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散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

新春東京(8)蒲田飲み

2018年01月05日 20時40分14秒 | 飲み歩き・東京
ということで、東京駅から蒲田に移動。今日は蒲田飲みだ。

1軒目はいかにも大衆酒場らしいつくりの「B」へ。開店すぐに入ったため、1番目の客になってしまった。コの字カウンターの席に腰を下ろし、焼酎+炭酸を注文。つまみは刺身3点盛りだな。



まったく甘さの無い酎ハイ(これがいい)を飲みつつ、マグロ、イカ、鯛の刺身を食べる。マグロは凡庸、鯛は皮がついているのは良いが、湯引きの具合なのか少し硬い。意外とイカがいい鮮度で楽しめる。

焼酎のナカをもらい、煮込み赤を注文。「赤」というのは肉の部位のことかと思ったが、少し辛い味付けのことらしい。「白」というのがあるのだが、そちらはおそらく辛味が無いのだろう。煮込みはいろいろな内臓部分と豆腐、こんにゃく等が入っており、いい味だ。



ところでカウンター内はお姉さんが注文を取ったりしているのだが、この方が若々しく(20代前半?)、じろじろ見るのもよろしくないし、目のやり場に困る。それが原因ではないのだが、今日は何軒か行ってみたいので、ここで勘定をしてもらう。ぼちぼち客が来ていたが、後で見るとほぼ満員だったので、人気の店なのだろう。



勘定をしてもらうと、しじみと素麺のスープが出てきた。これは寒空にいい。



続いて2軒目。今度は立ち飲み焼きとんの店にしよう。レモンサワーを注文し、焼き物はしろ、ほほ、なんこつをお願いする。

ほほとなんこつは塩、しろはタレ味で辛子がついてくる。それぞれ特徴の違うのを注文したので、いろいろ食べられて良かった。

 

ここで常連らしき3人組がやってくるのだが、どうも我が物顔の振る舞いが気になる。気になりつつ、ハイボールと台湾肉巻き串というのを注文。3人組の下らない話を聞かされているうちに、現在この店にいる5人中2人(私を入れると6人中3人)が北海道出身と言うことが分かった。分かったが、「私も北海道です」と名乗りを上げる感じじゃないしなあ。

台湾肉巻き串というのは、エノキともやしを豚肉で巻き、台湾ラーメン(名古屋発祥)などにかかっているミンチを載せたものである。どうやらこの店、そもそも名古屋本店らしいのだ。



で、食べてみると、味付けはいい感じなのだが、焼き上がってから串を抜いたりしているうちに、思った以上に温度が下がるのだ。店の入口が密閉されていないせいかもしれないが、この点がもう一つだったかな。

よし、かなり腹一杯になりつつ、3軒目はバー「CT」へ。久々の訪問だったが、ここも開店すぐであったため、1番目の客となってしまった。

さて、1杯目はモスコミュールでスタート。バーテンダー氏が「久しぶりですね」と私に気が付いてくれた。そこで、2杯目は「カンパリとウイスキーの入った、オールドパルじゃないカクテルを」と面倒な注文をする。



出されたのは、バーボン+カンパリ+グランマニエ+ドライベルモットのカクテル。これはカンパリのほろ苦い周りを、グランマニエの甘さが包む、なかなか良くできた味となった。今年のカクテルテーマを探しているのだが、カンパリでいいことにしようかな・・・。

3杯目はアクアビットパリジャン。スピリッツベースのスタンダードカクテルのベースをアクアビットに変えるというのも、テーマとしては面白いかも。但し、パリジャンはカシスが強すぎるので、ベースの味があまりしない。シルバーブリットのほうが良かったかもしれない。

 

結構酔っ払ってきたので、3杯までとしておこう。



と言いつつ、もう一つ締めが欲しい。そこで昨日通りがかって気づいていた、回転寿司のすし「M」へ。

最初に目についた、マグロ5貫と燗酒のセットを注文する。マグロの種類、部位はいろいろだが、なかなかいいんじゃないか。





最後はあら汁と光もの三貫(鯵、サンマ?、しめ鯖)を頼んで、これで本当の締め、満足感が出てきた。





4軒も行ってしまい、ふらふらになりながらホテルに帰り、早めの就寝。16892歩。

新春東京(7)北斎&応挙

2018年01月05日 15時28分12秒 | ART
■すみだ北斎美術館「めでたい北斎~まるっとまるごと福づくし~」。ここも当然、新春のおめでたい展示である。



葛飾北斎「『略画早指南』前編」:円や方形など図形を使ったデッサン術を見せるもの。
葛飾北斎「『伝神開手北斎漫画』十三編 三面大黒天」:大黒天、弁財天、毘沙門天の三面神が描かれた、めでたい(?)作品。
葛飾北斎「『伝神開手北斎漫画』十二編 笑門に福来る」:恵比寿が河豚を釣り上げてビックリするというパートがある、面白作品。

この後、「めでたい生き物」「めでたい草木」「めでたいお話」とおめでた展示が続いた。作品は半紙本が多く、華やかなものは少なかった感じがする。

常設展も眺めていこう。



常設展示室はこんな雰囲気。かなりの作品が写真撮影可能である。



正月の記念撮影コーナーでは、七福神の持ち物が置いてある。

 

後、おみくじコーナーがあったので引いてみると「大吉」だった。だから何ということはないのだが。

 

次の写真は、両国の街角の小さなギャラリーコーナー。作品は販売しているが、タイトルはあれども作者名がない。



両国から三越前に移動し、次は三井記念美術館だ。

■三井記念美術館「国宝雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」。ここも新春おめでた展示だが、特に「鳥」をテーマにした作品が多かった。また、入り口のあたりがバタバタしていたのだが、全体的には人が少なく、優雅に見ることができた。



仁清「色絵鶏香合」:正月には仁清のにぎにぎしさが似合う。
「鶴卵香合 前後軒園中産」:鶴の卵を半分に割って、中を金仕立てにしたもの。他にも孔雀の卵をつかったものもあった。
「玳皮盞 鸞天目」:鳥と蝶の文様が描かれた、天目茶碗。この文様は何度見てもいい。

狩野栄信「四季山水図」:スケールの大きな、雄大な作品。これは気持ちがいい。
渡辺始興「鳥類真写図鑑」:63種ほどの鳥類が描かれた、いわゆる図鑑。説明はカナ文字で書かれているが、いったいカタカナっていつから使われているんだっけ。
象彦「宝相華紋蒔絵二重手箱」:シャープな幾何学文様と緑漆の色彩が好み。
土佐光起「鶉図」:これは細やかないい作品だ。

さて、当初の予定ではもう一つ見に行きたい展覧会があったのだが、疲れたのと腰が痛くなってきた。無理はしないで、このくらいにしておくか。

新春東京(6)両国ランチ

2018年01月05日 12時24分19秒 | 食べ歩き
上野公園を出て、上野御徒町から両国へ移動。



ここで昼食ということで、以前、中々良かった「M」へ。前回は刺身と鯛かぶと煮という素晴らしい定食を食べたのだが、今日はあまりメニューがない。店の人が「今日のお勧めはお弁当です」と正月特製らしいものを勧めてくるが、1500円というのもなあ。

結局、通常メニューらしいものから、さごち味噌漬け焼き定食を注文する。待つことしばし、定食がやってきたが、悪くないんじゃないか。



ご飯と味噌汁にさごち味噌漬け焼き(どんな魚なんだ?→鰆の若い頃を言うらしい)、マグロ山かけ、さらに冷奴、ひじき煮、漬物、そしてデザート代わりにみかんまでついているのだ。

早速、さごちを食べてみると、いい味噌味のついたしっかりした身。食感はまながつおとか、そういう感じだろうか。ご飯と味噌汁が美味いのも重要である。マグロ山かけも悪くないマグロを使っているような気がする。

美味しくご飯を食べ、最後にみかんを食べ、これはこれで満足すべき昼食であった。



ここから近くのすみだ北斎美術館へ移動する。

新春東京(5)え、休みなの

2018年01月05日 11時10分27秒 | ART
朝食を食べ終わり、持ち帰り用のコーヒーを持って一旦、部屋に戻る。そうそう、昨日は出張で仕事だったのだが、私、今日は休みを取っているのだ。美術館・博物館の開館にあわせて出発するので、まだまだ時間がある。

やっと9時を過ぎたので出発。蒲田から上野に移動し、まずは東京国立博物館へ。10時開場だと思い込んでいたら、9時半に開いているようで、人の少ない中をするすると入場する。







花が飾ってあるなど、さすがに年始っぽい雰囲気だ。

■東京国立博物館「博物館に初もうで 犬と迎える新年」。特別1室・2室では犬にちなんだテーマ展示が行われている。

中国の「緑釉犬」。



その他の展示室でも特別公開や、いわゆるおめでたい作品が多く展示されている(別項で紹介しよう)。

 

ちらっと平成館も見に行き、かなり時間がかかる。

ここで突然、携帯電話が鳴り出した。私以外の人の携帯もなっており、どうやら地震警報らしい。

その後、身構えるも何も起きない。「東博の建物がつぶれるくらいなら、東京は全滅だな」とある程度覚悟もできたのだが、全く揺れもしない。結果的に後で分かったのだが、茨城県と富山県付近で同時に地震が起きており、それを全体として大地震と認識したための警報らしいのだ。何事も起きない中、そこにいた人たちも散っていった。

新春東京(4)朝食をまとめて

2018年01月05日 07時09分23秒 | 食べ歩き
今回はホテルの宿泊パックに朝食がついていた。そんなに変わりばえしないので、3日間まとめて公開しておくことにする。

1月5日
まあまあの体調で、6時起床。少々ダラダラして、7時過ぎに朝食会場へ。思った以上に広い朝食会場だったが、人が少ない。まだ、出張している人がいないせいか?

それなりに品数のあるところから、ご飯、味噌汁、オムレツ、ベーコン、切り昆布、梅干、鯵天ぷら、ポテトサラダ、野菜サラダ、オレンジジュースを選ぶ。量としてはかなり控えめ。昨日は思っていたより飲みすぎたようだ。



1月6日
早く寝すぎたため5時起床、6時半に朝食。今日から連休のためもう少し混雑しているかと思ったが、時間が早いせいかそんなことも無い。混雑するとしたら明日からかな。

今日は酒も残っておらず、かなり空腹。第1シリーズは、ご飯、味噌汁、スクランブルエッグ、ソーセージ、鯖味噌煮、納豆、漬物、野菜サラダ、春雨サラダ、アップルジュース。



第2シリーズは今日の一品、水餃子とカレー。やっぱりカレーを食べてしまった。その後、持ち帰りのコーヒーを持って部屋で時間をつぶす。少し食べ過ぎたかな。



1月7日
いよいよ東京も最終日となった。昨日早く寝たため5時に起床し、6時半に朝食。結局3日間とも朝食会場はガラガラだった。今日はいつものメニューに筑前煮が加わるくらいで、あまり代わりばえ無く朝食は終了。最後に半分ご飯をお代わりして、納豆で食べた。

代わりばえがしないとは言うものの、品数はそこそこあるし、持ち帰りコーヒーはあるし、文句をつける筋合いはない。