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異父兄弟姉妹

2008年10月14日 22時27分01秒 | アジア
 香港のTV局亞洲電視(ATV)主催のミスコンテスト、亞洲小姐(Miss Asia)の香港地区大会に、呉建豪(ヴァネス・ウー)の妹が参加しているというニュースを見た。妹の名前は姚鳳鳳(メロディ・ヤオ)。あれ、苗字が違う?
 ということはお父さんが違うんだろうか。お母さんが再婚してできた妹? 検索してみると、やはりそうらしい。ぽっちゃりしてて可愛い香港代表になれるかな?
 
 (一番右が姚鳳鳳)
 ところで、中華圏では「子供は父の家に属する」のが大原則。結婚しても夫婦別姓のままなのはよく知られていると思うが、そうすると一般に子供の姓と母の姓は違うことになる。兄弟姉妹は普通同姓になるが、お父さんが違うと姓は違う。
 香港の音楽人、雷頌徳(マーク・ロイ)。二人の弟たちも音楽関係でいっしょに仕事をしているが、姓は李(李漢文と李嘉文)。やはりお母さんが再婚したのだそうだ。
 日本でもよくありそうなことだが、日本では異父兄弟でも姓は同じということもあり得る。まず、子供をつれて再婚したとき、夫と子供で養子縁組して同じ姓にすることがある。(中華圏では一般にこれをやらないので、一家族に父とその子・母・連れ子の3つの姓が同居することになる。)
 また、初婚でも再婚でも妻の姓を名乗った場合、当然ずっと同じ姓なので、初婚の子も再婚の子も父は違っても同じ姓になる。中華圏でも婿取りはないわけではないらしいが、日本ほど一般的ではないようだ。娘しかいない家はどうするかというと、嫁入り先で男の子が2人以上生まれたら、一人養子にもらう。(これは日本でも昔使われた手。戸籍上だけ祖父母の養子になってる次男坊とか?!)
 中華圏では、「同姓は三分の親戚」という言い方がある。父方の先祖を同じくする者同士は結婚しないというのが原則。しない理由は、長幼の序がごっちゃになるから。夫が10代目で妻が11代目だったら、その子は11代目?12代目?決められなくなっちゃうからダメ!というわけ。出身地が遠ければ同姓でもたぶん親戚ではない(父方の先祖は同じではない)けど、同姓同士の結婚はなんとなく・・・らしい。
 だから上記のように母と子の姓が同じであることは稀。そこでドラマや映画で母と子の姓が同じである場合、シングルマザー・未婚の母という設定になっていることが多い。時代劇だと、「父がいないので姓はない」と言ってたりする。
 というわけで、微妙に日本と違う中華圏の家族&名前の話でした

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