■「ダブ(エ)ストン街道」浅暮三文
夢遊病が高じて失踪した彼女を追い、行き方不明・脱出不可能というダブ(エ)ストン島へ。主人公は設定としては日本人なのだが、とてもそうは思えない不思議な文体。海外の不思議なユーモア小説のような感じなのだ(再読)。
■「ジョーカーゲーム」柳広司
戦時中の日本軍特殊スパイの話で、とても暗くなりそうなところがそうでもない。どこかに時代を越えた爽快感と、妙なユーモアがある。
■「人形はライブハウスで推理する」我孫子武丸
気弱な腹話術師が、腹話術人形側の強気な人格で事件の謎を推理するというストーリー。ユーモラスでありながら、事件は本格的で十分楽しめる推理小説(再読)。
■「ニッポンの書評」豊崎由美
書評の良し悪しや、同じ本に対するクロスレビューの結果、ネタバレ書評の良し悪しなど、かなりためになる本。素人でネット感想文を書いている人も(自分もだが)、是非一読した方が良い。
■「きままな絵筆」池波正太郎
再読。
■「函館水上警察」高城高
長らく沈黙してた作家の2008年の作品を集めた短編集。舞台は明治時代の函館とあって、その時代の暗さと開明さが両立している。いろいろとその頃の知識が無いと分からない部分が多いような気がする。
夢遊病が高じて失踪した彼女を追い、行き方不明・脱出不可能というダブ(エ)ストン島へ。主人公は設定としては日本人なのだが、とてもそうは思えない不思議な文体。海外の不思議なユーモア小説のような感じなのだ(再読)。
■「ジョーカーゲーム」柳広司
戦時中の日本軍特殊スパイの話で、とても暗くなりそうなところがそうでもない。どこかに時代を越えた爽快感と、妙なユーモアがある。
■「人形はライブハウスで推理する」我孫子武丸
気弱な腹話術師が、腹話術人形側の強気な人格で事件の謎を推理するというストーリー。ユーモラスでありながら、事件は本格的で十分楽しめる推理小説(再読)。
■「ニッポンの書評」豊崎由美
書評の良し悪しや、同じ本に対するクロスレビューの結果、ネタバレ書評の良し悪しなど、かなりためになる本。素人でネット感想文を書いている人も(自分もだが)、是非一読した方が良い。
■「きままな絵筆」池波正太郎
再読。
■「函館水上警察」高城高
長らく沈黙してた作家の2008年の作品を集めた短編集。舞台は明治時代の函館とあって、その時代の暗さと開明さが両立している。いろいろとその頃の知識が無いと分からない部分が多いような気がする。