イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

巣立ったあとも・・・<(_ _)>

2010年11月01日 | Weblog

我が家から巣立ったシュナのウィル君のママさんが、ウィル君の写真集を作ってくださいました。そして・・・私にも一冊プレゼントしてくださいました。シュナウザーは居なくなりつつあるわが犬舎です  初代のディジー・・2代目のティアラ・・今も元気なウィル君のお母さん犬エリー。。。シュナちゃんは飼い主への愛が深く、とても元気な犬種です。シュナちゃんの写真は、うちにはあまりありませんので、良い記念になりました。ウィルママさん、ありがとうございました 

ウィル君を迎えてくださってから5年たちます。ウィルママさんは、今でも時々メ-ルを下さったり、躾の悩みなどを聞いてくださいます。ありがとうございます。わん育ては、そのお家の家族構成や飼い方によってちがってくると思います。何の悩みもない人もいれば、まじめに悩むかたもいらっしゃるでしょう。 私が一つだけ自信を持って言えるのは 犬が飼い主を尊敬していれば(犬よりも上の存在と認めていれば)犬は飼い主の言うことを聞き従います。

そのためには、飼い主が犬を心から愛していることが伝わらなければいけません。いつも話しかけて、アイコンタクトを取ること。いつも身体を触り、可愛いね~いい子だねと愛情表現することです。自分の機嫌で可愛がったり・・嫌がったりしてはいけません。夫婦喧嘩の愚痴や他人の悪口を犬につぶやいてはいけません。わんは飼い主が言っていることが分るので、イヤなことばかり言っていると、不安げ・情緒不安定な性格になります。犬は飼い主に似てきます。

毎日規則正しい生活を犬に送らせることです。犬は体内時計があるので、時間や曜日まで分るといわれています。

ウィルママさんも一生懸命に育ててくださっています。お留守番が寂しいかも と犬の保育園にも預けてくださったりしています。でも、それなりに悩みというか、どうすればよいのか困ってしまうこともあるそうです。それで、参考になればと書かせていただくことにしました。

ウィルママさんはこの夏、すごく仕事が「忙しくて、家に帰るとクタクタになっているので、なかなかウィル君にかまってあげる時間がなかったそうです。そんな日が続と、それが犬にも伝わるのですよ。ウィイル君はママにかまってほしくて、いつもはしない行動を起こしたのです それは、夜中に起きて お散歩に行こうよ~ とママをしつこく起こすそうです。そんなことが何日か続き、疲れていたママさんは困ってしまって・・・お散歩すればよいものか~ オシッコをしたくて(お散歩に行く)起こしているのではなさそうだし~とメールをくださいました。

私はすぐにピーンときました ウィル君は、忙しそうにしているママの姿を見るのが悲しかったのですよ。ウィル君はひたすら~ママの帰りを待っている。ママが帰ってくる瞬間が一番好き  なのにママは疲れていてかまってくれない→ それがストレスになっていたのですね。だから自分のことを愛しているのか?愛情を確かめたくて・・・夜中に起こす行動をしたのです。ママがどんな反応を示すのか?愛情を確かめたかったのです。 実際にお散歩してほしかったわけではないと思います。

夜中に起こされれば、誰だって不機嫌になります。でも・・・決して、ウルサイ 早く寝なさい と怒ってはいけません。逆効果です。そのような態度を取ると、犬は、自分は愛されていないと受けとり・・・反対にもっと気を引こうとして、さらに違うワルサをします。 怒ってガツンとやっても、その場しのぎで何に解決にもなりません。翌日にはまた同じことをします。

では、どうすればよいか~ それは犬の心を満足させることです。犬の問題行動は何か原因があるからです。ウィル君の場合は、寂しさのストレス+ママの愛情を確かめたいのです。ですから、夜中に起こされた時は、怒るのではなく、反対に よしよし、寂しかったね~遊んであげなくてゴメンネ~夜中はお散歩に行けないけど、今度のお休みにたくさん遊ぼうね~ウィルは良い子だよ~ とたくさん抱きしめてあげてスキンシップをし、ママはあなたが大好きよ と話しかけ、愛していることを十分に伝えることです。 犬は人の言葉を理解します。 それを繰り返すと犬は、ママは自分の事を放置してなかった。愛してくれている~ と感じ、段々と問題行動をとらなくなります。一匹だけで飼われ・・お留守番の長いわんちゃんは、想像以上にストレスが溜まるものです。

そのことを助言させていただくと、ウィルママさんからすぐにメールが入りました。彼女は最初、夜中に起こされたときに怒ってしまったそうなのですよ  それからはたくさんスキンシップをして、たくさん話しかけていたら~ウィル君の様子がが段々と変わってきたそうです。寂しかった心が満たされてきたのですね。よかったです~

そして、もうひとつお伝えしたいことです。私たちは人間です。犬よりも上です。 

よく、犬が起こした行動に対して、真剣になって叱っている人を見ますが・・・人が犬のレベルまで下がって、犬に真剣に怒っても、犬はガミガミ怒られていることは分りますが、そのあと・・ではどうすればよいのか?分りません。人のほうが上なのですから、人が犬にこうすればいいのよ~と教えてあげなくてはいけません。怒るだけで、教えないのであれば→覚えるはずがありません。怒られてばかりでは性格の悪い子に育ちます。人の子供と同じです。教えるということは、うまくできたときに褒めるのです。

また、この子はいつもそうなんだ~と決めているように話している方がいますが・・・それは、飼い主が教えることをせずに、しつけをすることを諦めているように感じます。子犬は、素のままの状態で新しいお家に行くわけですから、そのお家でのルールを教えてあげるのが飼い主の仕事です。

犬は都合の悪いこと・叱られたことは忘れるのは早いですが・・・褒められたことはいつまでも覚えています。嬉しいからです。私はおトイレでオシッコをしている子を見ると、毎回褒めます。できて当たり前のことですが~犬達は嬉しそうなお顔をします。ほめ上手が育て上手です

犬は尊敬できる上の人から指図をされ・・それに従い、うまくできたときに褒められることに至福の喜びを感じる動物です。その犬の習性をうまく生かして・・・ 9褒めて 1叱る のしつけが理想です。

コメント (4)
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