子が何匹も居たそうです。妊娠している女の子もいたそうです。その全犬達を綺麗に洗いトリミングして、病気がある子は治療して⇒ 幸せにしてくれる新しい飼い主を探したそうです。時間がかかったとおっしゃっていました。
それ以外にも、元の飼い主に虐待されて人間不信になっている犬達の保護。それらの一ひき・一ひきの話を聞くたびに・・・切なくなって目頭が熱くなりました。わたくし、その現場をパピーミルで実際に見てきているので知っているのです。可哀想
では済まされない現場です。でも第三者が助けることができないのです。私の犬ではないので、その人に文句も言えなかったです。
元の飼い主に虐待を受け人間不振になっているワンちゃんを、しっぽの会さんが助け出し～新たな優しい飼い主さんとめぐり合ったお話も伺いました。その子は みーちゃんというお名前を付けてもらい幸せに暮らしているそうです。みーちゃんとそのご家族が（３人+ワンで）楽しそう走っている写真を見て、良かった～
と涙がこぼれました。このような話には弱いです。涙があふれてしまい・・止まらなくなって下を向き、周りに気づかれないようにティッシュでぬぐいました。
動物も、幸せになるために生まれてきているはずです。人間の都合で捨てられたり虐待されたりでひどい話です。このような弱い立場の犬たちを保護し、幸せになるための橋渡しをしているボランティアの方々にお話を聞くことができて、久しぶりに実りのあった研修会でした。
そして私は迷わず思いました。私～個人の力では何もできないけれど・せめて募金だけはしていこうと。これから私の子犬を飼ってくださる方々から頂くお金の中から、ほんの一部ですが、志として
こちらのしっぽの会に寄付させていただこうと
心の中で誓いました。
失礼ですが、世の中には動物愛護を名乗った団体がたくさんあります。しかし、その団体がしっかりとした組織でないと、どのように使われるのか分からないので寄付をする気持ちにはなりません。残念なことに、怪しい団体があることも確かです。私が今までに寄付をしてきたのは、北海道盲導犬協会だけです。こちらはわたしの家の近くに存在していて、スタッフの方々が、ラブラドール犬を連れて訓練している姿を時々見かけています。見かけるたびに心の中でエールを送ってきました。氷点下の寒い冬。雪道でも訓練をされています。犬もスタッフも頑張っていらっしゃいます。こちらの収入源＆活動費も、皆さまからの募金が主だそうです。そうですね～北海道では雪が降るのは当たり前です。雪が降っても飼い主と一緒に出かけなくてはいけません。生活をしていく上ではね。
そのようなわけで、今年の研修会は学ぶことができました。北海道・NPO法人 しっぽの会さん。応援していきます。
今日
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