昨夜は食後の散策を終えて部屋に戻ると、2人とも2回目の入浴などもってのほかという感じ。お布団を敷いて頂いた部屋でさっさと眠ってしまった。せっかく温泉に来たのに・・・と私一人だけ、2回目の入浴を愉しんだ。浴衣や羽織と共に供された足袋ソックスがとてもいい感じで、館内で歩く雪駄にぴったりフィット。リピーターさんはお家でも愛用されている方が多いそうだ。
布団に入って、途中2度ほど目覚めて、予定より早く起床。大浴場へ行くのは止めて、部屋のお風呂で足湯。浴室の窓全面から朝日にきらめく海の水面を見ながらのんびり。
さすがにたっぷり眠った夫も息子も満ち足りた感じで元気である。
ほどなく縫子さんが男性二人と現れてお布団を上げてくださった後、朝食のセッティング。昨夜と同様、箸置きや箸袋が藤の花。こんなところにも季節感一杯のおもてなしが嬉しい。
ご飯に合う珍味のおかずが所狭しと並んだいる。カワハギの一夜干しを焼く匂いに誘われて、ベランダにウミネコがやってきた。全く怖がらずにじっとこちらを見ているので、そーっと近づいてツーショット。お客様が餌をあげるので、すっかり慣れているのですとのこと。
いつもはご飯のおかわりなど無縁な私が、御櫃一杯に入った石川県産こしひかりについついおかわりをし、夫も3膳、息子に至っては4膳を美味しく頂く。
熟睡し、たっぷりエネルギーチャージした息子は、昨日とは別人のようにご機嫌である。
お腹ごなしに近辺を散策。4年前に2人が訪れたという和倉温泉総湯を見学したり、七福神を巡ったり。源泉公園や温泉卵が出来る楽しいスポットをコンパクトに廻った。
そして、チェックアウトの前、牛乳大好きな2人はお約束の腰に手をやるポーズで能登牛乳を一気飲み。親子というものはなぜにこんなところが似ているものだろう。遺伝子って凄いものだと改めて思う。
お見送りのバスに乗り込む前に縫子さんと4人で記念写真を撮って頂き、女将さんともツーショット。1泊ではもったいないな~と思いながらバスに。沢山の仲居さんや番頭さんたちが大勢並んでお見送りをしてくださる。
駅に到着し、再びサンダーバードに乗ると、ホームで縫子さんはじめ3人の仲居さんのお見送り。最後の最後まで何とも凄いおもてなしである。
車内で過ごすこと1時間。夫は相変わらず甘味とお茶を食していたが、私はあっという間に舟を漕ぎ、気づけば金沢到着である。
すっかり綺麗になった金沢駅で記念写真。昨夏来たばかりの息子にあれこれ案内してもらう。まずは観光案内でバス1日フリー乗車券をゲットしてからホテルで荷物を預ける。
身軽になって目指すはひがし茶屋街である。私が初めてこの地を訪れたのは、今を溯ること30年以上前の学生時代。今もお付き合いのあるつぼみの会のメンバーと、夜行の普通電車で北陸貧乏旅行をして以来だ。
3月初めの春休みのことで、まだ雪景色だった。その時とは全く様子が変わってしまっていて、全然分からない。夫と息子の言うがままに従いていくだけ。連休の狭間の月曜日とはいえ、凄い人出だ。浅野川沿いの緑は美しく、橋の下にぎっしりと沢山の鯉のぼりが泳いでいる。温泉宿でもちまきや柏餅、兜飾りがあったけれど、端午の節句が近いのだということを実感する。
1909年創業の洋食屋さんがお薦めというので、既に長蛇の列を作っているが、夫が列に並んでくれて、その間、私は息子に連れられて、あちこちの茶房や土産物店を冷やかして歩く。金箔にちなんだグッズの多いこと。化粧水にもお酒にもお菓子にもこれでもかというほど金箔が使われている。金の蔵を拝観しているうちに外気温はぐんぐん上がり、夏日の模様。
小一時間待ってカウンター10席、小上がりのテーブル席が3つの小さなレストランにようやく入った。4人席のテーブルで足を伸ばす。お薦めのオムライスセットを頂き、2人は昨日からこれでもかというほど牛肉三昧。お腹が一杯になったところで、3人で再びぶらぶらと茶屋街を散策した後、バスに乗って特別名勝・兼六園へ向かう。
話のタネに、と息子が兼六園前のお店で、金箔1枚がそのまま乗せられた金箔ソフトクリームをゲット。口の周り中金箔を付けた彼の幸せそうな顔といったら。
入場チケットを買うのも長蛇の列。ことじ灯籠といったフォトスポットでは撮影順番待ち状態。瑞々しい緑が溢れ、カキツバタやツツジ、藤の花が咲き乱れどこもかしこも美しい。
歩き疲れて、休憩。普段、日中にこれほど長いこと歩き回ることはないから、暑さと紫外線で消耗する。日傘は差しているものの、目を開けているのが眩しく、辛くなってくる。サングラスを持って来ればよかったと後悔。気付けばまたもアイスが欲しくなるほどの気温だ。砂利道を歩いていると足の裏も痛む。
兼六園を出た後は向かいの金沢城公園へ。こちらは少し人出がまばら。ぶらぶら歩きをしてとりあえず本日の観光はこれにて終了。バスで香林坊へ向かって息子の洋服をあれやこれや買い求める。どのビルも黒を基調としたシックな通りで素敵だ。30数年前の記憶が殆ど飛んでしまっているので、比べることは出来ないけれど。
ちょうど良いタイミングでバスが来てホテルへ。チェックインしてお茶をして一服。
朝も昼も重かったので、さて夕飯は軽くていいかな、と出かけたが、兼六園がライトアップしているので再度行ってみようということに。バスを待つ時間がもったいないとタクシーで入り口まで。日中とは段違いに空いており、灯りもまばらでちょっと足元が危ないくらい。それでも池の水面に、建物や木々が美しく逆さに映り、幽玄といった感じ。日本最古の自発噴水も心なしか高く吹き上がっているように見える。ぐるりと一周して再び香林坊経由片町まで。息子のイチオシのラーメン屋さんに。カウンター8席のみの静かにもくもくと頂くのがお約束、というこってり系のラーメンに舌鼓。
まだ食べられそうという2人に付き合って、片町の喫茶店でお茶とスイーツも頂いて、無事ホテルに帰ってきた。
それにしても朝から晩までよく遊んだこと。明日の予想気温は29度だという。暑さ対策をして、少しゆっくり動きたいものである。
布団に入って、途中2度ほど目覚めて、予定より早く起床。大浴場へ行くのは止めて、部屋のお風呂で足湯。浴室の窓全面から朝日にきらめく海の水面を見ながらのんびり。
さすがにたっぷり眠った夫も息子も満ち足りた感じで元気である。
ほどなく縫子さんが男性二人と現れてお布団を上げてくださった後、朝食のセッティング。昨夜と同様、箸置きや箸袋が藤の花。こんなところにも季節感一杯のおもてなしが嬉しい。
ご飯に合う珍味のおかずが所狭しと並んだいる。カワハギの一夜干しを焼く匂いに誘われて、ベランダにウミネコがやってきた。全く怖がらずにじっとこちらを見ているので、そーっと近づいてツーショット。お客様が餌をあげるので、すっかり慣れているのですとのこと。
いつもはご飯のおかわりなど無縁な私が、御櫃一杯に入った石川県産こしひかりについついおかわりをし、夫も3膳、息子に至っては4膳を美味しく頂く。
熟睡し、たっぷりエネルギーチャージした息子は、昨日とは別人のようにご機嫌である。
お腹ごなしに近辺を散策。4年前に2人が訪れたという和倉温泉総湯を見学したり、七福神を巡ったり。源泉公園や温泉卵が出来る楽しいスポットをコンパクトに廻った。
そして、チェックアウトの前、牛乳大好きな2人はお約束の腰に手をやるポーズで能登牛乳を一気飲み。親子というものはなぜにこんなところが似ているものだろう。遺伝子って凄いものだと改めて思う。
お見送りのバスに乗り込む前に縫子さんと4人で記念写真を撮って頂き、女将さんともツーショット。1泊ではもったいないな~と思いながらバスに。沢山の仲居さんや番頭さんたちが大勢並んでお見送りをしてくださる。
駅に到着し、再びサンダーバードに乗ると、ホームで縫子さんはじめ3人の仲居さんのお見送り。最後の最後まで何とも凄いおもてなしである。
車内で過ごすこと1時間。夫は相変わらず甘味とお茶を食していたが、私はあっという間に舟を漕ぎ、気づけば金沢到着である。
すっかり綺麗になった金沢駅で記念写真。昨夏来たばかりの息子にあれこれ案内してもらう。まずは観光案内でバス1日フリー乗車券をゲットしてからホテルで荷物を預ける。
身軽になって目指すはひがし茶屋街である。私が初めてこの地を訪れたのは、今を溯ること30年以上前の学生時代。今もお付き合いのあるつぼみの会のメンバーと、夜行の普通電車で北陸貧乏旅行をして以来だ。
3月初めの春休みのことで、まだ雪景色だった。その時とは全く様子が変わってしまっていて、全然分からない。夫と息子の言うがままに従いていくだけ。連休の狭間の月曜日とはいえ、凄い人出だ。浅野川沿いの緑は美しく、橋の下にぎっしりと沢山の鯉のぼりが泳いでいる。温泉宿でもちまきや柏餅、兜飾りがあったけれど、端午の節句が近いのだということを実感する。
1909年創業の洋食屋さんがお薦めというので、既に長蛇の列を作っているが、夫が列に並んでくれて、その間、私は息子に連れられて、あちこちの茶房や土産物店を冷やかして歩く。金箔にちなんだグッズの多いこと。化粧水にもお酒にもお菓子にもこれでもかというほど金箔が使われている。金の蔵を拝観しているうちに外気温はぐんぐん上がり、夏日の模様。
小一時間待ってカウンター10席、小上がりのテーブル席が3つの小さなレストランにようやく入った。4人席のテーブルで足を伸ばす。お薦めのオムライスセットを頂き、2人は昨日からこれでもかというほど牛肉三昧。お腹が一杯になったところで、3人で再びぶらぶらと茶屋街を散策した後、バスに乗って特別名勝・兼六園へ向かう。
話のタネに、と息子が兼六園前のお店で、金箔1枚がそのまま乗せられた金箔ソフトクリームをゲット。口の周り中金箔を付けた彼の幸せそうな顔といったら。
入場チケットを買うのも長蛇の列。ことじ灯籠といったフォトスポットでは撮影順番待ち状態。瑞々しい緑が溢れ、カキツバタやツツジ、藤の花が咲き乱れどこもかしこも美しい。
歩き疲れて、休憩。普段、日中にこれほど長いこと歩き回ることはないから、暑さと紫外線で消耗する。日傘は差しているものの、目を開けているのが眩しく、辛くなってくる。サングラスを持って来ればよかったと後悔。気付けばまたもアイスが欲しくなるほどの気温だ。砂利道を歩いていると足の裏も痛む。
兼六園を出た後は向かいの金沢城公園へ。こちらは少し人出がまばら。ぶらぶら歩きをしてとりあえず本日の観光はこれにて終了。バスで香林坊へ向かって息子の洋服をあれやこれや買い求める。どのビルも黒を基調としたシックな通りで素敵だ。30数年前の記憶が殆ど飛んでしまっているので、比べることは出来ないけれど。
ちょうど良いタイミングでバスが来てホテルへ。チェックインしてお茶をして一服。
朝も昼も重かったので、さて夕飯は軽くていいかな、と出かけたが、兼六園がライトアップしているので再度行ってみようということに。バスを待つ時間がもったいないとタクシーで入り口まで。日中とは段違いに空いており、灯りもまばらでちょっと足元が危ないくらい。それでも池の水面に、建物や木々が美しく逆さに映り、幽玄といった感じ。日本最古の自発噴水も心なしか高く吹き上がっているように見える。ぐるりと一周して再び香林坊経由片町まで。息子のイチオシのラーメン屋さんに。カウンター8席のみの静かにもくもくと頂くのがお約束、というこってり系のラーメンに舌鼓。
まだ食べられそうという2人に付き合って、片町の喫茶店でお茶とスイーツも頂いて、無事ホテルに帰ってきた。
それにしても朝から晩までよく遊んだこと。明日の予想気温は29度だという。暑さ対策をして、少しゆっくり動きたいものである。