散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100623最近読んだ本

2010年06月23日 21時21分24秒 | 読書
■「スペースプローブ」機本伸司
月着陸のミッション計画中、どうやら地球外生物のメッセージが発見された。先の見えない月探検より、異星生命体とのコンタクトを目指すが…。非科学的要素が意外と強い。

■「ありふれた手法」星新一
完全に民話にシフトした感じ(再読)。

以下、図書館の6冊。
■「真日本タブー事件史」別冊宝島編集部
ふーん。

■「サポートさん」日向蓬
いろいろな理不尽状況における、人々のふるまいを描いた話。ちょっとした楽しさがある。

■「男の居場所」勝谷誠彦
三宮図書館にて読んだ。この人、精神的なマッチョだよね。

■「二人乗り」平田俊子
姉→妹→その夫の結婚生活を、3話のロンド形式で書いた本。特に事件は起きず、微妙な面白さである。

■「長崎くんの指」東直子
寂れた遊園地にたまたま集った人たちの物語。

■「月とアルマジロ」樋口直哉
知人からアルマジロを預かってほしいと頼まれて、そのうちに彼女との連絡手段である携帯電話が故障し、そのこわれた電話で謎の女性とのコンタクトが取れてしまう。これも不思議、微妙系。

***
世の中一般の普通小説は、ごく普通にありそうな、しかし微妙な出来事を描いているから興味が持てないのだな。

SFにしても推理小説にしても、このジャンルは人を驚かせてなんぼなのだ。全宇宙が破滅したり、実は人類が○○だったり、密室殺人のトリックは○○だったり、犯人と被害者と探偵が同一人物だったり、すなわち、これらのジャンルは初めての発想、誰も考えたことのない結末に価値を置くのである。

日本一、世界一を目指す人と、街のちょっとカッコいい人。たとえ完成度が異なったとしても、見果てぬ夢を目指す人にあこがれないか。


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