急逝した元アイスダンス選手、クリス・リードさんを悼む記事をいくつか。
寒さに耐える桜、自分に重ね演じた 死去のC・リード氏
“氷に乗る前、ひざを温める地道な準備を徹底した。分刻みのメニューを、約1時間。これを数年にわたって継続した”
・・・そうやって戦っていたのか、、、知らなかった。最後のシーズンあたりはあまり痛そうにしてなかったので、手術がうまくいって楽になっていたのだと思い込んでいた。
(有料記事の部分)・・・・・
17年9月、平昌五輪最終予選で、日本のアイスダンスの出場枠を獲得した。同じ大会にリトアニア代表で出場した妹のアリソンが枠を逃して涙したとき、強く抱きしめて前向きな言葉をかけた。「心配ない。これは、今からもっと伸びるためのいい経験だよ」
指導者に転じたクリスさんには、逆境に立ち向かう心構えを、たくさんの後輩に伝えてほしかった。
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アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス組はバヴァリアン・オープン2020で優勝。クリスもきっと喜んでいただろう。
クリス・リードを元コーチが悼む。「彼は日本代表を誇りにしていた」
コーチのマリナ・ズエワがメッセージを寄せてくれている。筆者の田村明子さんがいう“アイスダンサーには不可欠な華やかさ”に同意。
ガラス張りのドーナツショップでの彼を思い出す。
直接インタビューしたことのあるライター・長谷川仁美さんが語るエピソード。ソチ五輪出場権がかかったネーベルホルン杯は:
“キャシーにはその怪我の全貌は伝えなかったというほどの、大きな怪我。
そうして臨んだフリーの演技中、クリスは「痛い、痛い」と声に出していたそう。そうやってつかんだソチ五輪出場だった。”
…そこまでだったとは、、、(詳しいことはインタビューで。五輪前のはりきってる時期)
“2017年春、東大和のドーナツショップでの、囲み取材のような、インタビューのようなときのことも忘れられない。
じゃあそろそろ取材終了で、と記者たちが席を立ったときのこと。手をつけられないでいたドーナツを急いで食べ始めた私を見ると、「慌てなくていいよ。僕もコーヒーおかわりしようかな」と言ってくれたクリス。
私がドーナツを食べ終えるまで、それからの予定などを話してくれた、なんということのなかった、あのガラス張りの店内の、晴れた午後を思い出す。”
温かい人柄がにじみ出るエピソード
Skating family mourns the loss of Chris Reed (JPN)
世界中のフィギュアスケートファンが、きっと覚えていてくれる、と思う。
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