今大会は2日間で一気に行われたから慌ただしい^^;
フィギュアスケート・グランプリシリーズ第4戦ロシア杯、女子フリー(ジャッジスコア)。結果、SP2位のキーラ・コルピが逆転優勝、グレイシー・ゴールドが2位、アグネス・ザワツキが3位とアメリカの若手たちがGPシリーズ初の表彰台。村上佳菜子は4位、惜しかった
フリー1位115.64のキーラ・コルピ。
自己ベスト更新 ループで転倒があったが、「公式練習や6分間練習であまり決まっていなかったルッツやフリップを決めたのは、さすがベテラン」(解説の荒川静香さん)。腕がいつも水平にぴーんと伸びてる姿勢が多いんだけど、それでもプログラム全体を美しく見せることに集中している感じ。滑走&ジャンプの繰り返しが続いても不自然にならない音楽の選び方も巧いと思う。丁寧なステップはレベル4。
GPシリーズの優勝はこれが2回目で、初めてのファイナル進出。
フリー2位、112.87のグレイシー・ゴールド。
次々ジャンプを決めていくが、ループと後半のルッツで2回転になってしまった分で逆転を許した。フリップジャンプの踏み切りエッジエラーが今後の修正点かな。誰かがTwitterで「タラ・リピンスキーを思い出す」と言ってたが、たしかに!(これがすぐわかる人は世代が近い)
フリー3位、109.56の村上佳菜子。
パートナーとタンゴを踊っているかのようなプログラム、めっちゃ素敵 2本目のフリップがコンビネーションにならなかった以外はミスもないように見えたが、最後の3回転トウループが無効0点扱い。なぜ???「ジャンプのうち1つはアクセルでなければならない」のに、入ってなかったために最後のジャンプ要素が無効にされたという。
2本目のフリップ、元々シークエンスでダブルアクセルを続けるはずだったが、つなげられなかった。フリップのあとピョンと半回転ジャンプを跳んでいるように見えるが、半回転ではジャンプ要素として認められない 戻ってきたときコーチに「アクセルどうだったかな」みたいなことをちらっと言ってるのが聞えたが、本人も心配だったんだろう。
半回転でなく1回転半のシングルアクセルなら、フリップに続けて行っていればシークエンスとして認められ、「アクセルジャンプが含まれたプログラム」となる。ここさえできていればフリー2位、総合3位になれたところだった。
インタビューで「よくなかったけど、次につながるような“よくなかった”だから」。なるほど
フリーは106.43の4位、総合3位のアグネス・ザワツキ。ジュニア時代から村上佳菜子のライバルらしい。ブルーの衣装で「ラプソディ・イン・ブルー」、曲の緩急をうまく使った構成でいいプログラム。NHK杯の成績次第でファイナルは、、、あり?
フリー5位102.42のヴァレンティナ・マルケイ、SP9位から順位を上げられなかった。「アーティスト」の可愛いプログラムなんだけど、あんまり演技構成点が上がらない。3連続コンビネーションとか、技術点も上げたいところかな。
フリー6位101.87、ポリーナ・コロベイニコワ。ジャンプをどんどん決めて盛り上がったけど、最後は「少し疲れましたね」(解説・荒川静香)。終盤のダブルアクセルで転倒は口惜しい。来週のエリック・ボンパール杯でリベンジしよう。
100.87でフリー7位と不本意だったアデリナ・ソトニコワ。冒頭の3回転ルッツで転倒、立て直したかと思われたが中盤のフリップとループで続けて転倒。どんどん余裕がなくなっていく 僅差で総合5位にとどまったのが奇跡的なほど?
アリョーナ・レオノワは98.42、フリー8位。最初の3回転+3回転決まった、と思ったがミスが出始め…シーズン後半で完成形が見られるだろうか。
ヴィクトリア・ヘルゲソンも100点台にのらない97.38。大きなミスはなくても、回転不足続きだと点が出ない。どうでもいいけど、髪型が中途半端なのが気になってしまう^^;
キャロライン・ジャンの92.06は、今の彼女としては悪くはなかったのかな。音楽と振付がもう少しマッチするといいのに、と思う。かつての代名詞だったパールスピンはやらなかった。
今大会でファイナル進出が決まったのはキーラ・コルピ1人。村上佳菜子は20ポイントとしたが、これはちょっと可能性が低いかも。
ファイナル進出予想はまたあとで。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます