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奇跡の5連続得点

2016年08月19日 04時34分33秒 | スポーツ

 日本バドミントン史上初、オリンピック金メダル
 リオ五輪・バドミントン女子ダブルス決勝、高橋礼華/松友美佐紀ペアが、クリスティナ・ペデルセン/カミラ・リター=ユール(デンマーク)を破って優勝した。
 世界ランク1位、つまり大本命で臨んだ大会で、グループリーグでは1ゲームも落とさず3試合2-0勝ち、余裕の1位通過。決勝トーナメントに入ってからは、マレーシアのペアに1ゲーム落としたが、準決勝の韓国ペアは2-0で退ける。
 決勝の相手は、予想していた中国ではなく、デンマークの長身ペアだった。第1ゲーム、少し浮いた球を叩かれたり、ミスが出たりで接戦の末落とす。
 第2ゲーム、松友が判断よく前で攻め、大きくリード。デンマークペアは、やや集中力が切れたような感じでミスを連発。ファイナルゲームに体力を温存
 ファイナルは一進一退、どちらも大きくリードすることができない。日本ペアはロングサーブを叩かれたり、サーブ自体をミスしたり デンマークペアはスマッシュやドライブが速く、日本ペアの打つコースをかなり読んで対応してくる。
 15点過ぎからリードされ、16-19に。あと1ポイントで相手のマッチポイント・・・
 しかし、松友が機敏に前で動き、高橋がスマッシュで崩し、3ポイント連取して追いつく。
 問題は次の1本。取られれば相手のマッチポイント。だが、2人ともすっきりと落ち着いた顔で、しっかり攻めてものにした。
 Gold Medal Point。スマッシュをドライブで返そうとした相手の球がネットにかかった。勝った

 途中、2つほど微妙な判定(?!)があった。
 1つは、高橋選手が相手の打った球がサイドアウトになると見て打たず、実際アウトになったとき、デンマークペアが猛然と抗議。うっかりシャトルに触れた?と思ったら、「コーチたちが『アウト』と声を出した」というのだ。
 リプレイを見ると、選手が判断する瞬間にコーチたちの口が開いているようではあるが、「アウト」と言っているかどうかまではわからない。声が聞こえたとしても、コーチではなく観客の可能性もあり、証明のしようがない^^;(そもそも、わりとはっきりしたアウトだったので、判断ミスして打つ可能性は低かった。)これは審判に却下され、日本のポイントとなった。
 もう1つは、デンマーク選手がネット際でクロスに打った球がふらふらっとぎりぎりネットを越えて日本側に落ちた。これに松友選手がデンマーク選手を指して何か言っている。
 打った瞬間、もう1度ラケットに当たったという抗議だ。イン/アウトを確認するチャレンジシステムはあるが、それ以外は映像確認のシステムが導入されておらず、審判は却下した。別の角度からスローリプレイ映像で、ラケットに2度当たっているのがはっきり見えたが
 松友選手としては、ネットを越えてきた球をヘアピンで返すことは可能だった。返せばおそらく相手は取れない状況だったから、それでポイントを取ってしまってもよかったんだけど、相手のフォルトが明らかだと思ったんだろう。
 卓球のエッジボールみたいに、流れを左右しかねない2つのポイントだったが、最終的には大きな影響はなかったようだ。

 表彰式でメダルをかけたのは、デンマークのフレデリク王太子殿下。ペデルセン/リター=ユールは、銀でなく金だったらもっと嬉しかったかな、、、
 君が代が流れる間、高橋選手は涙をこぼしていた。松友選手はゆったりと歌っていたが、最後に涙を拭った。
 表彰台に中国選手がいない(3位は韓国ペア)というのも、ちょっと不思議な感じ

 女子シングルスの奥原希望選手は、プサルラ・V・シンドゥ(インド)に敗れた。日本時間19日夜の3位決定戦に回る。こちらも頑張れ~~~

コメント
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