AKB48の旅

AKB48の旅

指原莉乃 with アンリレ

2012年09月25日 | AKB
普通に見てると何の違和感もない。けれどもよく考えると、たぶん変なのかも。アンリレは全然バックダンサーじゃない。川栄さんなんていちばん写ってるし、入山さんも加藤さんも、やはり美人は目を引く。途上感はあるものの、それなりに華がある。4人で踊ってるんで、ノイエの影もあるようなないような。

ミニEXILE式の、ダンスとボーカルの分離でもない。さっしーはいちおう踊ってる。衣装も特に差別化されてない。さっしーのソロ曲のはずなのに、さっしーが一番目立たない。普通に見てると何の違和感もないんだけど、よくよく考えてみるとやっぱりこれって変なんだ。なのにその「変」が説得力を持たない。

これって、まさに狙い澄ましたさっしーの「定位置」なんだと思う。この位置取りができるのはさっしーのみ。まさにオンリーワン。

NHK視点・論点「秋元康 運のつかまえ方」

2012年09月24日 | AKB
例によっていつもの秋元康だった。とにかく新しい情報を出さない。これまで語ってきたことから半歩すらはみ出さない。その徹底ぶりは見事としか。

録画を流し見しながら言葉を拾ってみると、「運は平等」「あきらめない気持ち」「チャンスの順番」「得意分野だけ手を上げる」「自分との会話」「人生は勝ち越せば良い」・・・言い回しまでも前例踏襲。なので、新たな知見とかはないんだけど、それでも無理筋でもいくつかの指摘はできそうに思う。

まず、これは既述だけど、語り口からは思想色やイデオロギー色はやはり感じられなかった。この年代の方に多いと思うんだけど、団塊の通った後のガラクタを嫌という程見せつけられてるんで、だいたいがそういう方向性になるよう。ただ、秋元康の場合、そうですらないのかも知れない。

あとは「運」という言葉を経験を背景にして語っているな、そう思わせる語り口だった。表情には一切出さなかったけど、多くの実例を目の当たりにした、そんな一人一人の姿を顧みながら、自らの経験として語ってるようには見えた。その経歴と立場を考えれば、その語りの一言一言が重い、厚いはずなんだけど、うーん断定的に書くのははばかられるんだけど、少なくとも私には表層的に、悪意を込めた表現だと、どこか軽薄に感じられてしまったのは事実。

「本心」という言葉は使いたくないんだけど、言葉のそれこそ1ミリ奥には、全く違った考えが隠れてるかのような、秋元康という存在の表面の薄皮一枚だけを見せられているような、聞かされているような、そんな微妙なんだけど居心地悪さがあった。

なぜかとしばし考えてみて、そもそも必要最小限の情報で語るんで、厚みがないのはあたりまえとも言えそうだけど、かてて加えてやはり感情表現なのかなと。ルックス的にアレだというのもあるけど、感情が表に現れない。しゃべり口にも感情が載らない。そんな佇まいがネガティヴに反転して、表裏のある感じ、酷薄な感じを醸し出しているのかなと。

作詞を通して、あるいは高橋みなみさんを通して見聞きする秋元康は、人間性豊かなけっこう熱い人間に思えるんだけど、こうして本人の語り口に接してみると、埋めがたいギャップを感じざるを得ない。どうしてもそこに「悪意」を想定したくなる。それを誤解と断定して良いのかどうか分からないけど、少なくとも一般的には「誤解」されてるであろう、その要因はこれなんだろうなと感じた。

週刊新潮9月27日号「秋元康研究 第2回」

2012年09月23日 | AKB
今回はどうやら看板に偽りなし、ほぼすべてが秋元康関連になってて、なかなか興味深い。と言っても、本ブログで書いてきたことを逸脱するような事実関係についての記述はなかったように思う。ギャンブル好きで大金をかけてたというのは、事実上の公開情報だと理解してるし、強いて言えばルーレットの賭け方、バカラの賭け方の詳細が新情報かも。

けれどもどうだろ。億単位で負け続けて、普通に身が持つだろうか。独身の時ならまだしも、妻子持ちになったあとにもかかわらず「15億」という具体的数字が出てきてるんだけど、そんなの奥様が許さないんでは。この辺り、どこまでが事実で、どこからが誇張というかねつ造なのか。

あとは、相変わらず最後の辺りでルサンチマンが吹き出すのがご愛敬。

以下引用

そして、秋元のルーレットの賭け方に見るAKB48との接点。やぐら賭けにしろ、農協張りにしろ、決して一点勝負ではベットしない。独りのアイドルではなく、複数の少女達を侍らせて複数勝負を賭ける。大当たりすれば大きく稼げる。少なくともどれかひとつが当たれば、損はしない。ギャンブルにひたすら耽る秋本の姿の中に、AKB48の原点があるように思えてならない。

以上引用

せっかくの取材が、こういう軽薄な書きぶりで台無しになる・・・と言うほどのものでもないか。「一点勝負」にこだわる理由がないし、「複数勝負」のなにが問題なのか分からないし、ついでに週刊誌なんだから「侍らせて」なんて表現はお手の物か。プロデューサー稼業はギャンブラーなんてのは、いわば常識みたいなもんなんだし、それで鬼の首とったようにドヤ顔されてもなあ。

この「第2回」の内容のうち、事実関係に当たるものをフラットに見れば、現実を真摯に受け止めた上で、その一歩先のリスクを取りに行く、常に複数の方向性を試し、想定外にも果敢に攻め対応するという、本ブログが考える秋元康の方法論そのものにしかならないように思うし、それはきわめて真っ当なもんだと思うんだけどね。


兒玉遥さんの9月20日ぐぐたす

2012年09月22日 | AKB
以下兒玉遥さん9月20日ぐぐたす引用

素敵な生誕祭公演終りました\(^o^)/

こんな、大きな花束を頂いたのと
こんなに沢山の方に祝って頂いたのは初めてだったので
どう喜んだらいいか分からなかったんですけど
今までの人生で一番の生誕祭でした♡

15歳の私は
センターというポジションになって
どうして私なんだろう?

歌もダンスも上手くできないし
そんなに可愛くもスタイルも良くないのに…
どうして?と何度も悩みました。

そんな中でも、
応援してくださる皆さん
そしてメンバーが支えてくれたからこそ
ここまで来れたのだと思います。
ありがとうございます!!!!!!


メディアに出させていてだいたり
「New ship」の
カップリングに参加させていただいたり
「真夏のsounds good」に
初選抜させていただいたりしたのに
その期待に応えられませんでしたし
総選挙でも結果を残せなくて
悔いの残る1年になってしまいました。


今、特に悔しいのは
28th「UZA」のシングル選抜に入れなかったことです。
さくらっちが選抜されたのは
素直に認めることができました。
でも、それを、認める自分が一番悔しいし
情けないし憎い。

今まで何してきたんだろう?って。

原因はきっと
私の実力不足です。
選抜に入れる実力ではないと
自分でも分かってます。

自分のペースで進めば良いって思ってたけど
このままじゃ駄目なんです。
すでに遅れている私はこのペースじゃ
追い付けないし、追い越せない。


選抜に外れてからこそ、
こんなことに気づけたし
こんな気持ちを味わえた。
すっごく悔しいけど、有難いことで
す。

応援してくださる皆さん、メンバー
そして、秋元先生ありがとうございます。


だから、16歳の私は
ちょっと駆け足で、実力をつけて
大飛躍できる年にしたいです。

個人として一番近い目標は
・30thのシングルに選抜されること。

一番大きな目標は
・来年も総選挙があるのなら、総選挙に入ること。

そしてHKT48が
もっともっと大きなグループになるために、
勢いをつけるために
私がセンターとして胸をはって
率先して行動しようと思います!

今日は素敵な生誕祭を
本当にありがとうございました(◎Ü◎)

私は、あなたに出会えて
あなたに応援されて
本当に幸せです。

ありがとうございます。

これからも自分を信じて
そして、あなたを信じて
頑張っていきます✌

ついて来てください!
これからも宜しくお願いします!!

おやすみなさい。
ぷひゅーはー♡

以上引用

16歳になったばかりなんだよね。凄いとしか。自身の存在様式を冷静に客観視できていて、その上で明確な目的意識を持って人生に立ち向かうなどという、大の大人でもムリゲーすぎるのに、「限界を超えて」までも、本当に実現してしまえるんだろう。

こういう決意を語れる兒玉さんはもちろんなんだけど、同様にして48Gからは、意識の高い人材がきら星の如く輩出し続けているという事実、そこに感動するというか呆れるというか。外からは見えずらいけど、その事実をもって、48Gのあらゆる部分、あらゆる階層で、無数の良循環が形成されていることが分かると思う。

48Gはどこまで突き進むんだろう。もちろんこれが動的平衡の前のめりである以上、同化>異化を維持できなくなった時、つまりは成長を維持できなくなった時が一つの正念場になるんだろう。秋元康がどこまで自覚的なのかは分からないけど、オーディションを続けてるということが多分その答え、つまりは分かっててやってるんじゃないか。

けれども、かつての江戸文化同様、既にして「日本」という枠組みでは飽和っぽい。だからこその、資本主義経済同様、あるいはネズミ講同様、成長しつづけなければならない存在様式であればこそ、そこに自覚的だからこそのJKT、そしてSNHという展開なのだと信じたい。

ご本人の口からは、日本式サービス産業としてのアイドルのフォーマット輸出みたいな話しか聞けてないように思うけど、発散してカタストロフを迎えるまで行っちゃって欲しいし、地球の総人口を考えるなら、秋元康の存命中に、そこにまで至ることはないかも知れない。

”UZA”の衝撃

2012年09月21日 | AKB
画面が暗いし、無駄なアップが多くてダンスの全貌やフォーメーションが分かりづらい、駄目じゃんTBSというわけで、まだ全貌を掴み切れてないけど、やはりこういう話題は旬が大事なんで、なんか書いてみる。

まず、これで完成形なのか。大島優子とJのダブルセンターと言いつつ、見せ場のダンスパートを踊ったのは、高橋さん、大島さん、山本さん、峰岸さんの四人だった。Jが脚を怪我してる情報があるので、たぶん山本さんが代役だった可能性が高いと思うけど、その件も含め、もう少し様子伺いかも。それと、男性ダンサーの違和感がなんとも。今回限りのスペシャルバージョンだったという報道もあるけど、できればそうあって欲しい。少なくともテレビ番組での披露では、フォーメーションを相当変えるのは必然と思われるので、その辺りとの兼ね合いもね。

楽曲自体は攻めてる感じが出てて良いできだと思うし、ダンスがかっこよくって相当癖になるヴィジュアルだけど、声の加工も相まって、正直、口パクがどうしても気になってしまうところがある。ここまでダンスナンバーなら、EXILEに教えを請うて、ボーカルとダンスを分離するという選択肢はなかったのか。一例、高橋さんと小嶋さんをボーカル専念にして、北原さん、梅田さんをダンス要因として戻すとか、高橋さんと河西さんあたりをボーカル選任にして、田野さんを入れるとか。

ああ、それ以前に支店6人枠がまるまるアンダーになる可能性があるんだから、ここが宮澤さん、河西さん、北原さん、梅田さんと、田野さん、武藤さん、岩田さんあたりでアンダーを争うことになるのかな。

些細なことはともかく、常に攻めの姿勢を崩さず、前例踏襲にもこだわらない、秋元康は今、楽しくてしようがないんだろうなと想像できるし、そんな無茶ぶり迷うことなくついて行く、常に逆風に切り込む上位メンバーの姿には、ひたすら感動するしかないな。