本日は彫刻美術館→宮の森美術館→ポルトの3個所。

■彫刻美術館「北の彫刻展2010-時代をになう女性たち-」。何かタイトルが大仰だが…。そんなに、時代をになう必要もあるまい。
※「次代をになう」の誤りでした。でも次代もになわなくてもいいと思う。
川上加奈「48」:トランプのクイーンをモチーフにしているため、12×4種類で48ということなのだろう。お茶のセットも一緒に展示されており、「アリス」の雰囲気もある。女王はそれぞれ豪華な衣装を思わせる色彩をまとい、それぞれに強そうである。
佐々木雅子「あかるいおへや」:小さな人形を配しているのだが、1体は配電盤の上に座り、もう1体は湿度計の陰から展示室を除いている。展示会場を生かしたところが面白い。
富原加奈子「雪の景-風の中-」:コンチネンタルで見た作品を中心に、3点セットになった。確かに春に残された雪の塊にも見えるのだが、棺のイメージもぬぐえない。
渡邊希「Boundary」:階段のところに宙吊りになった漆の板。中央部が膨らんでいる。間違いなくこの展示会場の中心はこの作品である。意味性の強さが特にある形でもないが、何となく常に目に捉えてしまうような求心力がある。
伊東三千代「Women Spirit」:これは前庭に展示されていたもの。

同「アメノウツワⅣ」:これも庭にあったため、ハスのような形には水がたまっている(雨が降った訳でもないから、わざと水を入れているのか?)。

■宮の森美術館「宮島達男「その人と思想」展」。難しい展覧会だった。前半は彼の若い頃のパフォーマンス写真。サッカーゴールからゴールまでロープを張ったり、街中で叫んだり、街中にブラックボックスを置いたり、人拓を取ったりと、今見ると少々痛々しい。
最後に海辺に時計を配置した所から、オブジェ志向に変化し、時計→デジタル数字という転換が行われたのかなと思う。続いての部屋では、デジタル回路の展示。これまた興味がないため辛い。そして、一番奥の普段は映像室となっているところで、おなじみの作品が登場した(この展覧会向けに作成されたらしい)。未見者の興味をそがないよう、形式は書かないでおく。
■ポルト「北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010」。これは見に行かなくてはなるまい。何とか西22丁目まで足を運んでみた。
横山篤志:サトちゃんを忠実に再現した模型を作っている。破損状況もそのまま作るらしく、一番目立つ奴は、頭にガムテープが張ってあった。
吉原長次郎:遮断機、太陽、日の丸、自分の名前等をカラフルに描いた作品。戦前生まれの彼の心には、何が浮かんでいるのだろう。

藤井晋也:音をイメージ化して書いているらしい。作品を見て私が思い浮かんだのは、インド音楽かプログレだ。
佐藤朱美:クジャクを不思議な形の部品を寄せ集めて描いた作品。部品といい、色といいバランスが取れている。良い作品だ。
こうして見て、彼らの作品にはタイトルがないのだなと思う。それから非常に細かい形を繰り返す作品が多いのだが、割とそれぞれは大雑把でランダムに描かれている。恐らく私が同じ形を繰り返して描くとすれば、目的を履き違えるくらい、同じ形、同じサイズ(または一定の比率の変化)にこだわって描くだろう(この辺が芸術性のなさと言えよう)。いずれにせよ、興味深い作品を見た。
この後、二十四軒に移動し、アクアビットを2本購入。図書館に立ち寄ってから帰宅。日曜日にしては結構歩いた。14486歩。

■彫刻美術館「北の彫刻展2010-
※「次代をになう」の誤りでした。でも次代もになわなくてもいいと思う。
川上加奈「48」:トランプのクイーンをモチーフにしているため、12×4種類で48ということなのだろう。お茶のセットも一緒に展示されており、「アリス」の雰囲気もある。女王はそれぞれ豪華な衣装を思わせる色彩をまとい、それぞれに強そうである。
佐々木雅子「あかるいおへや」:小さな人形を配しているのだが、1体は配電盤の上に座り、もう1体は湿度計の陰から展示室を除いている。展示会場を生かしたところが面白い。
富原加奈子「雪の景-風の中-」:コンチネンタルで見た作品を中心に、3点セットになった。確かに春に残された雪の塊にも見えるのだが、棺のイメージもぬぐえない。
渡邊希「Boundary」:階段のところに宙吊りになった漆の板。中央部が膨らんでいる。間違いなくこの展示会場の中心はこの作品である。意味性の強さが特にある形でもないが、何となく常に目に捉えてしまうような求心力がある。
伊東三千代「Women Spirit」:これは前庭に展示されていたもの。

同「アメノウツワⅣ」:これも庭にあったため、ハスのような形には水がたまっている(雨が降った訳でもないから、わざと水を入れているのか?)。

■宮の森美術館「宮島達男「その人と思想」展」。難しい展覧会だった。前半は彼の若い頃のパフォーマンス写真。サッカーゴールからゴールまでロープを張ったり、街中で叫んだり、街中にブラックボックスを置いたり、人拓を取ったりと、今見ると少々痛々しい。
最後に海辺に時計を配置した所から、オブジェ志向に変化し、時計→デジタル数字という転換が行われたのかなと思う。続いての部屋では、デジタル回路の展示。これまた興味がないため辛い。そして、一番奥の普段は映像室となっているところで、おなじみの作品が登場した(この展覧会向けに作成されたらしい)。未見者の興味をそがないよう、形式は書かないでおく。
■ポルト「北海道アウトサイダー・アート・フォーラム2010」。これは見に行かなくてはなるまい。何とか西22丁目まで足を運んでみた。
横山篤志:サトちゃんを忠実に再現した模型を作っている。破損状況もそのまま作るらしく、一番目立つ奴は、頭にガムテープが張ってあった。
吉原長次郎:遮断機、太陽、日の丸、自分の名前等をカラフルに描いた作品。戦前生まれの彼の心には、何が浮かんでいるのだろう。

藤井晋也:音をイメージ化して書いているらしい。作品を見て私が思い浮かんだのは、インド音楽かプログレだ。
佐藤朱美:クジャクを不思議な形の部品を寄せ集めて描いた作品。部品といい、色といいバランスが取れている。良い作品だ。
こうして見て、彼らの作品にはタイトルがないのだなと思う。それから非常に細かい形を繰り返す作品が多いのだが、割とそれぞれは大雑把でランダムに描かれている。恐らく私が同じ形を繰り返して描くとすれば、目的を履き違えるくらい、同じ形、同じサイズ(または一定の比率の変化)にこだわって描くだろう(この辺が芸術性のなさと言えよう)。いずれにせよ、興味深い作品を見た。
この後、二十四軒に移動し、アクアビットを2本購入。図書館に立ち寄ってから帰宅。日曜日にしては結構歩いた。14486歩。
