散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110421最近読んだ本

2011年04月21日 21時03分06秒 | 読書
■「47都道府県 女ひとりで行ってみよう」益田ミリ
食べ物の好き嫌いが多く、あまりにもその土地のことを知らない作者。まあ、世の中には色々な人がいるものである。ちょっと数えてみると、私はちゃんと行ったことのある都道府県が20つ、通過しただけが4つと、何とか半分越えはしているのである。

■「香菜里屋を知っていますか」北森鴻
シリーズ最終巻であり、エピソードもそれぞれ別れを思わせるものばかりである。更にあろうことか、この後作者もお亡くなりに…。ところで、バーの老マスターが常温のジンを使ったために、マティーニの味が水っぽくなるというエピソードがあるのだが、必ずしもそうとばかりは言えない。私が過去一番感動したマティーニは、常温から作っていたのである。

この本には「双獣記」という未完作品も入っているのだが、あまりにもカラーが異なるので、これは編集の失敗だと思う。

■「太陽系はここまでわかった」リチャード・コーフィールド
何よりも地球外探査を優先せよという気持ちはないのだが、惑星や衛星の判明したことを分かりやすく一般に伝えることができれば、もう少し盛り上がるのではないかな。「はやぶさ」の成果も大きいのだが、何とか帰還したという情緒的な部分だけで盛り上がってしまうのも、困ったものである。いや、これは日本人のメカ萌えが出たものなのかもしれない。

■「九段坂の春」高田崇史
シリーズ登場人物の若き日の姿を描いた作品。しかし、こんなに歴史・古典に造詣の深い高校生はいない。

以下、図書館の2冊。
■「筒井康隆の文藝時評」筒井康隆
さすがに実作者とあって、それを踏まえた評論になっている。

■「ライトノベルよ、どこへいく」
角川スニーカー文庫、ハヤカワHiブックス、富士見ファンタジア文庫等は、SF(近傍)作品も多いので、かなり読んでみた私である。それゆえ決してライトノベルというジャンルに対して、否定をする気はない。どちらかというと、変に掘り下げてダメになったSFをカバーしてくれたのだという思いがある。しかし、ケータイ小説だけはダメだな。あれはジャンル丸ごと否定したくなる(偏見)。


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