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(2015年)第84回全日本フィギュアスケート選手権・男子フリー

2015年12月27日 00時08分01秒 | スポーツ
 フィギュアスケート・第84回全日本選手権(2015年)、男子フリー

<G3>
川原星 SP:66.72(9) FS:121.67(13) 合計:188.39(12)
 放送なし。

中村優 SP:69.47(8) FS:125.37(11) 合計:194.84(9)
 「ピアノ協奏曲第2番」ラフマニノフ♪ シルバーのベスト。トリプルアクセルは転倒したが、後半少しジャンプの構成を変えてリカバリー。

宮田大地 SP:66.61(15) FS:126.56(10) 合計:193.17(10)
 放送なし。

日野龍樹 SP:74.03(7) FS:139.14(7) 合計:213.17(8)
 「キング・アーサー」♪ 赤いスカーフがなびく。4回転トウループ転倒、続くトリプルアクセル+3回転トウループをきれいに決める。後半のトリプルアクセルはほぼ降りたあとに、引っ掛かった感じで転倒、もったいなかった。
 終盤のサルコウを3連続にする等、できるだけのリカバリーを頑張る。全体に着氷やスケーティングが柔らかくなった。
 あとは、上半身を表現でもっと使えるようになるといいな

山本草太 SP:62.92(11) FS:152.23(5) 合計:215.15(6)
 「ピアノ協曲第1番」チャイコフスキー♪ パン!と音に合わせて両手を広げてから滑り出す。トリプルアクセル、4回転トウループと転倒したが、次のルッツを着氷。後半トリプルアクセル+2回転トウループ、ルッツ・トウ3-3、3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウと頑張った。
 雄大な曲調に身をゆだねるように、全身を使ってステップを踏んでいく。ピアノの速い音で高速スピン、カッコいいぞ

友野一希 SP:62.51(12) FS:111.21(17) 合計:173.72(16)
 「デーヴダース」「ムトゥ 踊るマハラジャ」♪ インド映画音楽で、くねくねと踊りまくる!よく考えた振付で面白い。
 4回転サルコウ転倒、トリプルアクセルは単独に。3回転ルッツに3回転トウループをつけたが転倒。2本目のトリプルアクセルで転倒して+REPになってしまったが、フリップ・トウ3-2などで挽回。
 アイディアが豊かで、表現する意欲がある選手。ジャンプを安定させて伸びていってほしい。

<G4>
無良崇人 SP:93.26(3) FS:170.20 合計:263.46(3)
 「O(シルク・ド・ソレイユ)」♪ 冒頭の4回転トウループは少し傾いたので単独に。次の4回転トウループに2回転トウループをつける。アクセルがいきなりシングルになったが、次のジャンプをとっさにトリプルアクセルに変更して見事着氷。後半の3連続も、予定ではフリップ・ループ・サルコウ3-1-2のところを3-1-3に。しっかりリカバリーできている
 ステップやつなぎの身のこなしが、以前に比べて本当に洗練されてきた。フライングシットスピンでレベル2、Vがついてしまったのは、フライング姿勢に問題? このあたりが今後の課題か。

宇野昌磨 SP:97.94(2) FS:169.21(3) 合計:267.15(2)
 「トゥーランドット」♪ スケートが氷に吸い付いているようで、目が離せない。冒頭の4回転トウループが2回転になったが、トリプルアクセルを鮮やかに決め、2本目もトリプルアクセル+3回転トウループで完璧。軽やかさと細やかさがあるステップ。後半に4回転トウループが決まると、フリップからの3連続を変更して4回転トウループを跳ぼうとしたが2回転に
 それでも、一つ一つの要素の質が高さが、この得点につながった。3連続を4回転にする変更は、練習でもときどきやっていたらしい。来季以降、4回転を増やすためのリハーサルになったか。

田中刑事 SP:74.19(6) FS:167.86(4) 合計:242.05(4)
 「椿姫」♪ スローな曲調から滑り出し、4回転サルコウで少し着氷が乱れて手をついたが、続くトリプルアクセルから次々ジャンプを決めていく。華やかな舞踏会のような雰囲気のステップ、アップテンポで高速ターンのコレオシークエンスはバレエの一場面のよう。
 昨季から連続のプログラム、さすがに完成度が高い。

小塚崇彦 SP:78.19(5) FS:150.63(6) 合計:228.82(5)
 「イオ・チ・サロ」♪ コールされたときに靴紐を結びなおし、それからドリンクを口にしたり、佐藤信夫コーチが話したり、、、時間大丈夫??? 隣で久美子コーチが「15、16、、、」とカウントして伝える。急いで飛び出してすぐ位置についた。ぎりぎり間に合ったか。
 冒頭の4回転トウループで転倒、トリプルアクセルでも転倒。しかし後半の3回転ジャンプはどれも決めていった。
 そのスケーティングの足元を見ているだけで、この人には存在価値がある。

村上大介 SP:83.49(4) FS:131.07(8) 合計:214.56(7)
 「Anniversary」♪ 4回転サルコウが2回転に抜けたが、2本目はきれいに下りて2回転トウループをつける。トリプルアクセルで転倒、2本目が着氷で乱れてコンビネーションにできず。
 フリップで手をついた後つらそうな表情。それでも最後まで丁寧にジャンプを跳び、気持ちのこもったステップとコレオシークエンスを見せてくれた。
 公式練習中に羽生と接触、双方が転倒したニュースが昼間出ていたが、そのときぶつかった膝が痛んだとか。。。

羽生結弦 SP:102.63(1) FS:183.73(1) 合計:286.36(1)
 「SEIMEI」♪ 今日は4回転サルコウの修正ができているか、、、できてる 4回転サルコウ、4回転トウループ、3回転フリップと完璧。太鼓のリズムで刻むステップは、だんだん完成度を増している。
 後半の4回転トウループで転倒、続くトリプルアクセルも転倒 この2つは回転不足判定だった。次のトリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウを決め、3回転ループをなんとかこらえると、最後の3回転ルッツは問題なかった。
 やはり本人は自覚してなくても、疲労があったのかな、と思う。手拍子に背中を押されて、コレオシークエンスとスピン。ちょっと口惜しい、4連覇。

 結果、羽生結弦が優勝、2位宇野昌磨、3位無良崇人。ほぼ予想どおり? 4位田中刑事は大躍進、5位小塚崇彦、6位山本草太は昨年と同じ順位だがスコアは上がった。村上大介は7位、日野龍樹の8位は自己最高。
 ジュニア勢で山本草太に次いで好成績となった中村優が9位、宮田大地が10位。世界ジュニアはこの3人になるだろうか。

 完璧にノーミスという演技はあまりなかった男子フリーだった。明日は女子フリー ペアとアイスダンスも、みんないい演技ができますように・・・
 

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