昭和の戦後は坂口安吾さんの
「堕落論」が流行ったそうです。
当時は敗戦と貧しさ故の堕落ですが
現在の堕落は
高齢化と豊かさ故の堕落かも知れません。
坂口安吾さんの堕落論では、人間は敗戦で堕落するのではなく
堕ちて行くのは人間の性であって、また人間は堕ち切る事もできないので
正しく堕ち切るところまで落ちて行けば良いと述べています。
学ばず・働かない子供や青年の増加や
社会人や大人のメンヘラの増加や
独り暮らしで足の踏み場がない程にごみ屋敷化している高齢者の人や
高齢者の犯罪の増加など
色々な堕落がある現代社会ですが
さて正しく堕ちる所まで落ちればまた復活するのでしょうか?
心を養い・身体性を高めることが大切ではありますが
自分自身がやる気にならなければ始まりませんね。
豊かさ故にだと
堕ち切る所まで堕ちるのも困難な事かも知れません。
もちろん精神科の薬が答えにはなりませんね。
現代に通ずる「堕落論」を考え、話し合うのも必要かも知れません。
いや、それ以上に
「向上論」が求められているのではないでしょうか。
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