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GP2022MKジョン・ウィルソン杯男子SP

2022年11月12日 06時15分02秒 | フィギュアスケート

 グランプリシリーズの大会がイギリスで開催されるのは初めて
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2022MKジョン・ウィルソン杯男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
島田高志郎 SP:80.84(5)
 「Sing, Sing, Sing」♪ 白シャツにグレーベスト。きゅきゅっと肩を動かしながらリズムに乗って、4サルコウ下りる。予定を変えて4トウ+3トウ、決まった 3アクセルは少しステップアウト。スピンをジャンプで出て、小粋な所作から勢いよくステップに、軽快な動きに自然に手拍子が起こった。めっちゃいいプログラム

グラハム・ニューベリー(イギリス) SP:64.30(9)
 「No Good」♪ グレー。世界選手権2022で20位に入っている選手。激しいエレキに乗って、がんがん飛ばす。冒頭のアクセルはパンクしたが、3ループ+3トウ、3ルッツは決まって地元の観客大喜び。よく体が動いていたステップでレベル4獲得。

壷井達也 SP:76.75(7)
 「天国への階段」♪ ダークグレー。世界ジュニア銅メダリスト、満を持してシニアのグランプリシリーズにデビュー。軽々と4サルコウ、3アクセルを跳んだ 3フリップはオーバーターンしたが落ち着いて2トウをつける。フライングキャメルスピンを出てするするとステップに入っていく流れがいい。かき鳴らすギターの音色によく合っていた。

コーリー・シルセリ(カナダ) SP:62.97(10)
 プリンス・メドレー♪ 濃紺。長身をしなやかに動かして、3ルッツ+両手上げ3トウを跳ぶ。イーグルからの3アクセルは両足着氷になった。フリップが変な開き方で1回転になってしまった
 それでも細かいところの所作に何とも言えない魅力がある。キス&クライにはブライアン・オーサー。

エドワード・アップルビー(イギリス) SP:62.52(11)
 「Dawn of Faith」♪ グレー。大会最年少の17歳。3アクセル、ステップアウトでなんとか立つ。両手上げルッツが2回転になり、3トウはつけられず2トウになった。小さいジャンプやスライディングを織り込んだステップ。

樋渡知樹(アメリカ) SP:66.68(8)
 「Romani Holiday」♪ ワインカラーのシャツに黒スカーフ。見事な4トウから入ったが、アクセルが1回転に。3ルッツ+3トウは決まった。疾走感のある曲で、スピードに乗ってぐいぐいとステップ、ヒッチキックやクリムキンイーグルに盛り上がる
 彼らしさ満載のプログラム、ジャンプを決めたい、、、

<G2>
佐藤駿 SP:82.68(4)
 「Carol of the Bells」♪ 黒に白青の飾りの布。滑らかなスケーティングで、高さのある4ルッツ 4トウでステップアウト、一応2トウを跳んだが無効に。3アクセルの流れが美しい。
 しばらく見ない間にとにかく滑りがきれいになっていて、それだけで見ごたえがある。これはフリーも期待

ジミー・マー(アメリカ) SP:77.72(6)
 「Warriors」♪ 黒。右見て左見て、動き出す。4トウきれいに下りて敢えて単独に。3ルッツ+2トウは少しふらついた。スピンの出に大きなバタフライ。3アクセルはなんとかこらえる。ドラマチックな振付が随所に入るステップでレベル4を獲得。シットスピンから膝と手をついてフィニッシュ。

ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:89.49(1)
 「Cold」♪ 白の上に黒。非の打ち所がない4サルコウ 3アクセルも完璧! 3ルッツ+3トウは着氷で少しよろけたが、ミスはそれだけ。長い脚がピンと伸びるキャメルスピン、一歩ごとにどんどんスピードを増していくステップに見とれてしまう
 コンスタントに89点、超えられそうで超えられない90点の壁。

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:83.01(3)
 「Englishman in New York」スティング♪ 紺系。冒頭の4サルコウこそ転倒したが、滑らかな3アクセルに流れのいい3ルッツ+3トウで会場が沸く。音と一体化するステップの、足さばきと所作の素敵なこと ラストの高速シットスピンは"signiture"、みんな大好き

モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:56.42(12)
 「Way Down We Go」「Break My Baby」♪ 黒。冒頭のサルコウが2回転になったが、うまく3トウをつけた。アクセル、後半トウとパンクして技術点が シットスピンの出に片手側転を見せた。
 モスクワ育ちだが、最近はイタリアで練習しているとか。

ダニエル・グラスル(イタリア) SP:86.85(2)
 「Silhouette」♪ ブルー系。すっかり大人になって 4ルッツ、なんとか抑える。3アクセルはスムーズ、3ルッツ+3トウの着氷はやや乱れた。肩越しにキャッチフットするキャメルスピン、フリーレッグを抱えるアップライト姿勢は得意。語るようなステップの動き、振付はジェイソン・ブラウンだった

 結果、サドフスキーがトップに立ち、2位グラスル、3位ヴァシリエフス。佐藤駿が4位、島田高志郎が5位につけた。壷井達也は7位。
 点差から考えて、佐藤駿と島田高志郎の2人とも表彰台を狙えると思う。壷井達也もフリーでどのくらい順位を上げられるか? フリーは明日の早朝5時5分から


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