ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.6.30 受動喫煙対策に思うこと

2018-06-30 20:46:40 | 日記
 2020東京オリンピックに向けて、都では2020年4月から受動喫煙条例が全面施行することになった。
 私は昔から煙草は苦手だったけれど、本当に灰を撒き散らし、小さい子どもの体に火が向くような歩き煙草、路上喫煙は腹立たしい。

 そして10年前に両肺多発転移の身になってからは、冗談ではなく煙草の煙を吸わされると身の危険を感じるほど辛い(肺が痛む、咳き込み、息が苦しくなる、気持ち悪くなる、頭痛がする)ことになるので、居酒屋だの夜の宴会だのからはすっかり無縁となっている。
 あえてそういう(喫煙者がいる)場に参加して、不機嫌そうにハンカチで口元を押さえて咳き込んでいるのも感じ悪いことこの上ないだろう、と思っての欠席である。時には出席したい会合もなくはないけれど、自分の健康を優先させて不義理を貫いている。

 分煙を掲げながら、ただスペースが異なるだけで煙が流れてくるようなお店には入らない。しっかり別室になっていないと意味がないからだ。ホテルで禁煙室が取れずに消臭対応しますので喫煙室を、と言われても基本ノーサンキューだ。

 けれど、以前も書いたように隣家のベランダ喫煙には本当に悩まされている。気持ち良い朝の風を入れた途端に一緒に入ってくる紫煙とあの臭い、である。朝の爽やかな気分がぶち壊しだ。自宅だからなんとも逃げ場がない。息を止めて窓を閉める羽目になる。 せっかくの良い空気を吸う権利を剥奪されているのが忌々しい。

 煙草を吸う方たちにとっては本当に生き辛い世の中なのだろう。けれど、喫煙が健康に悪いことは間違いないし、発がん性にもエビデンスがある。そういう広告を入れつつ煙草を売ること自体、施策として支離滅裂なのではないかとも思う。
 本当に煙草がダメというなら売らなければいいのに、と思うのはあまりに極端だろうか。

 かつてより喫煙人口は減っているのだろうけれど、吸っていなくても吸った後の人の体臭や吐息、身に着けている衣類から漂う臭いもこれまた辛いものがある。
 そして、汗だ。通っているホットヨガのスタジオでプンプンと煙草臭がする人と隣り合った時のあの滅入る気分は例えようがない。

 ご自分は健康に良いことをして汗を流しておられるつもりかもしれないけれど、周りにまき散らす悪臭をどう思っていらっしゃるのか。まあ、自分では気付かないからこそ、平気でいられるのかもしれない。こちらは黙って場所を変わることにしているけれど、満員で逃げ場がないときは実に辛い。

 と、つらつらと書いてきたけれど、この条例の実効性について疑問視する声が多数寄せられているようだ。せっかくの制度、山積する課題をクリアして、是非とも煙草の被害を受けない社会が実現してほしいと心から願いたい。

 昨夜、またショックなことがあった。
 今日の午前中に予約していたリフレクソロジーサロンのオーナーから電話を頂いていたことに気づいた。不在伝言は「お話したいことがあり・・・」ということだった。夜遅かったため「出られずにすみません」とお詫びのLINEをしたところ、何ということか、今月半ばに脳梗塞で緊急入院したとのこと。無事退院はしたもののまだ体力が戻っていないので明日は自分が施術が出来ないとの連絡だった。

 20日前にお目にかかった時は元気一杯だったのに。私と同い年でお孫さんも2人いる元気印のKさんにそんな病魔が襲うとは・・・。
 人間は生身、またしても厳しい現実を突きつけられた。来月復帰されたらまた伺いますのでどうぞお大事に、無理せずどうかゆっくりお休みくださいとお返事した。それにしても心配なことだ。早く良くなりますように。

コメント
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