よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

Oxford, Skoll~慶應シンポジウム

2008年12月04日 | 日本教・スピリチュアリティ


2週間くらいまえに読み始めたAlex Nichollsの"Social Entrepreneurship"
そのなかで、Ms.Kim Alterという社会起業に関するコンサルティングと教育活動をしている人が書いた章に感銘をうけた。社会企業のビジネスモデルを類型化してわかりやすくまとめてある。

ああ、こういう人に会って話をしてみたいと思った。なかなかの美人でもある。笑)

それから、渡辺教授からSkoll財団と慶應義塾大学が社会起業シンポジウムをやるということでパネリストを頼まれた。ひとつ返事でOK。数日後にプレゼンテーターのリストがwebに掲載された。

そこで、おおビックリ。Ms.Kim Alterがそのセッションでスピーカーをするのだ。労せずして彼女と会えることになった。ラッキー。

話のポイントは:

4つの戦略的なレンズ(フレーム)がある。
・Stakeholder Engagement
・Knowledge Development
・Resource Allocation
・Culture & Value

このフレームを活用してインドの社会事業を支援してきた事例の紹介。組織開発コンサルティングでよく使うフレーム手法。NPOと株式会社がシナジーを効かせて協働するモデル。

専門的な話も実におもしろいが、この話のながれを彼女にコーヒーを片手にすると、「それってSynchronicityですよね」ということになり意気投合。市場、社会性、イノベーションがクロスする場で、独自の場づくりをする社会起業家にとって、Synchronicityを感知したり、発動させたりするある種のmentalreadinessは重要な能力要件じゃないか。

いい「場」には、なるほど特殊な磁力がでているようだ。その場に、知的な志向性を共有するpractitioner やthinkerが集まり、いろいろなアイディアが共有され、クリエイトされてゆく。

カジュアルな雰囲気でとてもクリエイティブな集まりだったと思う。シンポジウムもよくデザインされていた。