ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.4.11 エンハーツ13クール目、さらに減量9回目投与後11日目のこと いつのまにか終日大忙し

2021-04-11 22:34:14 | かつら

 今日だけはちょっぴり寝坊を死守した日曜日である。目覚ましが鳴るまではとベッドで粘っていたかったけれど、腹痛で目覚める。今回は便秘がないためマグラックスのお世話にもならず、今のところ順調なお通じである。

 のろのろ起き出して洗濯機を廻し、布団カバーを替える。朝食を済ませ、待っていたメールに返信する。2回目の洗濯は、夫と私のニット類等。厚手のニット類をようやく収納して衣替えが一歩進む。それと合わせて、息子が置いて行った大量の衣類でおそらくもう着ないであろうものを断捨離しつつ、ベランダで洗いあがった洗濯物を干す。

 夜、来週の瞑想ヨーガの音声チェックの打ち合わせがあるので、事前準備。夫と私のスマホやタブレット、PCを駆使して、家内Zoomミーティングを開き、別々の部屋から音声チェックをすること数時間。
 ああでもないこうでもないと環境を変えながら、一番良い音響になる組み合わせを探す。音の余韻が命ともいえるリン等の音は、Zoomにすると途中で消えてしまったり、変にエコーがかかってしまったりと残念なことになっている。リアルに勝る状況が出来るわけはないのだけれど、なんとかならないかと色々試して、夜の打ち合わせでベストなものをお届けしたい、と夫も巻き込んでランチもそこそこに頑張った。

 そうこうしているうちに予約した美容院に出かけなければならない時間になり、大慌てで身支度を整え、最寄り駅まで買い物を頼んだ夫と出かけた。
 予約時間より10分ほど前に到着。すぐに案内されるが担当のJさんの姿がない。検温やメディカルチェックをして施術中のマスクを付け直しながら、どうしたのかと思ったら、ちょうど休憩で出かけているとのこと。
 5分前に戻ってこられて、お久しぶりです、とご挨拶。

 入り口付近の椅子にすわったままでかつらを外すのは勘弁してもらって、一番奥の席に衝立を立てて移動してから素頭になる。サイドの抜けずに済んだ毛はひょろひょろと大分伸びて、かつらからはみ出しそうになっているが、それを生かすことも出来ないので、ひとまず一番短い長さのトップのあたりに合わせるようにカットしてもらうことに。

 クリクリ坊主のさっぱりベリーショートになった。Jさん曰く、頭の形が頗る良くて、そのままウィッグを被せる人頭台のようなので(本当かしら!?)、美容師的にはこのスタイルも大いにアリ、だそうだ。
 けれど、「さすがにこのヘアスタイルでデビューしてしまったら、今持っている洋服が全部着られなくなりそう・・・」と言ったら、「確かに」ということに。いずれにせよあと3か月ほどして、真夏前にかつら卒業出来ればというのが今の希望だけれど、前髪はサイドやバックと同様の速度では生えてこないだろう。

 それにしても4回脱毛して、4回とも毛質が変わりましたね、と20年以上お世話になっている彼女から言われると確かにそうだ。もともとの地毛は真っ黒く太く剛毛で、雨が降ると広がるボリューミーなものだった。
 それが2008年のタキソテールで完全脱毛。次に生えてきたのはクリンクリンにカールした猫っ毛で、伸びてもスタイルが上手く決まるまでかなりかかった。
 続いて2回目は2012年のECでまたしても完全脱毛。この時は初回ほどではなかったけれど、かなりひょろひょろでコシのないペタッとした毛質になった。
 3回目の脱毛は一昨年2019年のハラヴェン。完全脱毛はせずに、落ち武者のようにサイドが残ったみすぼらしい脱毛だった。ようやく昨年3月まだ完全な状態ではなかったものの、かつらを卒業した。

 それから僅か半年もせず2020年、4度目の脱毛、それが今回のエンハーツである。それまで3回の脱毛は初回投与だけであっという間に完全脱毛、ないしはかつらを被らなければ外出出来ない状態に至ったけれど、4度目の今回は、7月から4回の投与で毎度毎度ヒョロヒョロと抜け続け、9月になって漸くかつらデビューと相成った。

 Jさんが言うには、3回目から4回目の脱毛期間が短かく、抜けた毛がしっかり元通りにならないまままた脱毛したので、毛根がかなり困惑しているのではないかとのこと。当初の髪の毛に比べて正反対の毛質になったようだと仰る。まあ、致し方ないけれど、こうして人生のうちに4度も脱毛する人などそう多くないだろう。
 そんな状態でも、こうして頑張ってまた生えてきてくれた私の髪の毛。白髪も全くない。頑張っていると褒めてあげたい気分である。

 今の髪の毛の長さだと、シャンプーの後、頭皮を詰まらせてしまう恐れがあるので、コンディショナーは使わなくて良いとのこと。シャンプーだけでこの短さなら、洗うのも乾かすのも本当に楽チンだ。
 半年以上ぶりで人様からシャンプーしてもらい、マッサージしてもらい、右肩が特に凝っていますね、と言われながら懐かしくも心地よい小一時間を過ごせた。
 「次回の予約はどうしますか。」と訊かれ、「治療のスケジュール等もあるし、また3か月後を目途に連絡します。」とサロンを後にした。いずれにせよ夫がずっとお世話になっているし、連絡を取る手段には事欠かない。

 コロナ禍前は施術後のお茶のサービスがあったけれど、今はそれも中止。ずっとJさんとマスク越しにお喋りをしてすっかり喉が渇いたので、駅前のカフェで急いでカフェラテを飲んでから、昨日と同じ時間の電車に乗って最寄り駅に戻り、ヨガスタジオへ向かった。

 今日参加したのはA先生のアロマビューティヨガのクラス。スタジオに入ると一杯に漂う香りに癒される。
 今月の香りはゼラニウム、ユーカリ、レモングラスのブレンドとのこと。頭で考えずに直観を大事にしながらゆっくり身体を動かしていきましょう、とのガイドで気持ちよく丁寧に身体を動かすことが出来た。
 たっぷり汗をかいてさっぱり。シャンプーしてもらったばかりだけれど、さっと洗い流して帰宅の途に就いた。

 帰宅後はまたしても夫が用意してくれた夕飯を摂り、昼間頑張って準備を重ねた音質チェックのミーティングに臨んだ。
 15分の予定だったけれど、おかげさまで5分でOKが出た。これでダメ出しだったらもうお手上げだったので、ほっとした。労を惜しまず全面協力してくれた夫のおかげであり、相変わらず頭が上がらない。

 当初は夕方から美容院とヨガスタジオに行くだけの予定だったけれど、思わぬ音質テスト等で気づけば朝から大忙しの一日となってしまった。余裕で楽勝のんびり出来る日曜日!のつもりだったけれど、叶わぬこととなり残念。でも、まあ何はともあれ、準備が大切、を痛感した日曜日であった。
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