いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

“オタクマーケティング”の時代到来?――NRIに聞く「オタク市場の力」

2004年12月22日 00時32分31秒 | ニュース
“オタクマーケティング”の時代到来?――NRIに聞く「オタク市場の力」

この結果は逆に取るべきでは、と思ってしまいました。

好景気だった頃(バブル期)は今よりもこういう層が厚かったのは間違いないですよね。
そのような頃には目を向けられなかった人たちに目を向けなければいけないということは、事態が逼迫している証拠と見るべきなのではないかと思うのですよ。
だから、
>オタク層を固定客として取り込み、高価な商品を継続的に買ってもらいたい
なんていわないで、もっと大衆にアピールできる質の高いものを供給する努力したほうがよく、NRIもそのように進言した方がいいのではないでしょうか。
そもそも携帯電話以来ヒット商品が出ていませんよね。次点でDVD-Videoくらい?
それとも不景気の今では無理? 「オタク」から搾り取って次に備えるのですか?

ただ、ここでいわれている「オタク」と呼ばれる人には、「萌え」というこれまた供給側に都合のよい概念が付いて回っているのです。
「萌え」は作品を含めた商品の絶対的な質は横に置いておき、何かしら見出したものに付きますから。
だからおいしいというのはわかりますな。

産業的なレベルで見たら、それで本当にいいのかと思います。
日本の産業は品質が売りだったのではないかと。
本当に大丈夫なのかいなと心配になりますよ。

本文を読むと、この件について語るときはどうも「オタク」的な要素があったほうがよさそうな雰囲気ですが、私が「オタク」なのかどうかの判断は賢明な読者の判断を仰ぐことにします。
…って、ある意味脅し文句になっていますな(笑)。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日笑った広告 | トップ | Beep Media Player 0.9.7 と ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ち時間が長いので、こちらにも。。。 (Hisashi)
2005-02-11 12:08:00
 当方、自称アキバ系としていましたが、実質は"あと一歩で"を接頭語に加えさせていただきます。^^



 日本の産業の収益は「加工貿易」に得るところが大きいと子供のころに教わったのですが、そのころ"高品質"=国内製品の評価があったように思います。



 でも今や、コストと競争力を重視するばかりに外注に頼ってきた結果が、産業の空洞化と人材(と技術)の海外流出となっています。~中略~



 突き詰めると、やはり"やりがい"をみつけることがみつからなくなってしまってるので、安易に収益を得る方向へとなびいているんじゃないでしょうか。 昨今の労使交渉などを聞いたりしていても、そのような気がしてきます。
返信する

コメントを投稿

ニュース」カテゴリの最新記事