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つぶやき…

2018年09月11日 | 日々の暮らし

今日はここでひとりごとをつぶやいてみる・・・

次のブログ更新ができる時に、このつぶやきも密かにアップしようと、

PCフォルダの中に閉まっておいたひとりごとを本日公開。

 

少し前の話ですが、

旦那さんの友人からお電話があり、顔を見に来たいとおっしゃってくれたようだ。

でも、今はまだ自宅にいるとはいえ入院中と同じ治療をしている状態なので、

数ヶ月後になるけれど、できれば治療が済んだ頃に来てほしいと丁重にお断りをしたという。

 

電話があってからほんの数日経ったばかりの土曜日、

なぜかその友人が突然「ピンポーン」とチャイムを鳴らして玄関に立っていた。

信大へ入院中にもお見舞いに来てくれたもう一人の友人を伴って、お二人での訪問だ。

信大へお見舞いにきてくれた時は、ちょうど娘と一緒に行ってたのでお二人にお会いして、

わざわざ遠くから来てくれたことがうれしく、心から感謝したのだが・・・

後になって旦那さんから、宗教のお話(早い話が勧誘?)で病院へきたのだと聞いた。

こんな状態の時に、しかも病院まで(押しかけて)きて、なんて無神経な人たちなんだろうと、

無性に腹が立ち、その日はお見舞いに頂戴した菓子折りを開くことすらできなかったのだ。

 

そんなことがあった後なので、「またか?」と少しは警戒もしていたけれど、

せっかく遠くから来てくれたのだから、そのまま帰っていただくわけにも行かず、

ベッドに横になって休んでいた旦那さんを起こし、家に上がっていただくことにした。

急だったので大したおもてなしもできなかったけれど、

旦那さんと談笑している様子を見て、来ていただいて良かったなぁ…と思った。

会社時代の思い出話やお二人の近況などを聞きながら、旦那さんも嬉しそうに色々話してた。

病気以外の話題で盛り上がっていることに、わたしはホッとしたのだ・・・

今の旦那さんにはこんな時間が必要なんだと思って、ありがたかった。

そして、わたしは畑に行ってキュウリとナスとトマトを収穫し、

せめてものお礼に、お二人に新鮮野菜をお持ち帰りしていただくことにしたのだ。

 

1時間半ほど過ぎた頃、何やらテレビに繋げてDVD(だったのかな?)を観ようと促されたらしい。

最初は旦那さんもお断りしていたようだけど、結局三人でDVD鑑賞を始めた。

隣室に聞こえてくるその内容は、余命いくばくもない女性が元気になったという「体験談」のようで、

出だしのお話なんか、こちらはもう耳を塞ぎたくなるような、そんな夢も希望もないような悲痛なお話・・・

きっとこの結末は、宗教の力でその女性は健康を取り戻し、めでたしめでたしということなのだろう。

でも話の最初の部分を聞いているだけで、

今病魔と戦っている旦那さんや身内のあの人この人とも重なって、悲しくて辛くて涙ポロポロだ。

(身内でまたとても心配な病人が一人増えたから、今は余計に辛い…)

そんな内容に耐えられなくなったわたしは、ドアを開けて言ってしまった。

「もうそんなDVDはやめてもらえませんか!

そんな話は、今のわたしたちは聞くのも観るのも無理です! 主人も同じ心境だと思います」と。

冷静にしゃべっているつもりなのに、嗚咽で言葉も途切れてしどろもどろ・・・

年甲斐もなく泣き叫びながら今の心境を訴えて、DVD上映をやめさせてしまった。

 

お二人は、少しでも元気付けようと思ってしてくれたことだろうから、

お気持ちはよくわかるし、旦那さんを思ってくれる気持ちはとてもありがたい。

でも、今の段階は主治医との信頼関係が一番だと思っているし、ようやくそうなってきたのだ。

毎日不安におののいて、それでも主治医を信じて必死に毎日自宅治療を続けている。

お二人が来た前日の診察時には、少しずつ快方へと向かってきているという主治医の言葉に、

主治医と共に三人で喜んで、これからも頑張れるぞ! …と、そう思って帰ってきたばかりなのに・・・

その時の治療は、塞がってきた傷口を局部麻酔で再度切り開いたりして、

病院で結構大変な処置をしてきたけれど、前向きに頑張ろうとしている時だったのだ。

訪問してくれたお二人には、前日の病院でのお話や最近の病状も最初に伝えてあり、

主治医との関係や快方へ向かっていることも、一緒に喜んでくれていたというのに・・・

それなのに、あのようなDVDを観せるとはどういう神経をしているのだろうか。

人間同士なので、それぞれにお互いの気持ちというものがある。

自分が良かれと思ったことでも、それを押し付けるのは如何なものかと思うのだ。

悪く考えれば、「人の弱みにつけ込んで…」と思ってしまう。

せめて今の大変な治療の最中には、このようなことをしてほしくなかった!

 

この日わたしは旦那さんのお友達にとても失礼なことをしてしまい、思い出せば今でも心が痛む。

でも、そんな態度をとってしまったわたしを責めることなく、

「よく言ってくれた。俺もあんなものは観たくなかった…」

という旦那さんの言葉に、ちょっとは心が軽くなった気がした。

毎週水曜日には、病院で主治医による治療を受けている。

今の旦那さんにとって、自宅での治療のやり方が良くて快方へと向かっているという、

そんな「主治医のお褒めの言葉」が何よりのお薬だと思う。

病院へ一緒に付いて行っても、運転手にもなれないしなんの役にも立たないわたしだけど、

一緒に主治医と談笑しながらお話を聞いて、旦那さんが少しでも元気になってくれること、

それがわたしにとってのお薬なのだ・・・

 

今日はわたしのつぶやき・・・ゆえに、コメ欄は閉じさせていただいてます。

次回の記事はいつものようなお気楽な内容で、いつものような写真入りで、

いつものように更新したいと思っています。

この記事とほぼ同時更新にして、こんなつぶやきはサッと後ろへと流したい・・・

それでも一言、いや三言四言つぶやいてみた。

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