散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

仕事の旅(9)広島

2018年08月28日 19時00分41秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
博多駅から東方面への新幹線はバンバン出発しているが、5分後のさくらの切符を購入。乗り場が良く分かっていないので慌てたが、何とか乗車に間に合い、広島に向けて出発である。この新幹線は2列2列の座席で、幸い隣には人が座らなかった。





新幹線は早いなあと思う間もなく、1時間強で広島に到着。



広島駅からは前回の訪問でたまたま発見して気に入った居酒屋「GH」へ歩いて向かう。市電で1駅先なのだが、とても区間が短いので歩いて行けるのだ。



ちょっと迷ったものの店を無事発見し、入店。幸い混雑はまだ始まっておらず、テーブル相席の一角に座る。さすがにこの暑さだ、ビールを注文してメニューの検討に入る。



まずは刺身かということで、太刀魚刺しを注文すると、今日は入っていないとのこと。店のおばちゃんに「こっち来て見なさい」と冷蔵ケースに案内される。いろいろある中から、北海道でも珍しくはないが、見た目が美味そうだったカツオ叩きを注文。後は前回来た時に品切れで涙をのんだ、魚の皮だな。



カツオ叩きは量がたっぷりあり、薬味はニンニクと赤柚子だ。少しにおいが気になって、前半は赤柚子で食べる。小ネギを入れてポン酢をたっぷりつけると、これは間違いのないうまさだ。後半、ニンニクを少々、大葉も合わせて食べるとこれもいい味だ。

魚の皮は「下にネギがあるからよく混ぜて食べて」との指示に従い、ぐりぐりと混ぜる。いろいろな魚(鯛と後なんだろう)の皮を湯がいたものだと思うが、河豚皮ほどプリプリはしていないものの、歯ごたえのある楽しいつまみだ。



次に酔心の上撰を燗にしてもらい、前回感動した豆腐煮付を注文。酒があまり飲めなくなってきたから、こういう時は燗酒が落ち着く。そして豆腐煮付は相変わらず魚の出汁がしみ込んだ逸品。燗酒と豆腐で満足できる人間になってきたな、私は。



もう一つあら煮(鯛あら煮というのが別にあったので、こっちはいろいろな魚のあら煮だと思う)を注文したかったが、腹が膨れてきて断念。ここは気の合う飲み仲間(いないけど)と一緒に来たい店だ。


→おばちゃんが一人客の私に置いて行った新聞。ああ…

帰りがけに若旦那に「札幌からきました。2回目です」というといたく喜んで、勘定をしている間に話をさせてもらった。この若旦那、常連さんだけでなく、初めての客と話をしている感じがとてもいい。力まない自然な会話というか、こういう人が目配りをしている酒場は素晴らしくなるのだなあと実感した。





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