いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

『【#モリトーク】第10話:2つのOpenOffice ライセンス編』にツッコミを入れる

2012年05月30日 01時07分45秒 | LibreOffice/AOO
【#モリトーク】第10話:2つのOpenOffice ライセンス編

うーん、もう少しどうにかならなかったのでしょうか。

> “GNU Lesser General Public License(以下、LGPL)”というフリーソフト向けのライセンスを採用し
こんなこと言ったらRMSに罵倒されますよ。

> 分裂後の「LibreOffice」もそのLGPLを引き続き採用している。
そうなんですが、LibreOfficeになってからの修正点は(Oracleから持ってきたのとか)例外を除いてLGPL+MPLになってます。私も承諾しました。というわけで、将来的にはMPLになる可能性もあります。

> その変化とは、ライブラリの一部を別のものに入れ替える作業であり、LGPL下で利用可能だったライブラリが“Apache License”下では利用できない場合があったためだ。
文の繋がり方が不明なのですが、置き換えたものもあれば利用しなくなったものもあります。
あるいはそういう意味で書いたんですかね?

>IBM社はすでに、独自バージョンの「Apache OpenOffice」を無償リリースすると発表しており
これだとIBMは独自バージョンをクローズドにするかのように読めますけど、そんなことはありません。リンク先のPDFに書いてあります。
ただ、IBMはクローズドソースの拡張機能をリリースしており(これこれかな?)、それらを同梱したバージョンをリリースする予定とは言ってます。そりゃ当然クローズドソースになるでしょうけど、説明を端折っていいところとは思いません。みんながみんなFAQの英文を読めるとは思いませんし。ってか、英文を読める人は窓の杜(ry
あるいは、ここでは(もしくは窓の杜では)無償リリース=オープンソースだったりするんでしょうか。まさかね。
「無償」は誤解しか招かないからヤメれってRMS御大が仰ってましたけど、まさにそのケースですな。
コメント
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