よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

いろいろなミーティング

2005年06月22日 | 自転車/アウトドア
今日は社外の方々とのミーティングが多い日か。

朝一番でZend Japanの鈴木社長のご訪問を受ける。言わずと知れたZend Technologyとアライアンスをしてオープンソースがらみの市場では台風の眼のような存在の会社だ。鈴木さんは優秀で、ざっくばらんで話が速い方。こっちもざっくばらんで話は速い方なので、いろいろ話がはずむ、はずむ。そして濃~い議論をさせていただいて、大変勉強になった。シナジーを効かせて、相互補完のカタチをいかにつくるか?各論はここでは明かせないが、、、。

午後は信金キャピタルのキャピタリストの方が来社。Moody'sでA1、S&PでA+の高い格付けを得ている信金中金がフェニックスから買収したキャピタルだ。なんでも新聞記事を読んで、ケアブレインズのサイトをなめるように読んでから来たそうな。

はっきり言って、昨今のVCの投資姿勢に大きな疑問を持っている。株式の買い戻し特約にいろいろ書き連ねて、とことん投資する側のリスクをヘッジしまくっている。買戻しさせることを想定するのなら、はじめから投資するなよ。元来、株を売った、買ったの取引には投資契約書など不要なのだ。間接金融における社長個人保証も資本主義の根本を否定しているが、ベンチャーキャピタルのセコイ株式の買い戻し特約も、プライベート・エクイティ・ファイナンス、資本市場の根本を否定して余りあるものだ。

もっとも、いろいろな特約とひっつけて投資契約書を交わす、交わさないも、どうぞ投資する側、される側のプライベートな話し合いでやってください、となるがゆえに「プライベート」エクイティ・ファイナンスが成立するわけだが。

さて、ベンチャー企業としては、ねじまがった契約形態のファイナンスでも資金欲しさから出資を受けざるをえないこともあるのは事実だ。いや、そのようにしてまでも投資を受けることができるVBは優良ベンチャー企業なのかもしれない。ただ、そうまでして「優良」にはなりたくない。