よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

3.11はどのように歴史に刻印されるのでしょうか。

2011年03月18日 | 技術経営MOT

今回の大震災で甚大な災害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。犠牲になられた方々、ご遺族の方々に深くお悔やみを申し上げます。

海外の友人、知人などからもSNS、メールなどで連絡をいただいていますが、一様に「日本全体が壊滅状態」、「終末」、「黙示録のような風景」などという反応が多いのには驚きました。映像メディアを通して、あのような光景ばかりを見ていると、どうしても日本全体が壊滅的な状態になると思い込んでしまうのでしょう。

海外の友人を相手に解説・議論している時間はないので、わりと早くustreamに公開されたNHKの"Official NHK WORLD TV Live"を見ることを薦めています。これを見ると日本でなにが起きているのかが手に取るようにわかるので好評です。

技術経営、リスクマネジメント、ハザードマネジメント、医療マネジメントなどの観点からメディアからコメントを求められましたが、国難、想定外、技術リスク、盲点といった言葉を散りばめたコメントがぜひとも欲しいとのことでした。

今日で3.11からちょうど一週間が経過しましたが、この一週間でこのような言葉をなんど聞いたことでしょう。

今回の事象(またこの言葉も頻繁に用いられます)を俯瞰するとき、「絶対絶命」という言葉こそふさわしいと思います。

「絶体絶命」の4文字を分解すると 「糸 色 体 糸 色 命」となります。これを訓じると、「 いとしきからだ いとしきいのち」と読めます。

 「 いとしきからだ いとしきいのち」

たがいに生老病死の苦を共有している同胞のかけがえのない姿を鏡にして、刮目すべきは、生老病死の過程を生きる自分自身の姿なのかもしれません。

人は決して、ひとりでは生老病死を過ごすことはできません。生きるとは「生」のみならず、「生老病死」のすべての過程をまわりの人とともに歩むことです。

いったい、3.11はどのように歴史に刻印されるのでしょうか。今の段階ではよくわかりません。なにか3.11の前と後を比べると、大きな断層の存在を感じざるを得ません。その前代未聞の大断層が動いたのが東北関東大震災なのでしょう。

リスクマネジメントや技術経営のテクニカルな視点からの解説などは後日、プライベートなブログでなく、日経ITProなどで論評する予定です。