いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

『【#モリトーク】第8話:2つのOpenOffice』にツッコミを入れてみる

2012年05月15日 21時48分17秒 | LibreOffice/AOO
【#モリトーク】第8話:2つのOpenOffice
あらかじめお断りしておきますが、今回は別に記事を攻撃しようという意図はありません。

> 「LibreOffice」はSVG画像への対応、「OpenOffice.org」はグラフ機能の強化といったように、更新内容は異なっている。
そうでしたっけ? OOoのコードは原則全部LibOに入っているはずですが……。AOOに入ってないものまで!

> 「OpenOffice.org」v3シリーズの派生版である「Lotus Symphony」を開発したIBM社の協力も得ている。
というか実体そのものですけどね。
IBMの人はそのコミュニティに溶け込む、というのがIBMの流儀みたいなので(わざわざIBMのことについて発言する場合は「IBMの帽子を被る」と宣言したりします)、パッと見誰がどこに所属しているのかよくわからないのですが。それはいい悪いの話じゃないです。
今後は元Redflag 2000の人たち(今はCS2C)も参加するようですが。ちなみにRedflagは倒産したそうですが、赤旗Linuxのところとはまた別です。ついでに株式会社グッデイのこともたまにMLに出てきますが、こちらも倒産しました。

> Apacheのブランド力と技術力も獲得した。
Apacheのブランド力とIBMの技術力というのが正しいと思います。AOOより前にApacheのコミッターだった人は何人いるんでしょうか。。

> いずれにしても「OpenOffice.org」がユーザー主義であったことを考えると
OOoがユーザー主義だったというのは初耳ですが、そもそも「ユーザー主義」の意味が取れません。
私にはOOoは極めて官僚的で硬直していたようにしか見えなかったのですけど。んで、それがきっかけでTDFができたと。
てぇか、コミュニティ的にはユーザーがいくら増えても開発などに携わる人が増えないとどうにもならなくって、OOoはそのへんでも行き詰っていたのかなという気もしますが、そんなの関係なくOracleに捨てられたというのが実情なんじゃないかとも勝手に想像しています。

>どちらが“本家”なのかという問いは、ユーザーの手に委ねられているはずだ。
不思議なことに洋の東西を問わずどっちが本家だ元祖だ論争はみんな大好きみたいなんですけど、それってなんの意味があるのか私にはわかりません。やりたいことができれば本家かなんてどうでもいいんじゃないです?

たぶん窓の杜云々を抜かして世間はきっとこう見てるんだろうなぁというのが伺えて、個人的には興味深かったです。
コメント
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