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世界選手権2016男子フリー

2016年04月02日 12時44分33秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2016男子フリージャッジスコア)。

<G1>
1 マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:66.98(23) FS:137.12(18) 合計:204.10(19)
 「ロミオとジュリエット」プロコフィエフ♪ 中世風にふくらんだ袖。ルッツ・トウ3-3、トリプルアクセル+2回転トウループと立て続けに決める! 2本目のトリプルアクセルはややオーバーターンしたが、ジャンプに大きなミスはなし。
 イナバウアー、クリムキンイーグル、ビールマンスピンと見所いっぱいで、第1滑走から客席が盛り上がった。今できることはできた、いい演技

2 ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:67.60(22) FS:135.34(19) 合計:202.94(21)
 「Peter Gunn」「Fever」「Oye Negra」♪ ブルーグレーのシャツ。元気よく体を使って滑り出し、トリプルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループを決めた! フリップ・トウ3-3も決まり、2本目のトリプルアクセルもややステップアウトしたが着氷。多少こらえても、とにかく全部のジャンプを転倒なく下りた。
 ジャッジの前で顎に手を当ててイーグルしたり、羽生が「パリの散歩道」でやったような「へ」の字をやったり。観客も手拍子でのってくれた。
 自己ベスト更新して200点台。


3 イワン・パヴロフ(ウクライナ) SP:65.20(24) FS:113.69(23) 合計:178.89(23)
 「Angels and Demons」♪ 黒にストーンで模様。最初のアクセルが1回転に、次のアクセルもおそらくトリプル予定がダブルに。ルッツ・トウ3-3、後半のフリップなどはきれいに決めたが、サルコウがまた2回転に。観客が拍手で励ます。足換えキャメルでは逆回転も。
 懸命にステップとコレオをこなして、力を使い果たしてフィニッシュ。会場アナウンスが"Come on, Boston"と拍手を促した。


4 フィリップ・ハリス(イギリス) SP:68.53(21) FS:121.89(22) 合計:190.42(22)
 「The Globalist」♪ こちらも黒。ダブルアクセル+3回転トウループから入ったが、予定はトリプルアクセルだったのかも。ルッツ・ループ・サルコウ3-1-3はルッツで片手をついたが、しっかり3つ繋げた。単独のトリプルアクセルはオーバーターンしたがこらえる。
 エレキを掻き鳴らすパートのコレオシークエンスは勢いがあってよかった。最後にループで転倒したのが口惜しいところ。


5 アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:69.86(19) FS:156.21(11) 合計:226.07(13)
 「レ・ミゼラブル」♪ 襟にフリルの白いシャツ。ヨーロッパ選手権銀メダリストが、不本意にもこの滑走順。しかし、心は折れていなかった。冒頭のトウ・トウ4-2入った トリプルアクセルはステップアウトしたが着氷、4回転トウループを鮮やかに。ルッツ・ループ・サルコウ3-1-3も頑張る。ジャンプが音とぴったりはまって決まると、それだけで盛り上がる。
 「民衆の歌」で手拍子にのってコレオシークエンス、ミュージカルのクライマックスのよう。終わって「俺はやったぜ!」とばかりに両手を突き上げた。

6 シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:69.23(20) FS:133.97(20) 合計:203.20(20)
 「Reborn - Renaissance」「Les Mille et une Nuit」♪ 白いブラウスに黒いベルト。冒頭の4回転サルコウは転倒したが、3-3、トリプルアクセル+2回転トウループ+2回転ループ、終盤にもトリプルアクセル
 中東風の曲(タイトルは「千一夜」?)で踊るコレオに手拍子。


<G2>
7 ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:71.04(17) FS:139.52(17) 合計:210.56(17)
 「Beethoven's Five Secrets」♪ 深緑のシャツ。よく跳んだ 4回転トウループ(ややオーバーターン)、トリプルアクセル+3回転トウループ、ルッツ・ループ・サルコウ3-1-2、単独トリプルアクセル等々。着氷姿勢が背中が伸びてていい。
 自己ベスト更新に笑顔。


8 グラント・ホクスタイン(アメリカ) SP:74.81(16) FS:162.44(9) 合計:237.25(10)
 「レ・ミゼラブル」♪ 黒のVネック。アメリカの期待を負って登場。「彼を帰して」のボーカルで、4回転トウループ、トリプルアクセル+2回転トウループと決まった ラウンジポジションからそのまま入るキャメルスピンがカッコいい。後半のトリプルアクセルも片手つきでこらえ、ルッツ・ループ・サルコウ3-1-3など全て決めた
 「One Day More」で革命戦士のような力強いコレオシークエンス、リンクいっぱいのイーグル。生涯最高の演技

9 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:77.43(15) FS:146.10(14) 合計:223.53(15)
 「夜想曲第19番」ショパン♪ 水色。シンプルなピアノ曲で、トリプルアクセル、トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウを頑張る。じっくりとエッジ使いを見せていくステップは、彼の新しい一面。キャメルスピンは足換え後に逆回転。後半にルッツ・トウ3-3なども決め、オーソドックスな技術と表現で構成したプログラム、これも素敵
 終わって天を仰ぎ、十字を切っていた。キス&クライではいつものように幾つもの言語でご挨拶。四大陸は怪我で欠場したが、ここから復活していけそう。

10 ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー) SP:77.72(14) FS:143.71(15) 合計:221.43(16)
 「タイタニック」♪ グレーから白へグラデーション。セリフやナレーションがたくさん入っているので、映画をスケートで演じているような感じ。
 冒頭のトリプルアクセルには1回転トウループをつけ、2本目はきれいに単独で。ルッツ・トウ・ループ3-3-2 後半ループが1回転になったのが惜しい。コレオシークエンスの長いイナバウアーからイーグルはドラマチック。

11 イ・ジュンヒョン(韓国) SP:70.05(18) FS:104.83(24) 合計:174.88(24)
 「ロミオとジュリエット」♪ 右の袖と脇だけ黒、あとは白レース。羽生結弦が2011/2012シーズンに使ったバージョンの曲。トリプルアクセル、3回転ルッツと続けて転倒。後半のサルコウが2回転になったり、アクセルが1回転になったりと、クリーンに下りたジャンプが少なかった。
 ロックのパートではクールに踊れていたが・・・

12 マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:78.46(13) FS:131.68(21) 合計:210.14(18)
 ベートーヴェン・セレクション♪ 白ブラウスにパープルのベスト。「運命」の音に驚く振付から。4回転サルコウ転倒、4回転トウループはステップアウト。トリプルアクセルはなんとかこらえた。もう1本4回転予定はパンク。ほかにも2回転になったジャンプが
 もうやる気ない~みたいに腕をぶらんとさせたり、ひょうきんな振付。「歓喜の歌」でのコレオシークエンスは観客がのってくれた。
 ・・・いっそ、4回転をしばらく封印して、トリプルアクセルまでのジャンプを完璧に戻してみたらどうだろう・・・

<G3>
13 デニス・テン(カザフスタン) SP:78.55(12) FS:151.58(12) 合計:230.12(11)
 「ロミオとジュリエット」チャイコフスキー♪ ブルー。新しいプログラムで臨むフリー。4回転サルコウは両足着氷でステップアウト、次の4回転はしかしトリプルアクセルは単独、+3回転トウループときれいに下りた。
 まだ完全ではないけれど、美しい姿勢のキャメルスピンなどはさすが。もっと練り上げてからあらためて見たい。

14 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:81.07(10) FS:143.47(16) 合計:224.54(14)
 「Adagio for Tron」♪ 黒のつなぎに模様。しっかりスピードにのって、トリプルアクセル、トリプルアクセル+2回転トウループと決めていく。工夫のあるキャメル姿勢、I字スピンなど柔軟性も。膝を深く曲げるイーグルも面白い。
 ステップで一歩ごとに大きく加速していき、ブレイクダンスの動きを入れたコレオシークエンスは疲れも見せずに踊りきった。


15 マックス・アーロン(アメリカ) SP:81.28(8) FS:172.86(7) 合計:254.14(8)
 「ブラック・スワン」♪ シンプルに黒。地元の期待を肩に、どこまでやれるか。サルコウ・トウ4-3入った トリプルアクセル+2回転トウループ 白鳥が踊るようなステップをしっかり見せ、後半の4回転サルコウ、トリプルアクセル、ルッツ・ツープ・サルコウ3-1-3まで決まった
 今日はゾーンに入って、バレリーナの魂が降りてきていた。もう、走って跳んでだけの選手ではない。終わって会場はもうお祭り騒ぎ それでもわずかにベスト更新ならず。

16 ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:79.29(11) FS:158.70(10) 合計:237.99(9)
 「海賊」♪ 赤のベスト。冒頭の4回転サルコウで転倒、またか、、、と思ったら、後半に4回転サルコウ+3回転トウループ、来たーっ フリップ・トウ3-3がきれいに決まった。トリプルアクセルも2本、3-1-3も入る。
 終盤のコレオは観客も手拍子で、バレエらしいピルエットの連続などで魅了してくれた。

17 イヴァン・リギニ(イタリア) SP:81.17(9) FS:147.35(13) 合計:228.52(12)
 「Shine On You Crazy Diamond」「Money」ピンク・フロイド♪ ブルーに黒のライン、黒手袋。ぐいぐいとスピードにのり、4回転トウループ、トリプルアクセル+2回転トウループと決まった 2本目のトリプルアクセルは転倒。両手上げ3回転ルッツ、フリップ両手上げ・ループ・サルコウ3-1-2などかなり頑張った。
 レジの音から始まる後半の曲、カキカキとロボットみたいに動く振付で沸かせる。


18 アダム・リッポン(アメリカ) SP:85.72(7) FS:178.72(4) 合計:264.44(6)
 「Because (The World is Round)」「Get Back」「Black Bird」「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club」ビートルズ♪ ブルーの透ける生地で軍服風。会場の全てが彼の味方だった。4回転ルッツ、下りた~~~ 回転不足だったけど。トリプルアクセル+2回転トウループ、両手上げリッポンルッツ、ルッツ・トウ・ループ3-2-2、全部成功
 語り合うようなステップ、コレオはもうダンスクラブ状態。ここまで完璧なリッポン、初めて見たかも・・・よくやった もちろん自己ベスト更新。

 いよいよ最終グループ。


<G4>
19 ミハイル・コリャダ(ロシア) SP:89.66(6) FS:178.31(5) 合計:267.97(4)
 「The Nightmare Before Christmas」♪ グレーに血管みたいな模様。面白い曲で、コミカルな振付を交えながら、滞空時間の長いジャンプを次々 4回転トウループ、トリプルアクセル+3回転トウループ、ルッツ・トウ・ループ3-2-2、わずかに着氷で傾いたのがあったくらいで、ほぼミスなし
 プログラム全体の流れがいいので飽きさせず、自然に手拍子が起こっていた。初出場でパーフェクト 自己ベスト大幅更新。


20 羽生結弦 SP:110.56(1) FS:184.61(2) 合計:295.17(2)
 「SEIMEI」♪ 狩衣。大歓声の中、じっくり時間を使って位置につき、印を結ぶ。4回転サルコウで手をついたが、4回転トウループは入った。静かに燃えるようなステップを踏みしめ、袖でふんわりと空を払う。
 後半の4回転サルコウ転倒、トリプルアクセル+3回転トウループで立て直したかに見えたが、トリプルアクセルの後ターンが入って1回転ループ+2回転サルコウ。3回転ルッツも着氷で傾いた。
 最後まで力の限り滑ったが、、、

21 金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:89.86(5) FS:181.13(3) 合計:270.99(3)
 「ヒックとドラゴン2」♪ 黒の半袖に金と銀のライン。今日もよく跳びました 冒頭の4回転ルッツはステップアウト、4回転サルコウはオーバーターン気味だがこらえる。トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウ、後半のトウ・トウ4-3などなど
 表現もかなり気を使えるようになってきたが、技術点と演技構成点の差は28点。。。今後の宿題。

22 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:98.52(2) FS:216.41(1) 合計:314.93(1)
 「野郎どもと女たち」♪ グレーのシャツ、襟は白。今日は彼の日だ 4回転トウループ、サルコウ・トウ4-3、後半4回転サルコウ、トリプルアクセル2本、、、全てのジャンプを全く揺らぎなく決めた。
 芝居のような仕草が、軽快なボーカルと呼応してエンターテインメントになっている。それでこれだけジャンプが入ったら、もうただ酔いしれるだけ 手拍子がどんどん大きくなって、フィニッシュする前から観客は立ち上がっていた
 自己ベストをまた大幅に更新して、大差でトップに立つ。

23 宇野昌磨 SP:90.74(4) FS:173.51(6) 合計:264.25 (7)
 「トゥーランドット」演奏:ヴァネッサ・メイ/「誰も寝てはならぬ」歌唱:ポール・ポッツ♪ 完璧すぎる演技の後で、出づらかったかな。しかし、いつもの引き締まった顔で深いエッジに乗っていく。4回転トウループはやや傾いたがこらえ、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転フリップ、ルッツと落ち着いて決める。ステップのあたりは自然と手拍子。
 「誰も寝てはならぬ」の声にのって、窓を開けて外へ出て行く王子。4回転トウループ転倒、痛そう だがその後にトリプルアクセル2本頑張った クリムキンイーグルのコレオ、スケーティングそのものの迫力。羽生ともフェルナンデスともまた違う魅力に、観客は拍手を送った。
 キス&クライで、ちょっと泣いてるように見えた。頑張ったんだから、いいんだよ

24 パトリック・チャン(カナダ) SP:94.84(3) FS:171.91(8) 合計:266.75(5)
 ショパン・セレクション♪ グレーのカットソー。今日は彼の日ではなかったか 冒頭のトウループが3回転に(加点はついたけど^^;)。トリプルアクセルが決まり、トウ・トウ4-3はフェンスぎりぎりで下りてから軽くぶつかってしまった。後半のアクセルが1回転に、最後のフリップも2回転に。
 前半の激しい流れと、中盤の切ないメロディの柔らかな動きと、表現力はいつもながら。四大陸選手権の再現とはいかなかった。

 結果、優勝はハヴィエル・フェルナンデス、2連覇 2位羽生結弦、これも2年連続。3位に初出場の金博洋。4位ミハイル・コリャダ、5位パトリック・チャン。地元アメリカ勢は6位アダム・リッポンが最高で、マックス・アーロン8位、グラント・ホクスタイン10位。ミハル・ブレジナが9位に入った。
 宇野昌磨7位、これで羽生の2位と併せて来年の3枠獲得。3枠は日本のみで、スペイン、中国、ロシア、カナダ、アメリカ、チェコが2枠。アメリカは惜しいところで枠を減らした。2枠あったが1人しか出場しなかったカザフスタン、ウズベキスタン、フランスは1枠に減った。

 見ごたえあったけど、めっちゃ疲れた あとはペア・フリー、女子フリーを残すのみ。。。


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