我が家では今、ジャコウアゲハの羽化ラッシュです。
自宅の周りで確認できていた蛹が、ひとつふたつと羽化し、
それに加えて、確認できていなかった蛹もどこかで羽化しているらしく、
毎日数頭のジャコウアゲハが庭を飛び回っています。
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ジャコウアゲハ♂の羽化と、不法侵入
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5月20日もまた、♂の羽化でした・・・
羽化したのは、こんな場所(8時24分)
翅を乾かしている、ジャコウアゲハの♂です(11時03分)
一化や二化の蛹は、食草のウマノスズクサにぶら下がっていることが多かったけど、
三化の越冬蛹ともなると、ちゃんと軒下とか物陰などで蛹になるのですね・・・
こちらは、先に羽化した♂たちです♪
庭を飛び回っているけれど、時には葉に止まって休憩したり、
お花に止まって吸蜜したりして、わたしたちを楽しませてくれてます。
ガラス戸の向こうを行ったり来たり、出窓の向こうで舞い上がったり…と、
お部屋の中にいても、ジャコウアゲハには和まされます。
網戸の向こうからご挨拶してる、ジャコウアゲハ♂♪
今日は窓を開けて座布団を干していたら、
いつの間にかジャコウアゲハが不法侵入してました!
網戸のこっちから外を眺めている、ジャコウアゲハ♂♪
一応不法侵入の証拠写真を撮ってから、網戸を開けて出してあげました・・・
庭で舞っているのは、全て真っ黒な♂ばかり。
♀が羽化してくれないと、次の世代へと命が繋がっていきません!
ヤキモキする日々が続いていたのですが、とうとう♀が羽化しました♪
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幻日と、ジャコウアゲハ♀1号の羽化
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それは昨日のことでした・・・
朝、久し振りに『幻日』が現れた!
現れたのは、右幻日だけですが…♪
田植えが済んだ田んぼを赤く染めて、それもまたきれい~♪
幻日を眺めていたら、「今日は何かいいことがありそう…」って思えてきた
いいことがありましたぁ~
待望の、ジャコウアゲハ♀が羽化した!
羽化したのは、こんな場所(10時28分)
コンクリートの壁には、羽化前の蛹がひとつ見える(10時42分)
翅を乾かしている、ジャコウアゲハの♀1号です(13時46分)
ここで、♂と♀を並べて翅色の違いを見て見ましょう・・・
左が♂ で 右が♀です♪
(♂♀ともに、上に登場した写真と同じものですが…)
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ジャコウアゲハ♀2号の羽化と、交尾ドラマ
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こちらは、本日の目玉コーナーです・・・
偶然にも、ジャコウアゲハの交尾シーンが撮影できました♪
アゲハの交尾シーンを見たのは、初めてです!
(リアルな描写が多数ありますから、興味のない方はスルーしてくださいね…)
昨日に続いて、今日もまた♀が羽化しました・・・
これは喜ばしいこと! これで命のバトンタッチもできそうです。
羽化したのは、こんな場所(10時17分)
翅を乾かしている、ジャコウアゲハの♀2号です(10時26分)
写真を撮っていた時のことです。
まだ翅が乾いてない♀のところへ、♂が2頭やってきた。
さぁーて、これから始まる壮絶な♀の争奪戦と美しい交尾シーンを、
じっくりとご覧いただきましょう・・・
奥に♀、手前2頭が♂(10時29分09秒)
激しくもみ合ってる様子です(10時29分13秒)
この時点で、交尾カップル成立のようです(10時29分16秒)
…なのに争奪戦に負けた♂は、まだしつこく迫ってます(10時29分28秒)
(ワスレナグサから花粉は出てないけど、白い粉は何でしょうね…)
なかなか諦めようとはしませんね(10時29分56秒)
どうなっちゃってるのか、わけわかりません(10時30分02秒)
ここでようやくお邪魔虫が退散しました(10時31分03秒)
感動的な、美しいシーンです♪(10時46分13秒)
あっ、また♂がやってきた(10時46分27秒)
でも大丈夫、カップル成立のままです(10時57分40秒)
いなくなっちゃったかと思ったら、少し移動してまだカップルのまま(12時57分21秒)
そして、♀だけが残されていた(13時01分29秒)
10時半頃にカップルが成立してから交尾終了までは、約2時間半!
長時間本当にお疲れ様でした。
2時間半もの間、ずっと側で監視してたわけではないですよ。
ここは、たまたま出窓から見える場所でしたから、
後半はお部屋の中から時々覗いてました・・・
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ジャコウアゲハ♀3号の手乗り
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そして、夕方のことです・・・
通路を歩いていると、通路下のハナショウブの細い葉で風に揺られている♀を発見!
羽化したばかりでしょうか、美しい♀です。
周辺を探したけれど、蛹の抜け殻は見つかりませんでした。
ハナショウブの葉に止まっていた、ジャコウアゲハの♀(18時10分)
夕方で心細かったのでしょうか、手乗りもしてくれてとっても可愛い♀でした。
手乗りした、ジャコウアゲハの♀♪
そして翌朝の追記です・・・
夕方の♀はどうなっちゃのか心配で見に行ってみると、隣のルナリアで眠ってた!
昨夜のお宿はルナリア♪(5時35分)
ジャコウアゲハさんの寝相です♪
目が覚めたら、高い木の茂みの中へと飛び立つのでしょう・・・
庭では、かなりの数の越冬蛹が羽化しているはずなのですが、
羽化の瞬間にはまだ一度も出会ってません・・・
でも、交尾シーンという貴重な場面に出会えたことは、
本当にラッキーだったと思います。
争奪戦から交尾まで、ゴチャゴチャしてはいますが、な
るほどという感じです。
アゲハチョウ科の交尾はアゲハの1回切りしか見たこと
がありませんが、チョウが大きいだけに見映えがします
ね。
その場合は、♂♀とも開翅したまま三角形の頂点を重ね
合わせてつながっていたので、スッキリしていました。
アゲハチョウ科は皆そんなパターンかと思っていました。
チョウの知識がほとんどなかった時代に、キタキチョウ
の蛹の周囲に♂(かどうかも分からなかった。)が何頭
もいたのを見たことがあります。
当時は何だったか理解できず、とおり一遍の撮影をした
だけでした。今思うと残念なことでしたが、その後は蛹
すら見かけたことがありません。
それを思うと、たくさんの蛹があると、様々な生態が観
察できて、これからも楽しみですね。
いいシーンが撮れましたね。
ジャコウアゲハ自体、見たことがありません。
食草が違うのでしょうね。
カップル誕生、よかったですね。
次世代も期待できそうですね♪
♂と♀の見分けがつきません。
あ、ここが違う・・・と思っても
それは個体差だったりします。
初心者用の簡単な見分け方が
あれば教えてください!
なんとまあドラマチックな!
ドキドキしながら拝見しました。
羽化したばかりで もう次の世代へのバトンタッチ作業が始まるとは!!
10:29からずうっとお邪魔虫していたのですか?
などと訊こうと思ったら
「10時半頃にカップルが成立してから交尾終了までは、約2時間半!」
「後半はお部屋の中から時々覗いてました・・・」
なのですね。
そこの窓は本当に「いい窓」!いろいろな風景が見られますこと。
あ、「出窓」の方ですか。
出窓も何回も登場されますものね、やっぱり「いい窓」ですね。
あっちでもこっちでも羽化して ジャコウアゲハたちが暮らす・・
しばらくの間、みさとガーデンはジャコウアゲハの舞う園か~。
すばらしい~。
苦節4年だったのですね。
ごほうびは手乗り!!
宗旨替えされて心優しくなられたとはいえ、
(ん? どこかで同じようなこと書いたような気もするけれど…)
今回のタイトルは素直に嬉しいです。ありがとうございます♪
今までにも、羽化直後の♀を何度も見てはいるのですが、
翅を広げて乾かした後は、ほとんどが高い木をめがけて飛んで行ってしまいます。
今回の♀1号も空高く舞い上がって、屋敷林の方へと行ってしまいました。
ところがこの♀2号の場合は、
翅を乾かしている最中に♂たちに見つかってしまったようで、
写真を撮っていたわたしの目の前での争奪戦となりましたから、
あまりの突然のことで、一瞬何が起こったのかわかりませんでした。
こんなことは滅多にないから、あっちからこっちから…と、
もう夢中で何枚も撮影しちゃいました。どの写真を載せようか悩むほどたくさん・・・
以前キアゲハが羽化した時も、同じような場面に出くわしたことがありましたが、
その頃はまだ色んな知識がなかったので、
「誕生したばかりの幼子になんて酷いことをするのだろう!」と怒ったものです。
キタキチョウの蛹は、わたしも見たことがありません。
考えてみれば、普通に庭で舞っている蝶も、そのほとんどは蛹を見たことがない気がします。
たくさん見たのは、キアゲハくらいでしょうか・・・
今回の越冬蛹では、様々なことを学びました。
一化や二化の蛹と違って三化の越冬蛹のほとんどは、
ちゃんと冬を越せるような場所で蛹になっていたことに驚きました。
でも昨日は、ブドウ棚の錆びた鉄の棒で羽化してましたけどね。夏の時と同じように・・・
鉄棒の真下の位置でしたけど、これにはビックリ! ぜんぜん気付かなかったですよ〜
一化の幼虫を里子で育てて蛹になった時には、多くがウマノスズクサで羽化しました。
でも、昨年の晩秋に片付けたウマノスズクサに、蛹は全くいませんでしたから・・・
他にも、二化の蛹が羽化することなく長期間かかって越冬をして、
三化の蛹と一緒に羽化することができるんだってことも、今回初めて知りました。
やはり数が多ければ、様々なドラマが見られるのですね・・・
今のところ、元気に飛び回る♀の姿はまだ見かけませんが、
数日後にはウマノスズクサで、♀の産卵シーンも見られるかと思います♪
どんどん伸びていたウマノスズクサが、ここにきて随分葉を開いてきました。
♀の羽化が遅かったのは、「この時」を待っていたからなのでしょうか・・・
少し前までは、最高気温が30℃以上にも上がったりして、
真夏のような日が続いていたのですが、
なんと、今朝はストーブを炊きました!
雨が降って良いお湿りとなったと、主人は喜んでいいるけれど、
これでまた雑草が一気に出てくるんだと思うと、わたしは気が滅入ります。
ジャコウアゲハの交尾シーンなんて、見たこともなかったですから、
写真をいっぱい撮ることができて、嬉しかったです♪
争奪戦が始まったかと思うと、あっという間に交尾カップルが成立して・・・
これにはちょっと驚きました。
その後も続いた敗者の♂の執念深さにもビックリです!
自身の子孫を残すため、形振りかまわずに必死なのですね。
見ていて気の毒になりました・・・
交尾シーンは、あまりにもリアルすぎて目を背けたくなることもあるのですが、
今回のジャコウアゲハのカップルは、とても美しいシーンだと思いました。
ジャコウアゲハの食草は、ウマノスズクサという植物です。
昔は土手などにたくさん生えていたようなのですが、
今ではほとんど見られなくなってしまい、
ジャコウアゲハが生息できなくなってしまったようなのです。
我が家では、数年前にウマノスズクサを頂いてきて、
庭に植えて育ててきました。
昨年はジャングルのように生い茂って、たくさんの幼虫を養うことができ、
それがこの春の羽化に繋がっています。
今年初めて、嬉しい春の羽化ラッシュを迎えました♪
このように特殊な植物しか食べない蝶の場合は、
その食草を育てることがまず第一です!
mcnjさんのところの裏山にも、もしウマノスズクサが生えていれば、
ジャコウアゲハに出会えるかもしれませんね・・・
やはりアゲハチョウは違いますね。豪華です!
大きな蝶のカップルは、豪華で美しい〜
ようやく雨が止んで薄日がさしてきましたが、
庭を飛び回っているのは、相変わらず今日も真っ黒な♂だけで、
♀の姿はまだありません・・・隠れていて出てこないのでしょう。
でも、少くても3頭の羽化は確認できてますから、
そのうちに産卵ラッシュも始まると思いますよ。
♂♀の区別は、なかなか難しい場合が多いですね。
蝶の種類によってそれぞれ違いますけど・・・
ツマグロヒョウモンやツマキチョウなどは、
見たからに翅の模様が違うから、♂♀は簡単に見分けられます。
ヤマトシジミやツバメシジミなどは、
翅表(翅を開いた時)の色が、♂はブルーで♀は茶色(黒っぽい)という、
翅色の違いで、これも簡単に見分けられます。
(ジャコウアゲハの場合も、翅色が随分違いますからすぐにわかりますが…)
でもキアゲハなどのように、見た目ではほとんど見分けがつかない種が多いですよね。
わたしが時々お世話になっているこちら(↓)のサイトに、キアゲハ♂♀の識別方法も載っています。
http://yoda1.exblog.jp/12674514/
簡単な見分け方ではないとは思いますが、参考にされると良いかと・・・
他には、「蝶の種名」「♂♀違い」などと入れて検索をかけてみると、
それぞれの種での♂♀の違いを載せているサイトが見つかるかと思います。
わたしの場合、パッと見で♂♀の区別がつかない種については、
必要な時以外♂♀の区別はほとんど気にせず、調べもせず、ブログにも記載しません。
だって今のわたしの知識では、せいぜい何蝶という蝶の種類だけで精一杯ですもん。
それだって、ネットで特徴を並べて検索かけたり、
これかなぁ…と思う種名で画像検索して、手元の画像と見比べたり…と、
これでも色々と苦労してるんですよ〜(笑)
こんなお答えで、ごめんなさい・・・
一昨年の夏あたりから、ジャコウアゲハの羽化でブログを賑わしてましたから、
今年はもう静かにしてようかと思っていたのですが・・・
こんなドラマチックな展開を見過ごすわけにもいかず、
争奪戦の一部始終を、固唾を吞んで見守っていました。いえ、撮影してました。
その現場が、ちょうど出窓下でしたから、
「まだカップルなの?」「いつまでそうやってるつもりなの?」などと思いながら、
時々出窓から眺めていました。
まさかね、2時間半もそこにしゃがんではいられませんから・・・
この出窓は柿の木にやってくる野鳥観察専門なのですが、
この下は今でこそ半分クリスマスローズのミニガーデンにしちゃったけど、
元々は「蝶を呼ぶ土手」と称して、
フジバカマやブッドレアやフェンネルなどを植えてあります。
…なので、秋には窓にアサギマダラの舞う姿が見え、
今年の春はジャコウアゲハが舞う姿も見えて、
今回たまたま出窓下で羽化した♀がいたので、
このような交尾カップルもこの窓から監視できたってわけで、
「とってもいい窓」なのです・・・
しばらくの間は一化のジャコウアゲハが舞って、そのうちにまた二化が舞い、
そして秋には三化が舞って…と、3回羽化ラッシュがやってきます。
そうなると、食草のウマノスズクサがどっさり必要になってくる!
大きな終齢幼虫は、太い茎まで喰いちぎってしまいますから、
緑だったウマノスズクサのジャングルは、秋頃には枯葉のジャングルと化してしまいます。
洗面所の窓から見える場所にウマノスズクサでタワーを仕立て、
出窓から見える場所にはウマノスズクサをアーチに仕立てて…と、
二箇所で大食漢の幼虫たちを養う準備が整いました。
その周辺には、地下茎から増えたウマノスズクサが生えてきて、
予備軍ウマノスズクサも準備OK! さぁー産卵ラッシュよ、やってこい! …です。
ご褒美の手乗り・・・羽化直後の蝶は怖いもの知らずなのですよ〜♪
色んな場所。
本当に、きちんと見回っているからこそですね。
そして、交尾。
長いのにびっくり。
そんなに時間が必要なの?
それとも、蝶的な気持ちの問題?
蝶の気持ちを聞いてみたくなりました。
そして、メスの翅が綺麗なのにも驚きました。
色々見せていただき有り難うございました。
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これを感謝せずに見ることはできません。