昔の日本の結婚と言うと
家と家の結びつきの事でした。
その名残が戸籍制度だそうですね。
ところが近代に入って
特に戦後２０～３０年過ぎた頃から
個人主義・自由主義・資本主義が発展して
個人の自由の主張が強くなりました。
ましてや２０１０年代のパラダイム転換後の今日
個人の自由の延長で結婚する世の中になりました。
当然、離婚が増える傾向にあります。
無責任な自由は放縦・放埓（ほうらつ）なので
混乱や争いは絶えません。
仕方がないことですが
年配の方ほど戸籍制度を変えたくない人が多いものです。
西洋人は神と個人の結び付きで
東洋人、特に日本の神道では
国民全体が家族とみなす考え方があります。
これはこれで素敵な理想ですが
共依存では共倒れです。
相互扶助が本当の人間関係の在り方ですし
それが理想の家族や共同体の在り方ですね。
そのためにも個人は自立力を高めることが大切です。
自由とは責任なので
個人の自由を主張するならば
個人の責任を問われます。
ただ現実は
なかなかこんな事を考えて結婚したり
家のつながりを考えて結婚したりすることは
無いですよね。
問題は個人主義・自由主義・資本主義が進んでいるにも関わらず
家制度の認識もバラバラで。制度も変わらない事ですね。
難しい問題かも知れませんが
社会の安定のためには
良い意味で変わらなくてはいけないのかも知れませんね。
まずは個人で自立力と相互扶助の人間関係力を
高める事から始めたいものですね。
