「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

手稲山に登る

2007-03-04 21:16:37 | 札幌・小樽周辺の山々
登山記録 ■手稲山(1023.7m)平和の滝コース■

積雪期に登るのは初めて。標高1000mを超えるので、少々心配だが、
大勢の手稲山ファンが登っているので、「つぼ足」(長靴)でも大丈夫とのこと。
青空のきょう、意を決して登山口へ。すでに駐車場は20台の車で満車。

9時50分に入山し、夏道(林道)をしばらく行く。
先行の女性2人は、送電線を左にたどって急斜面を登りだした。
「迷沢山」へ行くのだろう。数人の山スキーヤーが転びながら降りてきた。
僕はそのまま直進する。

10時20分、冬のショートカットコースに出合い、右折する。
ここからが急登。3月ともなると踏み跡はしっかりしていて、歩きやすい。

10時55分に尾根に出ると、山頂のテレビアンテナ群が見える。
赤白の鉄塔が青空にくっきり。小気味の良い尾根を歩きつめると、
やがて平坦な針葉樹林帯につながる。

11時25分、樹林帯は夏道のガレ場と出合う。
ごつごつとした岩々も雪の下。
急登ながら、夏よりずっと歩きやすい。
山々の見晴らしもすばらしく、「来て良かった」と幸せな気分に。
下山者のシニア5人組が尻すべりで降りてくる。実に楽しそう!


12時にスキー場リフト終点に到着。ほぼ頂上と等しい地点だ。
無意根山、定山渓天狗岳、羊蹄山、余市岳、朝里岳がくっきり。
スキー場内の木々は樹氷に包まれ、1000mの標高を実感。


ゲレンデのにぎわいを横目に、山頂へ。
スキーヤ-は「変な長靴おじさん」に興味津々?
山神社の祠は雪に埋もれていた。
陽射しの強まりで、樹氷がカリカリと音を立てて、散ってゆく。
ここまで、21人の登山者とすれ違ったが、
この時間、山頂の白銀と青空は僕の貸切だった。

13時に下山開始、気温が高く粘着した雪なので降りやすい。
尻すべりも3回、楽しんだ。

14時10分、あっというまに登山口に戻る。
手稲山を楽しむ人たちの冬道トレースに多謝!
この路は長い年月、受け継がれてきたに違いない。
札幌に長く住んでいるが、知らない、楽しいことが多い。

※これまでの登山歴※
①04年11月14日
②05年6月18日
③きょう