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2015年選手権派遣選手(フィギュアスケート)

2015年01月02日 04時17分13秒 | スポーツ

 年末のうちにまとめたかったんだけど^^;
 2014年全日本フィギュアスケート選手権が終わって、2015年の世界選手権・四大陸選手権・世界ジュニアに派遣される代表選手が発表された。
 男子は宇野昌磨が2位、小塚崇彦が3位となったことで、「宇野が世界選手権代表になるのでは?」との予想も。優勝の羽生以外は町田樹、無良崇人も有力候補だったので、宇野が選ばれたら小塚にチャンスがないとの憶測から、「宇野くんはジュニアにして、小塚を出してあげて~」的な声がネット上に多く出ていた。
 しかし実は、宇野は全日本ジュニア優勝の時点で世界ジュニアに内定。四大陸や世界選手権にも出るかどうか、という話。で、実際に選ばれたのは・・・

<世界選手権>
男子:羽生結弦 小塚崇彦 町田樹→無良崇人
女子:宮原知子 本郷理華 村上佳菜子
ペア:高橋成美/木原龍一
アイスダンス:(SDのミニマムポイントがクリアできたら)キャシー&クリス・リード

 男女シングルの選考基準は、
①全日本選手権の優勝者
②A)全日本選手権2位、3位の選手 B) グランプリ・ファイナル出場者(①の選手を除く)上位2名から
③A)②から漏れた選手と全日本選手権4位~6位 B)ワールド・スタンディング上位3名 C)シーズンベストスコア上位3名から

 男子の場合、羽生結弦は優勝したので決定。
 ②A)は宇野昌磨、小塚崇人。B)は無良崇人、町田樹。ここで小塚が選ばれたと思われる。
 ③A)は宇野、無良、町田。B)は羽生、町田、無良。C)も同じ。町田が選ばれ、無良を補欠としたと考えられる。(6位山本草太は年齢制限でジュニア以外資格なし)
 宇野が選ばれなかったのは、世界ジュニアから世界選手権まで2週間ほどしかないからだろう。SPで4回転が入らず、フリーが30秒短いジュニアのプログラムで試合をした後、短期間でシニア用のプログラムに調整し直すのはなかなか大変だ。(ジュニアグランプリファイナルから全日本まで、相当頑張ったはず。)
 世界ジュニアから世界選手権と連戦する選手もたまにいるが、枠取りの期待がかかっていたりする。その点日本男子は、ジュニアとかけもち選手に頼らなくても大丈夫
 ただ、、、羽生が1ヵ月半療養だから、世界選手権に間に合うか微妙になってきた その場合は村上大介が補欠なんだろうか? 宇野の世界ジュニアの成績次第では、宇野を補欠に、という線もあるのかな?

 女子は宮原知子が優勝で決定。
 ②A)は本郷理華。B)も本郷しか該当者がないので決定。(樋口新葉は年齢制限でジュニア以外資格なし)
 ③A)は永井優香、村上佳菜子。B)は宮原、村上、今井遥。C)は宮原、本郷、村上。3項目全てに該当する村上が選ばれたのは妥当だろう。

<四大陸選手権>
男子:宇野昌磨 無良崇人 村上大介
女子:宮原知子 本郷理華 永井優香
ペア:高橋成美/木原龍一
アイスダンス:キャシー&クリス・リード 平井絵己/マリオン・デ・ラ・アソンション

 選考基準は、①全日本選手権10位以内 ②ワールド・スタンディング上位6名 ③シーズン・ワールドランキング上位6名 ④シーズンベスト上位6名 から。
 世界選手権メンバー以外で該当するのは、男子は①宇野昌磨、村上大介、田中刑事、日野龍樹、佐藤洸彬 ②宇野、田中 ③村上、宇野 ④村上、宇野 となる。
 このうち、日野龍樹はユニバーシアード代表に決まっていて、四大陸と日程が近いので両方の出場はない。
 通常なら、四大陸に原則として国内チャンピオンを出場させるというISUの意向に沿って、全日本優勝者を選出するところ。しかし検査の前から羽生の体調不良が深刻だったのでパス。
 代わりといってはなんだが^^; 2位の宇野を選ぶのは妥当。来季はシニアに上がって当然の成績を残しているので、シニア選手権の経験もできる。その後の世界ジュニアは、SPで難度が下がりフリーは短くなるわけだから、それほど問題ないだろう。
 そして世界選手権に町田を送る予定だったので、次点にあたる無良を選出。さらに基準3項目に該当する村上になったかと思われる。
 女子では、①永井優香、加藤利緒菜、木原万莉子、中塩美悠(6位坂本花織、9位三原舞依は年齢制限で資格なし) ②今井遥、大庭雅、加藤 ③今井、加藤、大庭 ④永井、加藤 が加わる。
 宮原はパスする必要がないので当然出場、本郷もまだまだ経験を積ませたい時期だから選出。となるとあと一人は、、、ベストスコアがいい永井が、来季のシニア移行も視野に入れての選出かもしれない。

<世界ジュニア>
男子:宇野昌磨 山本草太 佐藤洸彬
女子:樋口新葉 永井優香 坂本花織
ペア:古賀亜美/フランシス・ブードロ=オデ

 男女シングルの選考基準は、
①全日本ジュニア優勝者
②以下から2名
 A)全日本ジュニア3位以内
 B)ジュニアグランプリファイナル上位1名
 C)全日本でジュニア年齢の上位3名
 D)ワールド・スタンディング上位3名
 E)シーズンワールドランキング上位3名
 F)シーズンベストスコア上位3名

 全日本優勝の男子・宇野昌磨と女子・樋口新葉は決定。
 宇野以外の男子は、A)山本草太、中村優 C)山本、佐藤洸彬 D)川原星、山本 E)山本、川原 F)山本、川原 が各項目に該当。
 「最終選考会である全日本選手権への参加は必須である」が、川原星は全日本ジュニアで11位と振るわず、全日本選手権に進出できなかった。また、今季ジュニアグランプリシリーズに派遣されずミニマムポイントを持っていなかった選手たちは、結局全日本までに国際大会派遣がなかったので、対象外となってしまった。
 宇野に次ぐ成績を挙げている山本は当然として、あと一人は中村と佐藤の二択。全日本の成績を重く見て佐藤が選ばれたようだ。
 樋口以外の女子は、A)坂本花織、永井優香 C)永井、坂本 D)永井、木原万莉子 E)中塩美悠、永井 F)永井、中塩 が該当。やはり永井と坂本に安定感があった。

<ユニバーシアード>
男子:小塚崇彦 日野龍樹
女子:大庭雅 西野友毬
アイスダンス:村本哉中/野口博一

 選手権と選考のタイミングが違うので、早い段階で候補が絞られ、全日本の前に決定しているらしい。たしかユニバーシアードのスコアは、選手権のミニマムポイントとして認められるので、来季以降のチャンスを広げるためにも頑張りたいところ。

 選手権に出場しない選手も、国内、海外、まだまだ試合はある。それぞれの場所で成長が見られるといいな


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