AKB48の旅

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「AKB48白熱論争」読了

2012年09月02日 | AKB
読了と言いつつ、正直に言うと流し読み。前半はまだしも、後半はちょっと苦痛だったかも。前にも書いたように批判とか批評とか、そんなおこがましいにも程があることをするつもりもないけど、まあこれから議論が深まっていくと良いな的な。

うーん、何を書けば良いんだろう。まずは「非選抜アイドル」が参照されてなかった。AKBというものを論じるには、「非選抜アイドル」は必須だと思うんだけどな。それと「Show must go on」の扱いも震災がらみのみ。「to be continued」も「1ミリ先の未来」も出てこない。これらはみんな当然のごとく織り込まなきゃいけない基礎資料になると思うんだけど、それとも、そういう考え方自体が間違いなのか。

「文脈」という言葉はどっかで使われてたように思うし、プロレスとの関係性の議論もあったけど、ハイコンテクスト概念があまり認識に登っていないというか、そこら辺がやや迷走してる感じ。それと、一神教VS多神教概念も取り扱われてたけど、せっかく「百億の昼と千億の夜」や「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」出してくるんだったら、そこら辺をもうちょっと掘り下げたらいいんじゃないかなあ・・・。

さっしーの才能については、ほぼ同意見のようで、ここは嬉しかった。まあ誰が見てもそう評価できるってことかな。秋元康論の部分は、けっこう不満。ここだけは「不満」と言っちゃおう。直接ご本人を知る方達なんだし、もう少し何とかならんもんか。あとは、共同体論や複雑系の話は、やはりなかった。

あとがきを見ると、次の著作が控えてるようなんで、そっちに期待かな。