AKB48の旅

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NHKEテレ「高校講座日本史」第2回「弥生文化と小国家の形成」

2014年05月04日 | AKB
もしかして、ちょっと怪しくなってきたかも。

個別の事項についての取捨選択は妥当なものだろうけど、そのそれぞれについての解説や、関係性についての説明、つまりは「歴史物語」的な部分については、いろいろアレだったように思う。もっともそこは、これが「高校講座日本史」なんだから、ある意味当たり前なんであって、一応は従来からの通説に従っただけとも取れる。

それでも、ちょっと深読みしてみるなら、微妙な問題を回避してるとも見なせなくはない。縄文時代から弥生時代への変遷については、単なる気候変動だけではない、複数の要因が絡んだ、より包括的で説得的な見方が存在するけど、そこには一切触れてない。これは「報道しない自由」のようなもので、隠蔽に当たらないだろうか。稲作や青銅器、鉄器の伝来についても、悪意の視点からは明らかに意図的に見える、ある種偏向した説明に終始してるとも取れる。

これとは反対に、土保さんが京都国立博物館にまで出向いて、三角縁神獣鏡の「完全」復元と魔鏡のレポートをしてて、これって「そこかよ」な部分なのに、時間を使ってけっこう詳しく取り扱ってた。この番組全体としてのバランスの悪さと断言してしまうけど、それが都合の悪い部分、避けて通りたい部分をスルーした結果じゃないか、曇った視点からは、そんな邪推にも繋がってしまう。

うーん、なんか曖昧に書いてしまうけど、TPE48のその後が聞こえてこない中、それでもSNH48が立ち上がってる中、そして都市圏人口から見て、いつかはSUL48の実現を目指さなければならないかもしれない中、この辺りのより客観的な歴史について自覚的である必要があるとともに、嘘やプロパガンダに騙されないリテラシーが求められるように思うんだけどなあ。