フィギュアスケート・エーニャスプリングトロフィー2022のアドバンストノービスに初出場の島田麻央、ショートプログラムはぶっちぎりの1位
滑走順のドローは2番だったが、1番の選手が棄権したので実質第1滑走。いきなり52.93、2位以下に9点以上の差をつけて、最後まで抜かれなかった。
日本でノービスの大会はフリーだけで行われるので、アドバンストノービスのショートプログラムを滑るのは初めてと思われる(来季はジュニアに上がれる年齢なので、たぶん最後になる)。
アドバンストノービス女子SPの必須要素を今回初めてちゃんと確認した(Communication 2396)
[ジャンプ]
・シングルまたはダブルアクセル
・2回転または3回転の単独
・2回転+2回転または2回転+3回転のコンビネーション
[スピン]
・レイバック/サイドウェイズ、または足替えなしの単一姿勢スピン(フライングで入るのは不可)
・足替え1回のコンビネーションスピン(フライングで入ってもよい)
[ステップ]
・氷面をフルに使うもの
他にジュニア・シニアと違う点は、
①転倒による減点は1回につき0.5点
②スピン、ステップのレベルは最大で3
③演技後半のジャンプ基礎点が1.1倍にならない代わり、回転不足でないダブルアクセルと3回転ジャンプ1つ(フリーでは違う種類の3回転2つ)に各1点のボーナス
④演技構成点はComposition以外の4項目
島田選手が滑ったことがあるショートプログラムはジュニアの構成なので、3回転+3回転を跳べない、スピンが2つしかないとなると、技術点はぐっと低くなる。さらに演技構成点も1項目分低くなるわけで、、、
得点を見たときに首をかしげたのは、これがいい点なのか、そうでもないのか、すぐにはわからなかったからだろう
とはいえ、ジャッジスコアを見ると、初めの2つのジャンプでがっつりGOEとボーナス点をもらい、スピンとステップも“最大”のレベル3をそろえている。演技構成点もすべて6点台、他に6点台を1つでも出している選手はいない。
というわけで、今の実力はちゃんと発揮して評価されたと言える。フリーはもちろん最終滑走、明日の21:31の予定。アドバンストノービスで4回転は許されてないのでトリプルアクセルには挑戦か たぶんシーズン最後の試合、思いっきりやっておくれ
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