いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

AMDがTDFのAdvisory Boardに参加したことに関していくつか。

2013年07月04日 23時34分24秒 | LibreOffice/AOO
AMD Joins The Document Foundation Advisory Board To Accelerate LibreOffice
LibreOffice and AMD to GPU boost spreadsheet performance
Libre Office adds GPU acceleration, gives gamers a potent spousal defense←おいおい
LibreOffice aims to speed spreadsheets with AMD GPU optimization
LibreOffice、表計算ソフト「Calc」のコードを全面的に見直しへ ― AMD が協力
アナウンスの翻訳ドラフト

・Microsoft Officeではどうなっているの?
マルチコアCPUにGPU、64bitにも対応したOffice 2010を読む限り、GPUは表計算には使ってなさそうです。2013ではどうなのかは、ちょっとググった感じでは出てきませんでした。

・Intelはどうなの?
去年の2/23にAdvisory Boardに参加しています。
やったことは"Intel AppUp Center"でLibOを配布するようにしたこと……って随分しょっぱい発表だなと思いました。
まぁIntelは芽がありそうなもの(ハードが売れそうなもの)には頭を突っ込む性分っぽいので、そんなもんかなと思いますが。
逆に、今回のAMDの発表はLibOそのものに手を入れているということで、心強く思えました。その分余計Intelが(ry

・どんな人に恩恵があるの?
アナウンスを素直に読む、年内発売予定のAMDの新APU(コードネームKaveri)を買う人、でしょうか。
AMDの次世代APU「Kaveri」はアーキテクチャの転換点はすごく参考になります。
「ヘテロジニアス」とか、キーワードも一致します。
もちろんコアを書き換えているので、それ以外の他人にもメリットはありますし、OpenCLを使うのであればAPUでなくてもメリットが出せると思いますが、今のところは未知数ですね。

それにしても、オープンソースだからこそありえる素晴らしいコラボレーションじゃないですか。
MicrosoftがAMDにOfficeのソースコードを見せるとは思えませんし、ましてや改良させるなんて思えないので、オープンソースだからこそ、と言っていいと思います。
LibOは進化しますし、それにともなってAMDは新APUが売れる(かも知れない)、ということで、まさにWin-Winなわけですよ。
もしCalcがExcelを軽く凌駕するほど高速になったら、"Poorman's Microsoft Office"ではない新たな魅力にもなりますし。
コメント
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