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四大陸選手権2023男子フリー後半

2023年02月12日 17時20分35秒 | フィギュアスケート

 また寝坊したので後半から。
 フィギュアスケート・四大陸選手権2023男子フリージャッジスコア)。

<G3>
ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:72.43(12) FS:164.71(5) Total:237.14(5)
 「カルミナ・ブラーナ」♪ 暗紅色に黒。あまりスピードはないが、壮大な曲に負けじと強いオーラを出している。4トウ+3トウ、4サルコウ、後半4トウ+オイラー+3サルコウに3ループ+2アクセルと、予定通り力を振り絞って跳びきった。
 終盤のステップはさすがにしんどそうだったが、観客の手拍子に後押しされて懸命に滑り切り、終わって渾身のガッツポーズ。
 フリーの自己ベスト大幅更新

スティーブン・ゴゴレフ(カナダ) SP:72.82(11) FS:136.94(11) Total:209.76(13)
 ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ グレーと黒。冒頭の4トウ、やや斜めになったが下りる。サルコウが2回転になったが、3アクセル+オイラー+3サルコウはきれい。2本目のサルコウも2回転で 後半3アクセル、3フリップ+3トウ、3ループ+2トウと頑張った。
 ステップやコレオでもう少し盛り上げられるといいのかな。。。

島田高志郎 SP:74.06(10) FS:143.79(8) Total:217.85(11)
 「街の灯」チャップリン♪ ブルーグレーに白襟白カフス、サスペンダー。柔らかく滑り出し、ややこらえて4サルコウを下りる。4回転予定のトウは3回転に。3アクセルでオーバーターンしたが2トウをつけた。後半のアクセルも2回転になったが、慌てずオイラー+3サルコウ、最後に3ルッツ+2アクセル、こらえて立つ。
 SPと打って変わって抒情的な表現力を見せつけて、観客も堪能する。コミカルな動きと哀愁を見事に表現してくれた

キョン・ジェソク(韓国) SP:75.30(9) FS:136.68(12) Total:211.98(12)
 「Sing Street」♪ 白ポロに茶系ベスト。3アクセルで転倒したが、すぐ3アクセル+2トウでリカバリー 3フリップ+2アクセル+2アクセルでぐっと盛り上がる。曲がアップテンポに変わって3ルッツを決め、3フリップで転倒したが、すぐ軽快なステップで生き生きと滑る。コレオは観客を煽りながらバレエジャンプなど、元気が何より

マキシム・ナウモフ(アメリカ) SP:75.96(8) FS:142.75(9) Total:218.71(10)
 「Iron」「Shadows」「Loyal」♪ 黒系。4サルコウ、2本続けて転倒 3アクセル+2アクセルは見せる。後半フリップが2回転になったが、落ち着いてオイラー+3サルコウに繋げた。スピンの出で大きなバタフライが映える。パワフルなコレオからシットスピンでフィニッシュ。

コンラッド・オーゼル(カナダ) SP:80.09(7) FS:146.01(7) Total:226.10(8)
 「Out of Tears」「Paint It Black」♪  黒。4サルコウがきれいに決まった。4トウは片手をついたが、なんとか3トウを付ける。後半4トウ予定が3回転に。3フリップ+2アクセル+2アクセル、ちょっとよろけながら頑張る ステップでは疾走感を出そうと意識していたかな。

<G4>
佐藤駿 SP:80.81(6) FS:178.33(3) Total:259.14(3)
 「レッド・バイオリン」♪ 赤紫。あまりにも軽やかで驚く4ルッツ 4トウ+2トウ、3アクセル+オイラー+3サルコウと順調。単独4トウも入る。繋ぎの腕の動きや視線の送り方がいい。シットスピンの出はスライディングで。
 後半3アクセル、3フリップ+2トウ、3ループと全て予定通り跳びきった ステップからコレオは、どこまでがステップでどこからがコレオか、ちょっとわかりにくい 振付の問題かな。
 終わって大きくガッツポーズ、自己ベストにあと僅か。

チャ・ジュンファン(韓国) SP:83.77(5) FS:166.37(4) Total:250.14(4)
 「No Time To Die(ジェームス・ボンド007)」♪ 黒に白を少し。得意の4サルコウをきれいに決めるが、4トウで転倒。3ルッツ+3ループはばっちり。ジュニア時代からクリケットクラブで鍛えられたスケーティング力を見せつけるステップ。
 後半アクセルがパンクしたが、3アクセル+2アクセル、3ルッツ+オイラー+3サルコウを着氷してリカバリー。雄大なカーブイナバウアーで会場を一つにした。

金博洋(ジン・ボーヤン Boyang JIN)(中国) SP:85.32(4) FS:142.15(10) Total:227.47(7)
 「This」「Precious Lost Love」♪ 紺にストーン。久しぶりの国際大会出場 4トウは少しステップアウト、3アクセル+オイラー+3サルコウなんとか。次のアクセルがパンクしたが、3ルッツ+2トウはしっかり決めた。ループが2回転になったが、最後の3ルッツに2トウを付けたのは偉かった。スピンの出でイリュージョンを入れたり、ちゃんと今季のルールも押さえている。
 しかし体力は厳しかったか、終わって氷に腹ばいに トレイシー・ウィルソンとブライアン・オーサーが出迎える。クリケットクラブでじっくり練習できているようだ。

ジミー・マー(アメリカ) SP:86.64(3) FS:134.40(13) Total:221.04(9)
 「月の光」「Volcano」♪ 黒系。4トウ転倒、次が2回転、アクセルも1回転と波に乗れず ループでようやく落ち着く。3アクセルはステップアウト、3ルッツ+オイラー+3サルコウは頑張る。最後の3フリップがきれいに入ったのが救い。
 曲が変わってアップテンポになるところから、観客が楽しみにしているコレオ、パワフルに踊っていた。しかし終わって悔しそう

 ここで佐藤駿の表彰台が決まる

キーガン・メッシング(カナダ) SP:86.70(2) FS:188.87(2) Total:275.57(2)
 「Home」「Lullaby for an Angel」♪ 赤黒チェック。4トウ+2トウ、深く膝を使って着氷、きれいに流れる。2本目4トウもばっちり! 3アクセルはややこらえたが、3ループは問題なし。1本下りるたびに歓声が大きくなっていく。
 観客とのコミュニケーションを楽しむようなステップ、後半3アクセル+2トウ、3ルッツ+3トウ、さらに3フリップまで決めると両手でガッツポーズ
 リンクいっぱいに円を描くイーグル、氷に頬ずりするようなハイドロブレーディングのコレオ。今季限りで引退を決めている彼は、氷上にいる瞬間1秒1秒をエンジョイした。
 キス&クライではいつものように子供たち2人や奥さんの写真を見せる。自己ベスト更新に感激

 (ここで私は書いたものをうっかり消して大慌てしていた)

三浦佳生 SP:91.90(1) FS:189.63(1) Total:281.53(1)
 「美女と野獣」♪ 白シャツにシルバーのベスト。予定要素とは変えて、冒頭は3アクセル+オイラー+3サルコウ、鮮やかに決める。4トウ+3トウも流れがいい。4サルコウは少しだけこらえる。後半4トウに高い加点が付き、3アクセルからのコンビネーションは止めて3フリップ+2アクセル、3ループと完璧に決めるとガッツポーズ。
 コレオに入ると、もう観客もわくわく 野獣が王子に戻ってベルと踊っている。高速スピンでフィニッシュすると、顔を覆って喜んだ。
 自己ベスト更新に「すげぇ」と驚く。「優勝する」と誓って臨んだ大会で、見事に優勝を果たした
 優勝インタビューで、「直前のメッシング選手がいい演技で、その流れをもらって自分も演技できたから感謝」とコメント。いい奴だ

 結果、三浦佳生が優勝、2位メッシング、3位佐藤駿。4位チャ・ジュンファン、5位にシャイドロフがSP12位からジャンプアップ、6位イ・シヒョン、国際大会復帰の金博洋は7位。島田高志郎は11位だった。
 ジュニア時代に“関東三羽烏”と呼ばれた3人のうち2人が乗っているのを見て、感無量

 明日早朝のアイスダンス・フリーダンス、、、起きられるか?>自分


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