AKB48の旅

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ネ申テレビSeason14のハワイ拡大版での現地男性人気投票

2014年05月03日 | AKB
録画したままほったらかしだった、ネ申テレビSeason14のハワイ拡大版を、今頃になってようやく見てるんだけど、「ハワイで100人の外国人に聞きました。AKB48グループの中で恋人にしたいのは誰?」企画の結果が、なるほどもので興味深かった。結果は某所より引用の以下の通り。

01位16票 高橋
02位12票 大島
03位10票 倉持
04位06票 北原・横山・加藤
07位04票 藤江・矢倉
09位03票 梅田・入山・島崎・高城・大矢・柴田
15位02票 岡田奈・渋谷・渡辺麻・山本
19位01票 柏木・川栄・木本・須田・古川・峯岸・北川・小嶋真・永尾・古畑

0票 木崎・松井玲・松井珠・高柳・小嶋・渡辺美

結果から見ても、まず間違いなくやらせではないと思う。顔写真のみで選ばせたというのも大きいんだろうけど、ある種分かり易い、そして日本人的な視点からは気が付かれにくい傾向が、はっきり現れてるように思う。

上位3人はぶっちぎりと言って良いと思うけど、はっきり共通してるのが精神的に「大人」なことかと。ハワイの男性は、当然のように大人の魅力を持つ女性、つまりは生存できる可能性の高い女性、子を産み育てる能力の高そうな女性を選んだと考えられる。それが欧米というか、グローバルスタンダードな価値観だろう。

アイドルの価値とはカワイイことなんだけど、そのカワイイとは子供属性なんであり、子供とは不完全な人間にして、無力な存在であり、大人によって守られなければ生きられない、守られても生き残れるとは限らないひ弱な存在。それが戦乱に明け暮れ、疫病に苦しんだ歴史を持つ世界の、言わば常識だったと考えられる。だから彼らは、役に立たないどころか、足手まといでしかない子供ではなくて、「大人」の女性を求めることになる。

この辺りのことは、過去ログであらかた書いてしまったけど、恐らく日本だけが異なった価値観を創出した。それが正にオタク文化にしてアイドル文化なんであり、長期的な平和と安定した衛生環境という恵まれたインフラのもと、高信頼社会、持続可能社会を世界で唯一実現できてしまったからこそ、大人になって子を育てるという要請が薄まるとともに、子供属性であるカワイイが至上の価値を有するに到った。

現在ではこれに、栄養、医療、情報というインフラまでも加わってるわけで、ある意味、日本最強というか、究極のぬるま湯とも言える状況に到ってると考えられる。だから、成長という最重要の子供属性をないがしろにしても、いつまでも子供のままでいられるという甘えが持続するかのような、そんな幻想が蔓延ってしまってるとも言える。

そして20世紀という「戦争の世紀」が終わって、戦争のできない世界になって、言わば戦争ではなくて平和の方が、むしろデフォルトの時代へと変わってきた。そこだけ見ると、世界が日本に追いつきつつあるとも言えるわけで、だからこそ、アイドル文化が世界から受け入れられる土壌が、培われつつあると思われる。

なんか大風呂敷になってきたんで、これはこれにて。