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シーズンオフ中、シミュレーション

2013年05月06日 14時00分12秒 | スポーツ

 国別対抗戦が終わって、ようやくシーズンオフに入ったフィギュアスケート。といっても、アイスショーがあちこちで行われていて、トップ選手たちは引っ張りだこ 合間を縫って来シーズンの曲を決めたり振付してもらったり、忙しそう。
 見てる方は暢気に、GPシリーズの組み合わせはどうなるかな~とか、ジュニアから誰がシニアに上がるのかな~、なんて考えている。もちろん、オリンピックに誰が出るのかも考え出すときりがない。
 ソチ五輪で初めて採用される団体戦、国別対抗戦がその前哨戦のような扱いではあるが、ルールがかなり違うので、実際どんな感じ? 国別対抗戦のデータを利用してシミュレーションしてみた。
 五輪団体戦のルールは…世界選手権とGPシリーズ&ファイナルのポイント合計で上位10ヶ国が出場できる。各チーム少なくとも3種目に選手を出場させなければならない。個人戦で出場権を持つ選手のみ可。1種目に限り、団体戦のみに出場する選手を登録できる。
 1位=10ポイント、2位=9ポイント、、、10位=1ポイントとして、SP/SD合計の上位5チームがフリーに進む。SP/SDとフリーは、2人/組まで交代してもよい。フリーも1位=10ポイント、2位=9ポイント、、、5位=6ポイントで、SP/SDとフリーの合計ポイントで順位を決める。
 同点になった場合の順位の決め方は、最も高い順位の2種目を比較して、ポイントの高い方が上。それでも決まらない場合は3種目で比較。

 2人ずつ出ている国別対抗戦の男女シングルは、得点の高い方を各チーム1人ずつピックアップして1位から6位まで並べ、ポイントをつけた。
 SP/SDの結果は:

    男子 女子 ペア アイスダンス ポイント
1 ロシア   7  10  10        8   35
2 カナダ  10   6   9        9   34
3 アメリカ   8   8   6       10   32
4 フランス   6   7   8        6   27
5 日本   9   9   0        7   25
6 中国   5   5   7        5   22

 フリー後の結果は:

    男子 女子 ペア アイスダンス フリー ショート 合計
1 カナダ   9   7   9        9   34   34  68
2 ロシア   6   8  10        8   32   35  67
3 アメリカ   8   9   7       10   34   32  66
4 フランス   7   6   8        6   27   27  54
5 日本  10  10          7   27   25  52
6 中国            0   22  22

 中国チームはフリーを滑らなったという設定なので^^; 実際の結果と比較すると、日本の順位が落ちるのは仕方ないとして、アメリカが3位まで落ち、ロシアが2位、カナダが1位になる。
 ペアがいない日本はやはり不利だったが、逆にフリーに進めさえすれば、5ペア中最下位でも6ポイント確保できる。ショートであと2、3ポイント積めればメダル争いに絡める、かな?

 国別対抗戦は、各国トップがそろったとも言い難いので^^; 世界選手権の成績を元にシミュレーションしてみよう。世界選手権2013と五輪出場枠で計算した上位国のうち、3種目以上に出場していた10ヶ国で計算。2人/組以上出場しているところは、SP/SDとフリーそれぞれ一番高い得点をピックアップ、10チームの中で並べて順位&ポイントをつけた。
 SP/SDでは:

    男子 女子 ペア アイスダンス ポイント
 1 カナダ  10   8   9        9   36
 2 ロシア   3   6  10        8   27
 3 アメリカ   6   7   4       10   27
 4 フランス   8   5   6        7   26
 5 イタリア   1  10   5        6   22
 6 日本   9   9   0        3   21
 7 ドイツ   4   1   8        5   18
 8 中国   5   4   7        0   16
 9 スペイン   7   3   0        2   12
10 ウクライナ   2   2   0        4    8

 注…2位と3位は、高ポイント2種目の比較による。ロシアは10+8=18、アメリカは10+7=17

 惜しい!日本は1ポイント差でフリーに進めない しかし、ペアが出場して1ポイントでも獲得すれば、上位2種目の比較でぎりぎり5位に入れる?
 上位5チームによるフリー後は:

    男子 女子 ペア アイスダンス フリー ショート 合計
1 カナダ  10   7   9        9    35    36   71
2 アメリカ   9   9   7       10    35    27   62
3 ロシア   7   8  10        7    32    27   59
4 フランス   8   6   8        6    28    26   54
5 イタリア   6  10   6        8    30    22   52

 カナダの強さが半端ない メダルに届くには60ポイント近く取れないと厳しいのか。。。日本はSP/SDで25ポイントくらい取れば、フリーで30から最大32が見込めるんだけど 高橋大輔か羽生結弦、浅田真央や鈴木明子、あるいは村上佳菜子で、男女とも9か10ポイントという計算
 日本はまだペアとアイスダンスで出場権を獲得してないけど、9月のネーベルホルン杯でリード姉弟組が獲得できる、はず 3種目そろえばペアも団体要員として出場できるので、組んだばかりだけど高橋成美/木原龍一組も出場できるかも。と思うとわくわく
 個人戦との兼ね合いもあるから、チーム全体で作戦を考えなきゃいけないところだ。一般の大会と違って、オリンピックは1種目ずつ順に行われる。最初の3日間で団体のあと、1日おいてペアが2日間、男子が2日間、1日おいてアイスダンスが2日間、さらに1日おいて女子が2日間。ペアは団体の1日目と2日目のあと、インターバル2日で個人戦になる一方、女子は団体戦のあと9日も空く。
 どの種目のどの選手が、どの演技にピークをもってくるのがいいか、調整が難しそう。どのチームもそうだろうけど、この選手には個人戦に集中してもらって、こっちの選手には団体で頑張ってもらって、なんてのがありそう。団体に起用された選手がうまく実力を発揮するかどうかも賭け。実際やってみたら、結局個人戦のほうがずっといい演技&得点ってこともあるだろうし。
 初めての試み、どんなことになるのか、、、やってみなくちゃわからない?!

 シーズンが本格的に始まるまで、J SPORTを解約しておこう



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