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JGPオーストリア大会男子SP

2012年09月15日 08時30分33秒 | スポーツ

 相変わらず残暑厳しい中、フィギュアスケートの大会は開かれる
 ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第3戦オーストリア大会男子ショートプログラムジャッジスコア)。日本からは日野龍樹、川原星の2人が出場。シリーズの映像はこちら
 エントリーメンバーを見たときは、日野龍樹が優勝するチャンス!と思った。第1戦フランス大会で3位だったから、ここで優勝して15ポイント獲得すれば26ポイント、昨季に続いてJGPファイナル出場となるか?と思ったんだけど、、、
 ジュニアの場合、軽くて小さい体でぴょんぴょんジャンプを跳べちゃう、出場年齢に達したばかりの選手がいきなり勝ってしまうことがある。ノーマークの選手に高得点を出されてびっくり という状況がさっそく起こってしまった。
 5月に13歳になったばかりのネイサン・チェン(米)、日本式にいえば中1で身長144cm、映像で見てもいかにも子どもなんだけど

 冒頭のトリプルアクセルを決め、3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップを後半に決める。今季からSPでも後半のジャンプは基礎点1.1倍なので、コンビネーションジャンプを後半で決めると大きく点を稼げる。
 スピンもレベル4が2つに3が1つ、ステップはレベル4。マイナスになったGOEが一つもなく、演技構成点5項目平均は6.42。。。スコア75.15はシニアに混じっても遜色ない。アメリカ大会優勝のジョシュア・ファリスでSPが72.20だから、かなり怖い存在になりそう。
 参考までに、今年1月の全米選手権ジュニアの部、フリーのジャッジスコアを見ると(+をクリック)、トリプルアクセルなしでも技術点の基礎点61.70という構成。同じ演技ができたらそれだけで200点に乗れるわけで…。フリーは注目だ。
 SP2位にパーソナルベスト更新の61.73で川原星がつけた。

 ジャンプの着氷が少しつまった感じできれいに流れなかったけど、コケずに回り切って立ったからいい。「Sing Sing Sing」のドラムパートをメインにした長めのステップが、ノリよく見せて好印象。終わった瞬間、小さくガッツポーズ
 3位には日野龍樹。パーソナルベスト更新はならなかったが、フランス大会よりは上の60.41。

 冒頭のトリプルアクセルはとてもきれいに決まったが、コンビネーションジャンプで片手をついてしまい、フリップが2回転になってしまった。フリップは後半だったのでもったいなさ倍増 ステップがレベル4でGOEもプラスがついたのはよかった。終わった瞬間、本人は出来に不満なようで、がっかりした顔。そんなにあからさまにしなくても^^;

 1位のチェンとは点差ありすぎなので、正直フリーで逆転は(よほど大きなミスをチェンが連発しない限り)厳しいかも。川原星と日野龍樹にはぜひパーソナルベストを出して、二人で表彰台に乗ってほしい


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