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GPスケートアメリカ2018男子フリー

2018年10月21日 10時25分24秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2018第1戦スケートアメリカ男子フリージャッジスコア)。

<G1>
アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:69.69(10) FS:127.78(8) 合計:197.47(9)
 「Bram Stoker's Dracula」♪ 白フリルシャツ。ルッツ・トウ3-3、トリプルアクセル+2回転トウループと序盤は良かったが、ループはダブルに。2本目のアクセルでステップアウト、オイラーを挟むジャンプもダブルだった。
 激しい動きのステップやコレオは悪くない。

ケヴィン・レイノルズ(カナダ) SP:61.62(12) FS:124.01(10) 合計:185.63(11)
 黒系。4回転サルコウ転倒、次の4回転予定らしいトウループは2回転に。トリプルアクセルには2回転トウループをつけられた。ただその後にも4回転を狙ったトウループが2回転になってしまい、3回目で0点に
 フリップ・ループ3-3はカッコよかったが、ジャンプはやや不調だったか。スローパートのステップは引き込まれる。

モリシ・キヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:68.58(11) FS:136.54(7) 合計:205.12(8)
 「Mozart L'Opera Rock」♪ 白シャツに黒ベスト。4回転予定のサルコウ、トウループが2回転に。トリプルアクセルはしっかり決めてイーグルにつなげる。後半に4回転サルコウにチャレンジ、惜しい転倒。
 モーツァルトに扮したプログラム、

ナム・ニュエン(カナダ) SP:69.86(9) FS:143.13(6) 合計:212.99(6)
 「La La Land」♪ ブルーのシャツ。きれいなサルコウ・トウ4-2、単独4回転サルコウと続けて決める。ステップの後にトリプルアクセルも入ったが、2本目はパンク。フリップ・オイラー・サルコウ3-1-3も入る。
 伸びやかなコレオで盛り上げて、最後にループで締めるところが2回転になったが、それなりにまとまった演技。

ジミー・マー(アメリカ) SP:71.53(7) FS:113.53(12) 合計:185.06(12)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 黒から赤のグラデーション。4回転で転倒、アクセルのパンクもあったが、力強い滑りと勢いに何か不思議な魅力の選手。
 本人は出来に納得できず、キス&クライではしばらく俯いていたが、拍手には笑顔でこたえた。

ロマン・ポンサール(フランス) SP:71.48(8) FS:116.44(11) 合計:187.92(10)
 「カルメン」♪ 黒系。明らかに4回転予定のトウループが2回転、トリプルアクセル2本とも転倒。ルッツ・トウ3-2など3回転は安定していた。
 コレオシークエンスやステップがちょっと大人しすぎる?! カルメンの色気がほしいかも

<G2>
セルゲイ・ヴォロノフ(
ロシア) SP:78.18(4) FS:148.26(4) 合計:226.44(3)
 「Way Down We Go」♪ グレーとワインカラー。トウ・トウ4-3、ばっちり決まった! 4回転ループに挑戦、着氷は乱れたが下りる。トリプルアクセル+2回転トウループも入ったが、2本目の転倒が惜しい。
 この人らしい硬質なイメージの曲、最後は体力きつそうだったが、頑張った。


ヴィンセント・ジョウ(アメリカ) SP:76.38(6) FS:149.37(3) 合計:225.75(5)
 「グリーン・デスティニー」「Rising Sun」♪ 白に墨絵風。得意の4回転ルッツ、両手上げの3回転トウループにつなげる フリップは2回転になったが、単独4回転ルッツも下りた。トリプルアクセル+2回転トウループ、ルッツ・オイラー・フリップ3-1-3など、よく跳んだ。
 流れのきれいな中盤のコレオ、いい感じ。ステップはレベル1止まり、こちらはまだまだ。
 キス&クライでプレゼントのクッション、「2022北京見(北京で会おう)」と書いてあった。得点は、、、4つの回転不足で、速報値より大幅に技術点が下がる。これを克服しないと今後厳しいかも。

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:78.09(5) FS:147.72(5) 合計:225.81(4)
 ローリングストーンズ・メドレー♪ 黒、腰にチェーン。4回転トウループは両足着氷になったが、トリプルアクセル+2回転トウループ、3-3などしっかり。
 ビートを全身で刻むステップは観客もノリノリ、ワイルドに踊っても品があるのがいい。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:90.58(1) FS:189.99(1) 合計:280.57
 「Land of All」♪ グレー系のカットソー。さりげない3回転ループから入り、4回転はまずルッツ。フリップ・トウ4-2、単独でトリプルアクセル。後半トウ・トウ4-3とトウ・トウ・ループ4-2-2と怒涛のジャンプ。
 音楽性豊かなコレオでは高いGOEをもらった。さすがのプログラム。

ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:81.52(3) FS:125.99(9) 合計:207.51(7)
 「Seven Nations Army」「Highway to Hell」「Kings & Queens」♪ 黒系。アクセルがパンクし、4回転サルコウ転倒、、、めげずにトリプルアクセルを下り、フリップ・オイラー・サルコウ3-1-2やフリップ・トウ3-3と頑張る。最後のルッツを3回転で決められれば、かなり印象がよかったんだけど^^;
 ネイサン・チェンの直後とあって、粗さが目立ってしまったかも。しかし観客を煽りながらエネルギッシュに踊った。

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:82.09(2) FS:157.42(2) 合計:239.51(2)
 「I'm a Man」「Thunderstruck」♪ 白Tの上に透ける黒。サルコウ・トウ4-2、トリプルアクセル+2回転トウループと決めて波に乗る。2本目のアクセルで軽くステップアウトした以外ミスなく、ロックで踊れば会場が一つに。久々に彼の小気味いい演技 ステップはただ一人レベル4を獲得。

 結果、ぶっちぎりの優勝はネイサン・チェン、2位にGPシリーズ4年ぶりの表彰台となったブレジナ、3位ヴォロノフ、僅差の4位にリッツォ、0.06の差で5位にヴィンセント・ジョウ。ナム・ニュエンが順位を上げて6位、SP3位のジュリアン・ジージエ・イーは7位、初めてのGPシリーズはちょっとほろ苦かった
 9位のビチェンコ、11位のレイノルズ、ちょっと心配 2人とも2戦目があるので、巻き返せるといいんだけど。

 このあとは女子SPが始まる。真凛ちゃん、花織ちゃん、さっとん、頑張れ~


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