AKB48の旅

AKB48の旅

週刊新潮9月27日号「秋元康研究 第2回」

2012年09月23日 | AKB
今回はどうやら看板に偽りなし、ほぼすべてが秋元康関連になってて、なかなか興味深い。と言っても、本ブログで書いてきたことを逸脱するような事実関係についての記述はなかったように思う。ギャンブル好きで大金をかけてたというのは、事実上の公開情報だと理解してるし、強いて言えばルーレットの賭け方、バカラの賭け方の詳細が新情報かも。

けれどもどうだろ。億単位で負け続けて、普通に身が持つだろうか。独身の時ならまだしも、妻子持ちになったあとにもかかわらず「15億」という具体的数字が出てきてるんだけど、そんなの奥様が許さないんでは。この辺り、どこまでが事実で、どこからが誇張というかねつ造なのか。

あとは、相変わらず最後の辺りでルサンチマンが吹き出すのがご愛敬。

以下引用

そして、秋元のルーレットの賭け方に見るAKB48との接点。やぐら賭けにしろ、農協張りにしろ、決して一点勝負ではベットしない。独りのアイドルではなく、複数の少女達を侍らせて複数勝負を賭ける。大当たりすれば大きく稼げる。少なくともどれかひとつが当たれば、損はしない。ギャンブルにひたすら耽る秋本の姿の中に、AKB48の原点があるように思えてならない。

以上引用

せっかくの取材が、こういう軽薄な書きぶりで台無しになる・・・と言うほどのものでもないか。「一点勝負」にこだわる理由がないし、「複数勝負」のなにが問題なのか分からないし、ついでに週刊誌なんだから「侍らせて」なんて表現はお手の物か。プロデューサー稼業はギャンブラーなんてのは、いわば常識みたいなもんなんだし、それで鬼の首とったようにドヤ顔されてもなあ。

この「第2回」の内容のうち、事実関係に当たるものをフラットに見れば、現実を真摯に受け止めた上で、その一歩先のリスクを取りに行く、常に複数の方向性を試し、想定外にも果敢に攻め対応するという、本ブログが考える秋元康の方法論そのものにしかならないように思うし、それはきわめて真っ当なもんだと思うんだけどね。