昨夜、温泉から戻った後、夫はあっという間にマスクをかけて(鼾防止策だそうだ。)眠ってしまった。私もかなり眠かったが、隣で息子がスマホを見ていたので、真っ暗にしてもらうわけにもいかず。そうこうしながらも、日付が変わる前にはなんとか眠りに落ちることが出来た模様。
5時半頃お手洗いで目が覚めたけれど、温泉には入れるのは6時から。部屋から結構距離があるので、どうしようかと逡巡しつつベッドでうだうだするうちになんとなくまたウトウトしたようだった。
モーニングコールで起き出し、外を見ると、ショック。ポツポツと雨が降っている。昨日の夕焼けはなんだったのだろう。テレビの天気予報では曇り、午後の降水確率は40%だと言っているのに。いつもはよほどのことがない限り旅には折りたたみ傘を持参するのだけれど、今回は夫がわざわざ現地の天気予報を印刷して「晴れ、大丈夫!」というのであえて持ってこなかった。晴れ女の力及ばず・・・である。
足湯もせず身支度を終え、寝坊助息子を起こして、朝食会場へ向かう。
混雑しており、10分ほど待ったか。テーマパーク隣接のホテルだけあってちびっこ連れの家族が大半。私達は家族とはいえ、その中ではかなり珍しい大人3人組である。お腹を壊すのが心配なので、食べ過ぎに注意しつつ、ゆっくり朝食を終える。ひとまず今朝は下痢を免れている。
部屋に戻って態勢を立て直し、バスの時間をチェックしてからロビーに降りる。フロントで傘を借りようとしたところ、「売店で買ってください」と言われ、しょんぼり。急ぎ売店に行くと、ビニール傘が飛ぶように売れている。3本なんとか掴んで購入し、ホテル前のバス乗り場へ走った。
今回ゲットしたデジタルフリーパスは4日間区域内の電車は乗り放題、特急も4回乗車可能、さらに色々なアトラクション、観光施設の入場料もついた優れモノである。
まずは2駅先の終点、賢島まで贅沢に特急で移動する。やはり傘なしではちょっと歩けない雨降りである。
ここは息子が数年前に来たばかりなので詳しい。20年近く前に家族揃って訪れているのだが、情けないことに私は殆ど思い出せない。駅前には息子がその時ランチをしたという、彼と同じ名前のお店も。
息子お薦めの英虞湾遊覧・エスパーニャクルーズへ向かう。スペイン語で“希望”を意味するエスペランサ号は芦ノ湖の海賊船に似た250人乗り3本マストの帆船。大航海時代のカラック船をモチーフにしているそうだ。30分ほど待って傘を差して乗船場に向かう。湾には海猫が優雅に泳いでいる。夫が2階の特別船室に行こうとプラスアルファの乗船料を奢ってくれた。クラシカルなインテリアに囲まれて快適な船旅である。真珠の養殖場や2016年の伊勢志摩サミットの舞台となった豪華ホテルなどの説明もあり、50分のクルーズのラストには真珠モデル工場見学付き。養殖真珠の核入れ作業の実演を見せて頂き真珠製品を眺めて下船した。
駅前には明治38年創業の由緒正しき真珠店があった。店内はとてもクラシカルで素敵。買い物には踏み切れなかったけれど、すっかり目の保養をさせて頂いた。4月には東京で展示会もあるという。
次なる目的地は飼育種類数日本一、日本で唯一ここだけで飼育しているジュゴンに会える鳥羽水族館である。再び賢島から特急で鳥羽駅を目指す。駅には明日乗車する予定のしまかぜ、赤い伊勢志摩ライナー、ビスタカーが3台並んでいて壮観。鉄男の息子は当然そこで3台バックに写真撮影である。特急発車時間まで30分ほどあったが、駅ナカにあったサミット記念ホールを見学。各国首脳の直筆のサイン等が見られてなかなか興味深かった。それにしても3年半前から続投しているのは我が国とドイツの首相くらいか。ちょうど良い時間調整が叶った。
特急に乗ること30分弱。お昼は鳥羽に到着してから、ということで小腹を満たすために夫が買ってくれた名物赤福と伊勢茶で車中人心地つく。この頃には空がやや明るくなり、雨が大分小やみになってきていた。うーん、ビニール傘3本ただの荷物になり下がるのはちょっと微妙である。
水族館までは徒歩で10分ほど。途中鳥羽湾めぐりとイルカ島を巡るクルーズ乗り場もあり、こちらもデジタルチケットでOKだという。気にはなるが残念ながら最終便は早く、両方欲張るのはちょっと無理そう。
昨日パルケエスパーニャが余りに空いていたのですっかり高をくくっていたが、水族館はかなりの混雑でびっくり。雨が止み、皆お出かけに繰り出したといったところか。
まずは館内のレストランでランチ。14時近いというのになお列を作っていた。暖かい天麩羅うどんを頂き、見学開始である。順路のない水族館ということで、どこから見てもOKである。息子についてコーラルリーフダイビング、伊勢志摩・日本の海ゾーンの見学を続ける。
いつかも書いたけれど、水族館が好きである。ぼーっと魚のお腹を見上げているとなんだかとても癒やされる。けれど今日はとにかく人が多く、ちびっこたちの熱気が凄くてかなり疲労困憊。
初めて見たスナメリの噴気孔が開くのは実にインパクトがあったし、ラッコの仕草は相変わらず可愛い。パンダイルカ(イロワケイルカ)も気持ちよさそうに泳いでいたし、ペンギンたちの動きはいつもながらキュート。セイウチの牙の立派さにものけぞった。
そして、なぜにあの生き物を人魚と間違えたのか、人魚伝説のモデルとされるのがいまいちよくわからない風貌のジュゴン、齢34歳というセレナちゃんに会えたのも嬉しかった。大量の草をお食事中だったのだが、じっと待っていたらしっかり顔を拝むことが出来た。小さな目、○を二つ描いた鼻の穴、なんともユニークな顔つきである。呼吸するときには内方向に穴が開く仕組みだそうだ。上手く出来ている。
海獣王国ゾーンを見る頃にはかなりぐったり。お茶して一休みしたい夫と私に反して、息子はジャングルワールドやら奇跡の森やらのゾーンへとどんどん歩き続けていく。更に古代の海ゾーンにも行くと言うけれど、閉園まで30分もなく、私達夫婦はお茶しながら息子一人で廻ってもらうことに。元気一杯の23歳に付き合うのは病弱の身、なかなか大変である。
残り5分でショップに駆け込みお土産を買って、さて帰ろうとしたところ、出口ではフクロウに触れさせてくれている。フクロウカフェでそのモフモフを楽しんだ息子に薦められて、私もちょっとなでなでさせてもらった。可愛い。本当にふわふわでびっくり。すっかり興奮しつつ最後の贈り物に満足して水族館を後にした。
あたりはもう暗くなり始めている。ホテルの灯が海に映って綺麗である。
帰りの特急の時間まで30分ほどあったので、駅前でおやつやら何やらを買い込んで、再び特急で鵜方駅まで戻ってきた。
既にパルケエスパーニャ閉園時間から1時間を過ぎているので、路線バスは最終便が終わっている。タクシーがいなかったらどうしようと不安だったが、1台待っていてくれてラッキーだった。10分ほどで順調にホテルに戻り、無事部屋に戻ってきた。
今晩は和食レストランで夕食。お寿司懐石を頂き、伊勢エビの活け造りを夫が追加でご馳走してくれた。思わず息子は動画を撮っている。お刺身を愉しんだ後は、赤だし味噌汁にして頂けた。伊勢物語という地酒を飲んだ二人は赤い顔で今日もご機嫌。
今日も温泉の大きなお風呂へ。露天風呂にサウナ、打たせ湯も寝湯もとコンプリートしてきた。後は眠るだけ。
明日は出発までパークで遊んでから帰京する予定である。
5時半頃お手洗いで目が覚めたけれど、温泉には入れるのは6時から。部屋から結構距離があるので、どうしようかと逡巡しつつベッドでうだうだするうちになんとなくまたウトウトしたようだった。
モーニングコールで起き出し、外を見ると、ショック。ポツポツと雨が降っている。昨日の夕焼けはなんだったのだろう。テレビの天気予報では曇り、午後の降水確率は40%だと言っているのに。いつもはよほどのことがない限り旅には折りたたみ傘を持参するのだけれど、今回は夫がわざわざ現地の天気予報を印刷して「晴れ、大丈夫!」というのであえて持ってこなかった。晴れ女の力及ばず・・・である。
足湯もせず身支度を終え、寝坊助息子を起こして、朝食会場へ向かう。
混雑しており、10分ほど待ったか。テーマパーク隣接のホテルだけあってちびっこ連れの家族が大半。私達は家族とはいえ、その中ではかなり珍しい大人3人組である。お腹を壊すのが心配なので、食べ過ぎに注意しつつ、ゆっくり朝食を終える。ひとまず今朝は下痢を免れている。
部屋に戻って態勢を立て直し、バスの時間をチェックしてからロビーに降りる。フロントで傘を借りようとしたところ、「売店で買ってください」と言われ、しょんぼり。急ぎ売店に行くと、ビニール傘が飛ぶように売れている。3本なんとか掴んで購入し、ホテル前のバス乗り場へ走った。
今回ゲットしたデジタルフリーパスは4日間区域内の電車は乗り放題、特急も4回乗車可能、さらに色々なアトラクション、観光施設の入場料もついた優れモノである。
まずは2駅先の終点、賢島まで贅沢に特急で移動する。やはり傘なしではちょっと歩けない雨降りである。
ここは息子が数年前に来たばかりなので詳しい。20年近く前に家族揃って訪れているのだが、情けないことに私は殆ど思い出せない。駅前には息子がその時ランチをしたという、彼と同じ名前のお店も。
息子お薦めの英虞湾遊覧・エスパーニャクルーズへ向かう。スペイン語で“希望”を意味するエスペランサ号は芦ノ湖の海賊船に似た250人乗り3本マストの帆船。大航海時代のカラック船をモチーフにしているそうだ。30分ほど待って傘を差して乗船場に向かう。湾には海猫が優雅に泳いでいる。夫が2階の特別船室に行こうとプラスアルファの乗船料を奢ってくれた。クラシカルなインテリアに囲まれて快適な船旅である。真珠の養殖場や2016年の伊勢志摩サミットの舞台となった豪華ホテルなどの説明もあり、50分のクルーズのラストには真珠モデル工場見学付き。養殖真珠の核入れ作業の実演を見せて頂き真珠製品を眺めて下船した。
駅前には明治38年創業の由緒正しき真珠店があった。店内はとてもクラシカルで素敵。買い物には踏み切れなかったけれど、すっかり目の保養をさせて頂いた。4月には東京で展示会もあるという。
次なる目的地は飼育種類数日本一、日本で唯一ここだけで飼育しているジュゴンに会える鳥羽水族館である。再び賢島から特急で鳥羽駅を目指す。駅には明日乗車する予定のしまかぜ、赤い伊勢志摩ライナー、ビスタカーが3台並んでいて壮観。鉄男の息子は当然そこで3台バックに写真撮影である。特急発車時間まで30分ほどあったが、駅ナカにあったサミット記念ホールを見学。各国首脳の直筆のサイン等が見られてなかなか興味深かった。それにしても3年半前から続投しているのは我が国とドイツの首相くらいか。ちょうど良い時間調整が叶った。
特急に乗ること30分弱。お昼は鳥羽に到着してから、ということで小腹を満たすために夫が買ってくれた名物赤福と伊勢茶で車中人心地つく。この頃には空がやや明るくなり、雨が大分小やみになってきていた。うーん、ビニール傘3本ただの荷物になり下がるのはちょっと微妙である。
水族館までは徒歩で10分ほど。途中鳥羽湾めぐりとイルカ島を巡るクルーズ乗り場もあり、こちらもデジタルチケットでOKだという。気にはなるが残念ながら最終便は早く、両方欲張るのはちょっと無理そう。
昨日パルケエスパーニャが余りに空いていたのですっかり高をくくっていたが、水族館はかなりの混雑でびっくり。雨が止み、皆お出かけに繰り出したといったところか。
まずは館内のレストランでランチ。14時近いというのになお列を作っていた。暖かい天麩羅うどんを頂き、見学開始である。順路のない水族館ということで、どこから見てもOKである。息子についてコーラルリーフダイビング、伊勢志摩・日本の海ゾーンの見学を続ける。
いつかも書いたけれど、水族館が好きである。ぼーっと魚のお腹を見上げているとなんだかとても癒やされる。けれど今日はとにかく人が多く、ちびっこたちの熱気が凄くてかなり疲労困憊。
初めて見たスナメリの噴気孔が開くのは実にインパクトがあったし、ラッコの仕草は相変わらず可愛い。パンダイルカ(イロワケイルカ)も気持ちよさそうに泳いでいたし、ペンギンたちの動きはいつもながらキュート。セイウチの牙の立派さにものけぞった。
そして、なぜにあの生き物を人魚と間違えたのか、人魚伝説のモデルとされるのがいまいちよくわからない風貌のジュゴン、齢34歳というセレナちゃんに会えたのも嬉しかった。大量の草をお食事中だったのだが、じっと待っていたらしっかり顔を拝むことが出来た。小さな目、○を二つ描いた鼻の穴、なんともユニークな顔つきである。呼吸するときには内方向に穴が開く仕組みだそうだ。上手く出来ている。
海獣王国ゾーンを見る頃にはかなりぐったり。お茶して一休みしたい夫と私に反して、息子はジャングルワールドやら奇跡の森やらのゾーンへとどんどん歩き続けていく。更に古代の海ゾーンにも行くと言うけれど、閉園まで30分もなく、私達夫婦はお茶しながら息子一人で廻ってもらうことに。元気一杯の23歳に付き合うのは病弱の身、なかなか大変である。
残り5分でショップに駆け込みお土産を買って、さて帰ろうとしたところ、出口ではフクロウに触れさせてくれている。フクロウカフェでそのモフモフを楽しんだ息子に薦められて、私もちょっとなでなでさせてもらった。可愛い。本当にふわふわでびっくり。すっかり興奮しつつ最後の贈り物に満足して水族館を後にした。
あたりはもう暗くなり始めている。ホテルの灯が海に映って綺麗である。
帰りの特急の時間まで30分ほどあったので、駅前でおやつやら何やらを買い込んで、再び特急で鵜方駅まで戻ってきた。
既にパルケエスパーニャ閉園時間から1時間を過ぎているので、路線バスは最終便が終わっている。タクシーがいなかったらどうしようと不安だったが、1台待っていてくれてラッキーだった。10分ほどで順調にホテルに戻り、無事部屋に戻ってきた。
今晩は和食レストランで夕食。お寿司懐石を頂き、伊勢エビの活け造りを夫が追加でご馳走してくれた。思わず息子は動画を撮っている。お刺身を愉しんだ後は、赤だし味噌汁にして頂けた。伊勢物語という地酒を飲んだ二人は赤い顔で今日もご機嫌。
今日も温泉の大きなお風呂へ。露天風呂にサウナ、打たせ湯も寝湯もとコンプリートしてきた。後は眠るだけ。
明日は出発までパークで遊んでから帰京する予定である。