フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
(ライブで見る体力がなかったので、あとでアーカイブで観戦しました)
<G1>
ダリア・ベクレミシェワ/マクシム・ボブロフ(ロシア) SP:44.45(10) FS:77.53(12) 合計:121.98(11)
「ハレルヤ」♪ 紫と黒。違う曲が流れるアクシデントが 拍手に励まされて頑張った。サイドバイサイドで3回転トウループ+2回転トウループ+2回転ループをなんとか着氷。サイドバイサイドスピンがとてもよく合っていた。リフト1つで持ち上げ切れなかったのが痛かったかな。
ビアンカ・マナコルダ/ニッコロ・マチイ(イタリア) SP:40.07(13) FS:78.20(11) 合計:118.27(12)
「ゴッドファーザー」♪ 男性はYシャツにベスト、女性は黒のレース。ツイストやスローはうまく決まった。リフトもかなり複雑な下ろし方ができている。コンビネーションジャンプで女性が転倒、セカンドなしになってしまったのは残念。男女の諍いの様子などストーリーを語る振付はしっかり表現した。
メアリー・オー/フェラン・シンプソン(カナダ) SP:43.73(11) FS:84.52(7) 合計:128.25(10)
「Dueling Banjos」「Farewell Cheyenne」「Country」♪ 黒に赤をあしらって。トマーシュ・ヴェルネルのプログラムでおなじみの曲から。ツイスト、スロージャンプはスムーズ。女性がスパイラルポジションから下向きのデススパイラルとか、側転のような動きからそのまま持ち上げるリフトとか、いろいろ工夫がある。サイドバイサイドジャンプは無理せずダブルで^^; 全体に流れがよかった。
アンナ・ドゥスコヴァ/マルティン・ビダル(チェコ) SP:45.51(9) FS:83.29(9) 合計:128.80(8)
「Jungle Berlin」「バーレスク」♪ ブルー スロージャンプでちょっとステップアウトした以外、ほぼミスなく安定した演技。ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループがそろった。
シーズンベストに笑顔がはじける。
<G2>
ケイトリン・フィールズ/アーニー・ユタ・スティーブンス(アメリカ) SP:46.84(7) FS:91.78(4) 合計:138.62(5)
「ドン・キホーテ」♪ 男性は黒に赤、女性は赤に黒。距離の出た2本のスロージャンプ、長いキャリーリフト、背中に飛び乗るダンスリフト、どれもなめらか。サイドバイサイドジャンプも決まり、会心の演技に終わって男性が大喜び。このペアも伸びそう
シャレーナ・ロウ/セバスチャン・アルシエリ(カナダ) SP:46.18(8) FS:82.48(10) 合計:128.66(9)
「ドラゴン・ハート」♪ パステルブルー、男性は黒ベスト。スロージャンプ1本はきれいに入ったが1本は転倒。ダブルアクセルで女性が転倒。リンクいっぱいに使ったリフトは、女性が男性の靴の上で逆立ち姿勢をとってから下りる。サイドバイサイドスピンがよく合っていた。
古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデ SP:48.45(6) FS:86.52(6) 合計:134.97(6)
「Spellbound Concerto」♪ フランシスはグレー系、亜美ちゃんはクリーム系。客席から「ガンバ!」の声がかかる。トリプルツイストはややキャッチが間に合わなかった感じ^^; スロー3回転サルコウは高さも距離も十分! スロー3回転ループも決まった。サイドバイサイドジャンプは、単独の3回転トウループで少し着氷が乱れたがなんとか、コンビネーションは2回転ループにターンが入って1回転トウループをつけた。
叙情的な曲の音をとらえながら、流れの美しいプログラム。ミスがあってフリーは自己ベストに届かなかったので、ちょっと口惜しそうな亜美ちゃんだが、ジュニア最後の試合でよく頑張った
チェルシー・リウ/ブライアン・ジョンソン(アメリカ) SP:49.96(5) FS:83.61(8) 合計:133.57(7)
「プレリュード:黄河協奏曲」♪ ブルーの濃淡。ツイストは高さが出た。ダブルアクセルのあと大きくターンしたけど根性で2回転をつけたのは偉い。スローは1本転倒、1本は2回転。リフトの下ろし方で、背中を通したり腕にぶら下がったりといろいろ工夫していた。
<G3>
アナスタシア・グバノワ/アレクセイ・シンツォフ(ロシア) SP:50.36(4) FS:90.03(5) 合計:140.39(4)
「シルク・ド・ソレイユ」メドレー♪ ブルー、オレンジ、グリーンとカラフル。高いツイストから入り、距離の出たスロージャンプと続く。2回転ループのシークエンスなどサイドバイサイドジャンプも安定。きっちりこなした感。
シーズンベストでまずはトップに立つ。
ジュリアンヌ・セガン/チャーリー・ビロドー(カナダ) SP:61.32(2) FS:115.00(2) 合計:176.32(2)
「Wallflower」「In Your Eyes」♪ ワインカラー。ぴたりとそろった3回転サルコウから、二人のユニゾンがはまってる。十分余裕のあるツイスト、スロー3回転サルコウ。サイドバイサイドスピンでずれそうになっても巧みに微調整できる。情感のこもったコレオシークエンス、ダブルアクセル+2回転トウループも決まり、全てがクリーンな演技だった。
リナ・フェドロワ/マクシム・ミロシュキン(ロシア) SP:58.27(3) FS:96.06(3) 合計:154.33(3)
「コロブシュコ」♪ 赤の民族衣装風。膝を曲げて身体を後ろに倒す変形イーグル(クリムキンイーグルというそうな)から、そのまま高々と放り投げるツイスト しかしサイドバイサイドの3回転サルコウ、シークエンスのダブルアクセル、両方で女性が転倒。仰向けでエッジをホールドするリフトの姿勢や、男性がイーグルでのダンスリフトなど、見せ場はたくさん。
ベストは出せず、ちょっと冴えない顔。
于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:62.56(1) FS:116.23(1) 合計:178.79(1)
映画「クリエーション」より「Humility and Love」♪ グレーがかったブルー。交差するステップから3回転トウループ、続いてダブルアクセルのシークエンスとユニゾン完璧なサイドバイサイドジャンプ。ツイスト、スロージャンプ2本と準備動作が短くてスムーズ。しっとりと見せるコレオシークエンス、ひとつひとつの所作に互いへの信頼感がにじむ。
見事な演技で最終滑走を飾り、男性はガッツポーズ、女性は観客に手を振って応えた。
シーズンベストでないのは、シニアのフリーより要素数が少ないから。堂々たる優勝
結果、優勝は于小雨/金楊、2位セガン/ビロドー、3位フェドロワ/ミロシュキン。1位と2位は大きな差が出ず、2位と3位は予想より大きな差がついた。4位グバノワ/シンツォフ、5位フィールズ/スティーブンス。
古賀/ブードロー=オデは6位、大健闘
来季枠は、中国、カナダ、ロシア、アメリカが3。日本、チェコが2。どの国も、枠を全部使えるとは限らないけど^^;
今日はいよいよ男子ショートプログラム
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