お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 いよいよ「日産スタジアムサイクルパークフェスティバル X'mas Special」のレース当日を迎えた。午前5時起床。いつもは寝る時間だ。そして6時出発。まだ暗い。
 
 自走で日産スタジアムへ向かう。私にとってはホームスタジアムへ向かういつもの道だが、カミさんにとっては約20キロのちょっと辛い道のり。なるべく汗をかかないよう、ゆっくりと進む。

 十日市場へ着くころにだんだんと夜は明けてきた。

 鶴見川を走っていると、ピンク色に染まった富士山が見えた。ここから富士山が見えるんだって初めて知った。

 やがて太陽が右手に見える。え!? 鶴見川って思いきり蛇行してるんだ。これも初めて気が付いた。

 午前7時過ぎに日産スタジアムに到着。カミさんとの試走では1時間半ほどかかったが、早朝とあってだいぶ早く着くことができた。

 マラソンゲート付近へ行くと、当然ながらコースのため封鎖されている。

 「すいませ~ん。ここ通れないんですか?」
 「今日は自転車のイベントがあるんで、一般の方は通れませんよ!」
 警備のおじさんが高圧的に言う。あの~、この格好が一般の方に見えますかね。
 「それに出るんですけど・・・」
 「あ、そう! じゃ、開けてあげるよ」
 いきなり低姿勢になって、スタッフまで呼んでくれた。私たちは一般の方ではなく、特別な方だったようだ。

 プログラムにはアクセスマップがあるが、車だけではなく、自走で行くためのアクセスマップをちゃんと書いておくべきだろう。

 西ゲート(メーンスタンド前)で受付を済ませてぶらぶら歩いていると、ちうこさん、ぴろまろさんご夫妻発見! 埼玉スタジアムで初めてお会いして以来の再会です。お互いに初のレース参戦。ご一緒させていただきました。
 

カミさんはママチャリ(左)で出場。右はちうこさん、ぴろまろさんご夫妻のバイク


メーンスタンド前のピット

 レース前に試走がある。
 「参加者のみなさんは必ず試走して下さい」とアナウンスがあり、レース終了後には「試走をしていない方は失格」と流れていた。足首に巻いたチップで判断するようだ。でも、カーブもきついし、激坂もあるし、言われなくても試走はしますけどね。

 カミさんは1周。私はチップを外すのが面倒だったので、人数分の2周を走った。回りを見ると、皆さんのんびり走っているが、いざレースとなると豹変するんだろうな。


いよいよスタート

 午前9時スタートの予定だったが、ライダーズミーティングが長引き9時5分のスタートとなった。メーンスタンド付近は日陰なので寒い。もっとテキパキやって欲しいものだ。

 スタートはローリングスタート。MTBの女性選手(誰だったが記憶にない)が途中まで引っ張る。

 のんびり走るのかと思ったら、これが結構速かった。「前の人を追い抜かないで下さい」というローリングスタートなのだが、なんとなく追い抜いている人もいた。というか、ペースに合わせていたら追い抜いてしまうといういう状況だった。


トラックを疾走(黄色いジャージが私です)

コースはこちらに 

 小机フィールド横でチェッカーフラッグが振られる。ここからがスタートだ。スピードが上がり、どんどん追い抜かれていく。やば。頑張らねば。
 
 なんとか速いトレインの後ろにと思うのだが、当然ちぎられる。やたら速いママチャリもいる。子供も女性も速い。ちょっと圧倒され気味だ。
 
 1周目はまだ集団だったこともあり、それほどスピードも上がらなかったが、2周目、3周目と集団もバラけ、徐々に慣れてきたこともあり自分のペースで走れるようになってきた。
 
 3周走ったところでカミさんと交代。ピットに入って足首に巻いたチップをつけかえて、カミさんのママチャリスタート! おお~、どんどん抜かれていく・・・・。コース1周は3キロ。何とか10分以内で戻ってきてくれよ。
 
 予定では2周→1周のペースか、4周→2周のペースで、カミさんには4周ぐらい走ってもらおうと思っていたのだが、試走を終えて「2周連続は無理」と結論が出た。そして作戦会議の結果、スタートから3周は私。その後は4周→1周で行けるところまで、という形で攻めることにした。
 
 「2人抜いたよ!」。そう言いながら意外と早くカミさんは帰ってきた。よしよし、でかした。
 
 私たちの出場しているカテゴリーのチーム数は9(受付横の掲示では「7」だったが、レイトエントリー分が掲載されていなかったようで、最終成績では9チームとなっていた。「なるしまなんとか」って名前もあったりして、ちょっとビビッた)。その6位までが表彰対象となっている。「あわよくば」と色気も出てきている。
 

気持ちいいぞ(黄色いジャージが私です)

 陸上トラック部分はさすがに気持ちいい。風もなく、路面もよくて(当たり前)、第1コーナーを回ってバックストレートでは時速35キロぐらいの巡航。
 
 ただ、第4コーナーから右へカーブしてスタジアムを出て行くところの幅が狭くなるので、無茶なスピードは出せない。
 
 スタジアムを出ると直角の左カーブ。そして下へ降りるために右へ直角カーブし、少しきつめのカーブから、Uターン気味のヘアピンカーブへと向かう。最初はゆっくりと後ろをついて行ったが、走るにつれてスピードコントロールがうまくなってきて、なんとなく攻められるようになってきた。といっても、最後のヘアピンだけは、ほぼ1列となってアウトから抜け出すことになる。
 
 そこから続くストレートが高速区間。ここでスピードを上げ、野球場方面へ向かう。
 
 幅の狭い対面走行区間を抜けると、幅の広いストレート。しかし、ここは向かい風が吹く緩い登り坂。スタート当初は頑張って一人で走っていたが、中盤あたりでは後ろになるべくつくようにして走ってみた。落チン! こんなに軽く回していいのだろうかっていうぐらい。特に、体の大きな人の後ろは最高でした。

 見ていると、高速トレインは別にして、こんな幅の広い道なのに、なぜかみなさん左の端っこに寄ってほぼ2列で走っていた。
 
 ところが、終盤あたりになると、後ろについても時速30キロが出ていない。みなさんお疲れの様子なのか、足を休めているのか時速は27~28km。で、ここが勝負どころと、果敢に一人で飛び出して30キロ超え巡航で走った。すると、「飛んで火に入る夏の虫」状態で、すぐに後ろにつかれますね。ええ~い、この野郎! でも今まで自分がやってきたことだ。仕方ない。引っ張ってやるからついてこい! なんて、威勢だけは良く突っ走る。
 
 この登りを終えてカーブを回ると、追い風下りの超高速区間。時速37~38キロぐらいでぶっ飛ばす。
 
 ここで何人か抜いたところで、また対面通行の幅の狭い区間に入る。カーブを左、右、左と回ると石畳道の広場。右に曲がってまた左に直角に曲がると、右手に激坂の入り口がある。ビルで言うと3階分ぐらいを一気に登る感じでしょうか。
 
 直前が急カーブなのでうまく勢いもつけられない。必死のダンシング。それでも結構抜かれた。凹むなぁ。やっぱり坂はヘタレです。
 
 この坂は女性にはきつすぎたようで、終盤には歩いて登っている姿を何度か見かけた。ちなみにカミさんは歩かずにちゃんと最後まで登ったそうだ。
 
 そのカミさん、3周目は少し時間がかかった。さすがに疲れたようで、「もう走れない」と言いながら帰ってきた。
 
 最後にカミさんからバトンタッチして走り出したのが残り20分ぐらい。3周はできるかなと思っていたが、その3周目の途中で「あと6分」という声を聞いた。どこかのチームの応援団か。「ラストだ。頑張れ」。そんな声を聞きながら、最後の周回を走る。
 
 出場した午前中の2時間の部は午前11時02分でゴールはクローズされ、その時間以降にゴールした人からレースは終了となる。
 
 レース出場は初めてということもあり、走っている最中は「とにかく事故しないように」「ひとりでも多く抜く」ということしか考えてなかったので、時間感覚がまったくなかった。残り20分あまりで3周しかできないはずなのに、まだまだ走る気でいた。3周回ってゴールに帰ってきたときに、クローズされていたのを見たときは、ちょっとガックリだった。
 
 結局私が14周、カミさんが3周の合計17周というのが結果。カミさんが走っている間の10分弱が、私にとってはいい休憩になったようで、足も売り切れず快調に走れた。これがひとりだったら、もっとペース配分とか考えなくてはいけないだろう。
 
 リザルトは午前11時30分から発表のはずだったが、待たされて待たされて、ようやく12時過ぎに発表。
 
 おぉ、なんと3位入賞です!
 
 1位が18周(1時間54分41秒、av28.25km/h)
 2位が17周(1時間58分09秒、av25.89km/h)
 
 そして3位の私たちは
 17周(1時間59分58秒、av25.50km/h)
 
 タッチの差で17周でした。ちなみに4位は15周だったので、最後の周回が間に合わなくても3位でした。1位のチーム(男性2人、女性1人)は速すぎですね。ベストラップもこのカテゴリーでは5分43秒02とダントツだった。
 
   ◆サイコンによる記録(レース)
       距離 44.32km(14周=14×3kmより多いのは「?」)
       平均時速 28.9km/h
       走行時間 1時間32分03秒
       
 上記は私のサイコンの記録。カミさんのママチャリにはサイコンなんて付いてません。で、計算すると、カミさんは
    距離 9km
    平均時速 約19.3km/h
    走行時間 27分57秒
    
 相当な誤差はあると思いますが、それはさておきあの坂があって平均時速が19km/hだから、相当頑張ったようです。当初の予定では平均16km/h行けばいいかなと思ってたので、表彰台はカミさんのおかげです。感謝感謝。
 
 ちなみに私のベストラップは6分13秒61。5分台をひそかに狙っていたのだが、まだまだ実力不足のようです。


3位入賞!

 この日はちうこさんのご紹介でたくさんの方とお会いしました。3時間に出場された京都のひでやんさん、三ツ沢の山を越えて自走で見学にこられたまっすーさん、そして最近小径車を購入されたぱっさりんさんご一家。そのこともあって、楽しい楽しい1日となりました。
 
 帰りのカミさんはもうヘロヘロ。会場で雑誌のアンケートに「楽しかった」と答えていたカミさんだが、もう疲労困憊。時速15kmで前を走ってもついてこれない。頑張ったからね。ありがとうね。で、次回も頼むよ。
 
 初めて参加したレースでかなり緊張していたが、終わってみれば楽しいものだった。来年は頑張っていろんなレースに出てみようかな、なんてちょっと思ってます。
       
  ◆サイコンによる記録(トータル)
       距離 90.82km
       平均時速 20.4km/h
       走行時間 4時間25分58秒
       最高速度 42.9km/h
       ※06年の通算 10248.49km
       
↓奥さん、ママチャリでよく頑張ったなぁなんて思ったら、ポチしてやって下さい。

  ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

 にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(10|Trackback()